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2024.05.31

歯を失ったときのブリッジ治療の費用は?保険適用と自費のケースを解説

ブリッジは、虫歯や事故などで失った歯を補う治療法の一つです。ブリッジ治療には保険適応のケースもあれば、自費になるケースもあります。ブリッジの治療を受けたいけれど、費用がどのくらいかわからないと不安な方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ブリッジの費用についてまとめてみました。ブリッジ治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ブリッジ治療とは

ブリッジ治療とは、欠損した歯の両隣の歯を支えにして連結した人工歯を装着する治療法です。橋を架けるようにして歯を支えるので、ブリッジと呼ばれています。

健康な歯を削るほか、寿命は7年程度というデメリットがありますが、見た目が自然なうえ自分の歯と同じように噛むことが可能です。材料を選べば保険が適用になるので、費用を押さえたい方にもおすすめです。

ブリッジ治療には保険を適用できる?

一般的に、ブリッジ治療は保険が適用できることが多いです。ただし、どんなケースでも保険が適用されるわけではありません。保険の適用条件や治療範囲によっては、保険を適用できないこともあります。

基本的に、保険が適用される場合、ブリッジの素材は銀色の金属です。前歯など目立つ部分には、表面に樹脂材料(硬質レジン)を貼り付けます。お口の中の金属は目立ちやすいので、人によっては気になる方もいらっしゃるかもしれません。とにかく費用を抑えたいという方におすすめです。

保険が適用される場合、費用は一般的な歯科治療(保険治療)とほぼ同じです。どの歯科医院で受けても、費用は変わりません。

自費治療が向いているのはどんな人?

保険が適用されない自費治療は、10割自己負担です。歯科医院により取り扱う素材や保証期間などが異なるので、費用もさまざまです。

自費治療では、審美性や使用感、耐久性が良くなるほど、費用も高くなりますが、ニーズに合わない場合は無理に選ぶ必要はありません。自費治療が向いている人は、主に以下の方です。

  • 条件に合わない方
  • 見た目の美しさや歯の白さを求める方
  • 耐久性や使用感を重視したい方
  • 金属アレルギーの方

ブリッジの費用【保険適用の場合】

それでは、保険適用の場合、ブリッジ治療の費用はどのくらいになるのか見てみましょう。

一般的に、前歯が2万、奥歯が約1万かかります。この費用に加えて、型取りの費用や土台となる歯を作る費用、術前検査・診断料やメンテナンス費用もかかるので、合計金額はさらに高いです。さらに、神経を抜く必要があったり、治療する本数が増えたりすると、その分治療費は高くなります。

保険が適用されるブリッジには、プラスチックと銀歯の2種類あります。

プラスチックのブリッジ


プラスチックのブリッジは、金属の枠組みにプラスチックを詰めて白くしたものです。前歯など目立つところのブリッジ治療を行う場合、プラスチックのブリッジが使われます。見た目にはさほど違和感がなく、噛む機能も問題ありません。

ただし、経年劣化により歯茎が黒くなったりプラスチックが変色し黄ばみが目立ったりする可能性があります。1本あたり約5千円で、3本連結すると約1万5千円です。

銀歯のブリッジ

銀歯のブリッジは、奥歯を保険適用で治療する場合に使われます。噛む機能は問題ありませんが、奥歯の3本すべて銀歯になるので目立ちやすいです。また、金属の経年劣化や土台の破損により、寿命が短くなってしまう可能性もあります。費用は、9千円程度です。


ブリッジの費用【自費の場合】

次に、自費の場合の費用です。計算方法はシンプルで、以下の通りです。
被せ物の料金×ブリッジの本数=ブリッジの費用

例えばメタルボンドの被せ物にすると、10万×3本=30万です。

ブリッジの費用【種類別】

自費診療で行う歯のブリッジには、セラミックブリッジ、ロングブリッジ、接着性ブリッジ、セラミックブリッジの3種類があります。それぞれ費用が異なるので、特徴と併せてご紹介します。

ロングブリッジ

ロングブリッジは、2本の歯を土台に4本またはさらに長いブリッジのことです。ブリッジの支えとなる歯の状態や場所が重要で、治療の最初に検査診断と設計を行う必要があります。費用は30~50万程度です。

接着性ブリッジ

接着性ブリッジは、前後の歯を最小限削ってセラミックをブリッジのようにつける方法です。主に、前歯など噛む力が弱い部分に使われます。健康な歯をできるだけ削りたくない方に適しています。

デメリットは適応できるケースが限られている点、外れたり破折したりする可能性がある点です。費用は27〜30万程度です。

セラミックブリッジ

セラミックブリッジは、名前の通りセラミックで作るブリッジのことで、金属製のブリッジよりも見た目が美しく、自然な白さが人気です。

自分で取り外すことはできないものの金属不使用なので、金属アレルギーが起こったり歯ぐきが変色したりする心配もありません。メタルボンドやハイブリッドセラミック、オールセラミックやジルコニアがあります。



メタルボンド

メタルボンドは、金属の上にセラミックを張り付けた素材です。セラミックを使用しているものの、ベースの金属は強度が高いので、強度が必要な奥歯に最適です。

オールセラミックと比べると透明感は劣りますが、レジンよりは自然な仕上がりになります。金属アレルギーの方には不向きなので、ご注意ください。費用は1本あたり約8~10万円、寿命は約7~8年です。

 ハイブリットセラミック


ハイブリッドセラミックは、プラスチック(レジン)にセラミックを混ぜて硬度を高めたブリッジです。強度や部位によっては、裏側のフレームに金属を使用することがあります。

自然な見た目で、ほかの素材に比べて費用を抑えられるのが魅力ですが、色合いや強度はさほど良くありません。すり減りやすいうえ、劣化による変色が見られる可能性もあります。なお、前歯と奥歯に使う場合は、自費になります。費用は1本あたり約4〜8万で、寿命は約5年です。

オールセラミック


オールセラミックは、金属不使用ですべてセラミック素材で作るブリッジのことです。フレームにジルコニア(人工ダイヤモンド)を使用するため、噛む力が強い部分にも使用可能です。

金属アレルギーの心配がないうえ、天然歯に似た透明感や白さが人気です。汚れが付きにくく、変色もほとんどありません。ただし、陶器なので割れやすく、奥歯には不向きです。2本以上の歯の欠損には対応できないケースもあります。費用相場は1本あたり約8〜13万で、寿命は約7〜10年です。

ジルコニアセラミック


ジルコニアは、強固なジルコニア(人工ダイヤモンド)にセラミックを張り付けたブリッジです。自然歯よりも強度が高く、オールセラミックと比較してほとんど割れる心配がありません。奥歯のブリッジ治療には、強度が高いジルコニアセラミックが使われます。

ただし、咀嚼や歯ぎしりの際に周囲の歯を損傷するリスクがあります。また、セラミックの中では費用が高めで1本あたり10〜13万円、寿命は7〜10年です。

ブリッジ治療を受けるなら安岡デンタルオフィスへ

ブリッジ治療には自費診療のケースもありますが、見た目の美しさや歯の白さにこだわりたい方におすすめです。例えばセラミックブリッジにはさまざまな種類があるので、自分のニーズや予算に合うものを選ぶことが重要です。

当院の審美歯科では、患者様のさまざまな要望に合わせて、様々な歯の色や大きさ、形状などに対応しています。デンタルローンもありますので、月々の支払額を抑えて治療を進めることも可能です。ブリッジ治療に関心がある方は、お気軽にご相談ください。

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