2026.09.19
歯のブリッジ費用はいくら?保険適用・自費の相場や本数・部位別の違いを解説

歯を失った際の治療法として広く選ばれている「ブリッジ」。検討するにあたって、最も気になるのは「一体いくらかかるのか」という費用面ではないでしょうか。
ブリッジの費用は、保険適用か自由診療(自費)かだけでなく、失った歯の部位(前歯・奥歯)や欠損した本数によって大きく変動します。
一般的に目安となる金額は、3連ブリッジの場合、保険適用で約10,000円〜30,000円、自由診療で約30,0000円〜500,000円と言われています。
本記事では、ブリッジにかかる費用相場を、本数別・部位別に分かりやすく解説します。
歯のブリッジ治療にかかる費用相場【一覧表】

ブリッジ治療は、使用する素材や治療法によって、保険適用と自由診療に分かれます。
まずは全体の費用相場の違いをご確認ください。
※上記費用は一般的な目安(3割負担の場合)です。初診料・再診料・レントゲン代等は別途かかります。
保険適用と自由診療のブリッジの違いは?
保険適用のブリッジは、自由診療と比べて費用を抑えられる一方、使用できる素材や適用できる部位・条件に制限があります。
銀歯を使用する場合は、見た目や金属アレルギーが気になることもあります。
また、2026年6月からは、一定の条件を満たせば奥歯にも白い素材を使ったCAD/CAMブリッジが保険適用となり、選択肢が広がりました。
ただし、適用できる部位や欠損の条件などが定められています。
一方、自由診療では、保険診療では使用できない素材も選択でき、見た目や素材の特性など、希望や口腔内の状態に応じて治療方法を検討できます。
費用だけでなく、素材ごとの特徴や耐久性、メンテナンスのしやすさなども比較し、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。
【部位・本数別】ブリッジの費用目安
欠損した部位や本数によって、ブリッジの設計や費用は大きく変わります。
前歯のブリッジ費用(1本〜4本欠損)
前歯1本欠損(3連ブリッジ)
保険適用(硬質レジン前装冠・CAD/CAM):約10,000円〜30,000円
自由診療:約300,000円〜500,000円(オールセラミック等)
前歯4本欠損(連続欠損の場合)
保険適用:約20,000円〜35,000円
自由診療:約500,000円〜800,000円(※土台となる歯の強度確保が必要です)
参考記事:「【前歯のブリッジ】後悔する前に知っておきたい|費用相場や寿命を徹底解説」
奥歯のブリッジ費用(奥歯3連ブリッジなど)
奥歯は強力な噛む力がかかるため、耐久性が重視されます。
奥歯3連ブリッジ(1本欠損・両隣で支える標準型)
保険適用(銀歯):約10,000円〜20,000円
保険適用(CAD/CAM※条件あり):約15,000円〜35,000円
自由診療:約300,000円〜500,000円(強度に優れたジルコニア等)
奥歯のCAD/CAMブリッジは、お口の中の状態や噛み合わせによって適用できるかが細かく決まっています。
割れにくい安心感を求める場合は、圧倒的な強度を持つ「ジルコニア(自由診療)」を選ケースが多いです。
ロングブリッジ(4本以上の連続欠損)の費用と注意点
広範囲の歯を失った場合(4本以上の連続欠損など)に行う長いブリッジを「ロングブリッジ」と呼びます。
ロングブリッジの場合、支えとなる健康な歯(支台歯)に極めて大きな負担がかかるため、事前に精密な診断が必要です。
自由診療となり、費用目安は約60,000円~500,000円です。
参考記事:「ブリッジの適正本数は何本?部位ごとの適正本数と注意点を解説」
ブリッジ治療で費用以外にかかる隠れたコスト
ブリッジ本体の費用以外にも、治療の過程で以下のような費用が必要となります。
初診料・再診料・検査代
レントゲン撮影やCT撮影、歯周病検査など(約3,000円〜10,000円)
土台(コア)の費用
支える歯の神経がない場合、土台を作る費用(保険:約1,000円 / 自費:約10,000円〜20,000円)
仮歯代
噛み合わせや見た目を保護するための仮歯(1本あたり数百円〜数千円)
定期メンテナンス費
装着後の定期検診・クリーニング費用(1回あたり約3,000円〜5,000円)
ブリッジの費用を抑える方法と活用できる制度

自由診療のブリッジを選択する場合でも、以下の制度を利用することで実質的な負担を軽減できます。
医療費控除を利用する
一年間(1月〜12月)に支払った医療費の総額が10万円(所得によってはそれ以下)を超えた場合、確定申告を行うことで所得税の還付や住民税の軽減が受けられます。
自由診療のブリッジ治療も対象です。
デンタルローンを利用する
医療専用のローンを活用することで、一括払いが難しい場合でも月々数千円からの分割払いが可能になります。
参考記事:「歯医者の治療の値段相場はどのくらい?初診料や治療費を抑える方法」
ブリッジ治療の流れと期間、注意点について
ここでは、一般的な治療の流れと期間、注意点をわかりやすく解説します。
治療のステップ
初診・診断
レントゲンや口腔内のチェックで、欠損部や支台歯、神経の有無などの状態を確認します。歯周病や虫歯がある場合は、先に治療を行います。
支台歯の形成・型取り
欠損部の両隣の歯をブリッジの支えとして削り、型取りを行います。麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。
仮歯の装着
仮歯で噛み合わせや見た目を確認し、違和感がないか調整します。
最終ブリッジの装着
技工所で作製されたブリッジを装着し、咬合や隣接歯との接触を微調整します。
治療期間
一般的に、初診から最終装着まで2〜4週間程度が目安です。
歯の状態や治療内容によっては、もう少し期間がかかることもあります。
注意点・メンテナンス
- 支台歯に負担がかかるため、定期的な歯科受診が重要です。
- ブリッジ下や歯間の清掃は歯間ブラシやフロスを使い、汚れが溜まらないようにします。
- 支台歯の神経が残っている場合、装着後に一時的な痛みを感じることがあります。
- 定期的なプロフェッショナルクリーニングで、ブリッジの寿命を延ばすことが重要です。
ブリッジ費用に関するよくある質問(Q&A)
Q1. 保険でできる「CAD/CAMブリッジ」と「自費のセラミック」の違いは何ですか?
CAD/CAM冠はプラスチックが含まれているため、経年劣化による変色や摩耗、割れるリスクがセラミックよりも高くなります。
一方、自由診療のオールセラミックやジルコニアは、治療費は保険診療と比べて高額となりますが、変色が非常に少なく、より天然歯に近い透明感と高い耐久性を兼ね備えています。
Q2. 保険のブリッジと自費のセラミックブリッジ、寿命に差はありますか?
一般的に保険の銀歯ブリッジの平均寿命は約7〜8年と言われていますが、セラミックやジルコニアなどの自費素材は10〜15年以上長持ちするケースが多く見られます。
寿命に差があるのは、自由診療で用いられる素材は表面が滑らかで汚れが付きにくく、精密に作られているため二次虫歯になりにくいのも理由のひとつと考えられています。
参考記事:「ブリッジは何年もつ?20年持たせるコツと寿命が来た時の対処法を解説」
Q3. 前歯のブリッジを保険で作ると、やっぱり変色しますか?
保険の前歯ブリッジに使用される素材は、年数の経過とともに唾液の吸収や摩擦によって黄ばみや変色が起こりやすい特徴があります。
長期間変わらない美しさを保ちたい場合は、変色しないジルコニアやセラミックをおすすめします。
Q4. 歯が1本もない状態でもブリッジはできますか?
ブリッジは両隣に「支えとなる自分の歯」が存在することが前提の治療法です。
すべての歯を失っている場合は、入れ歯(義歯)か、インプラントを土台にした「インプラントブリッジ」が適応となります。
参考記事:「インプラント2本でブリッジ治療はできる?費用相場やメリット・デメリットを解説」
江坂でブリッジ治療を受けるなら、安岡デンタルオフィスへ
ブリッジの費用は、選択する素材(保険・CAD/CAM・自費)や本数、部位によって大きく異なります。
安さだけで判断してしまうと、数年後に土台の歯が虫歯になったり、破損して再治療が必要になったりと、結果的に将来的なコストがかさんでしまうリスクもあります。
見た目のご希望、耐久性、ご予算のバランスを考慮し、ご自身に最適な素材を選ぶことが大切です。
当院では、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた適切な治療法と、明確な費用のご提示をモットーとしております。
ブリッジの費用や素材選びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
安岡デンタルオフィス|審美歯科



