奥歯をセラミックにしても後悔しない?メリットや後悔しない方法も解説|江坂駅近くの歯科・歯医者なら安岡デンタルオフィス

初診ご予約・ご相談専用

06-6310-4618

治療中・再診の方専用

06-6310-4618

[診療時間] 9:30-13:00 / 14:30-18:30 日曜・祝祭日休診

〒564-0051 大阪府吹田市豊津町2-11-1F(クライトンホテル江坂前)

お役立ちコラム

blog

2024.05.31

奥歯をセラミックにしても後悔しない?メリットや後悔しない方法も解説

奥歯を治療する際に、詰めものや被せものにセラミックを選ぶ人は増えています。しかし、その反面セラミックにしたことで後悔したという話も聞きます。なぜ、奥歯をセラミックにすると、後悔するのでしょうか?

この記事では、セラミックのメリットやデメリット、セラミックにして後悔しない方法などをご紹介します。歯の詰めものや被せものにセラミックを検討している方は、ぜひご一読ください。

セラミック治療とは

セラミック治療とは、欠損した歯などの詰めもの・被せものにセラミックという素材を使用する治療のことです。セラミックは美しく透明感があるため、前歯など目立つ部分の治療に使われることが多いです。

セラミックの種類

セラミックと一口に言っても、さまざまな種類があります。まずは、それぞれの特徴を見てみましょう。

まずは、オールセラミックです。名前の通りセラミック100%で作られており、セラミックの中で最も審美性が高く、耐久性と強度も優れています。次は、ジルコニアセラミックです。ジルコニアの表面にセラミックを貼り付けたもので、硬く割れにくいのが特徴です。

3つめは、ハイブリッドセラミックです。これはレジン(プラスチック)とセラミックを練り合わせて作ったもので、オールセラミックに比べると色や質感は劣りますが、費用を抑えることができます。

4つめは、メタルボンドです。内側が金属、外側がセラミックで、強度が強く割れにくいのが特徴です。ただし、角度によっては金属が見えてしまうこともあります。

5つめは、ラミネートべニアです。歯の表面を薄く削り、セラミックの薄い板を貼り付けたもので、歯を削る量が少なくてすみます。薄いため、割れやすいのが難点です。

セラミックのメリット

奥歯をセラミックにして後悔するケースもありますが、セラミックにはメリットも多数あります。ここでは、主なメリットを3つご紹介します。

自然で見た目が美しい

セラミックの最大のメリットは、自然で見た目が美しいことです。元々の歯と同じような色合いになるので、違和感がありません。変色もほとんどなく、長期間きれいな状態を維持できます。見た目の印象が良くなるので、口元にコンプレックスを感じることもないでしょう。

虫歯や歯周病のリスクを軽減できる


セラミックは表面がなめらかな陶器なので、汚れが溜まりにくく、虫歯や歯周病のリスクを軽減しやすいです。奥歯は前歯と比べて汚れを落としにくい箇所ですが、セラミックならば汚れを落としやすいので、歯磨きも楽です。

また、セラミックで詰めものや被せものを作ると、自分の歯との間にすき間がほとんどできないので、虫歯の再発予防にもつながります。

金属アレルギーや歯ぐきの黒ずみの心配がない

金属アレルギーの方は、素材によっては利用できないものもあります。その点、オールセラミックやジルコニアセラミックは非金属なので、金属アレルギーの方でも安心して使用可能です。

また、歯ぐきの黒ずみが起こらないことも、セラミックのメリットといえるでしょう。銀歯や差し歯だと歯ぐきが黒ずむ可能性がありますが、セラミックには歯ぐきの黒ずみの原因となるものが含まれていないので、歯ぐきが黒ずむ心配はありません。

セラミックのデメリット

奥歯をセラミックにして後悔する人がいるのは、なぜでしょうか?それは、セラミックのデメリットを理解していなかったことが考えられます。セラミックのデメリットは、主に5つあります。

自由診療のため高額

セラミックの最大のデメリットは、全額自己負担のため高額になることです。基本的に、セラミックはすべて保険適用外なので、ほかの治療法よりも高くなってしまうのは否めません。

大体1つの歯に50,000円程度の費用がかかるので、幾つもの歯をセラミックにする場合、かなりの金額がかかるでしょう。保険適用可能なハイブリッドセラミックもありますが、適用部位が限定されています。

割れるリスクがある

セラミックは金属ほど耐久性がないため、強い力が加わると割れるリスクがあります。特に、奥歯は噛む力が強くなりやすい箇所なので、割れてしまう人もいるでしょう。また、歯ぎしりや食いしばりの症状がある場合、治療後に歯が割れたり欠けたりする可能性もあります。

歯を削る量が多い

セラミックを割れにくくするには厚みが必要なので、その分歯を削ることになるのが一般的です。神経の近くまで歯を削ることになると、しみる可能性がある上、歯の寿命は短くなります。できるだけ多くの歯を残したい人は、奥歯をセラミックにするか十分に検討した方がよいでしょう。

神経を抜くことがある

歯を削った後、しみる・痛いなどの症状が続く場合、歯の神経を抜く必要があります。神経を抜くと歯に栄養が届かなくなるので、歯は脆くなりやすいです。神経を抜くことになって、後悔する人も少なくありません。

セラミックには寿命がある

お金をかけてセラミックにしても、一生きれいな状態が続くわけではありません。セラミックには寿命があり、耐用年数は10~15年程度といわれています。日々のセルフケアやメンテナンスを怠ると、さらに耐用年数が短くなる可能性があります。

奥歯をセラミックにして後悔しない方法



セラミックはほかの治療よりも高額ということもあり、セラミックにするからには満足できる仕上がりにしたいものですよね。ここでは、奥歯をセラミックにして後悔しない方法をご紹介します。

経験豊富な歯科医院を選ぶ

セラミックは、歯科医師や歯科技工士の技術によって差が出やすいです。奥歯をセラミックにしたい場合、経験豊富な歯科医師や歯科技工士がいる歯科医院を選ぶとよいでしょう。

何でも気軽に歯科医師に質問できるところだと、なおよいです。カウンセリングの時点で不安や違和感があれば、セカンドオピニオンをおすすめします。

自分に適した素材を選ぶ

セラミックの素材には、それぞれ特徴があります。セラミックで後悔しないためには、自分に適した素材を選ぶことが重要です。

例えば、食いしばりや歯ぎしりの癖がある方には、強度が高いジルコニアやメタルボンドがおすすめです。一方で金属アレルギーの方には、内側が金属のメタルボンドはおすすめできません。

セルフケアや定期検診を欠かさない

セラミックを長持ちさせるには、治療後のセルフケアや定期検診が欠かせません。治療の際削った歯は、天然歯よりも虫歯や歯周病のリスクが高いです。歯磨きをしにくい箇所は、歯間ブラシやデンタルフロスを使って磨いてください。

また、歯の痛みや腫れがなくても、必ず定期検診を受けましょう。虫歯を早期発見できれば、神経近くにまで虫歯が及ぶこともありません。

噛み合わせや色合いを確認する


噛み合わせや色合いの確認は、極めて重要です。例えば、噛み合わせが悪いと、歯並びが悪くなる可能性もあるので、仮歯を装着したときに違和感があるかどうか十分に確認しておきましょう。また、被せ物が完成すると色合いを変更することが難しいので、色見本で事前に確認しておくと安心です。

まとめ

奥歯をセラミックにして後悔しないためには、セラミックのメリットとデメリットの両方を把握しておく必要があります。そして、セラミックにはさまざまな種類があるので、自分に適したものを選ぶことも重要です。

歯は、一度削ってしまうと元には戻せません。セラミックを選ぶかどうかは、歯科医師と十分にカウンセリングした上で、慎重に決めましょう。

pagetop