歯科医師が教える歯の健康のための【歯のコラム】

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歯に黒い点を見つけた!これって虫歯?

歯科医師が教える歯の健康のための【歯のコラム】

2018.10.19

鏡を見ながら歯磨きをする人も多いでしょう。そんなとき、鏡に映りこんだ歯に黒い点を見つけてしまったということもあるかもしれません。
このように、歯の表面に黒い点を見つけたら、「虫歯ができてしまった……」そう思いがちですよね。
確かに、歯の黒い点の多くは虫歯である可能性が高いのですが、そうでない場合もあります。
ここでは歯の表面に現れた黒い点について、3つの可能性を詳しく解説します。

歯の着色汚れ(ステイン)

歯の着色汚れ(ステイン)

歯に出現した黒い点は、ステインであることも珍しくありません。
ステインとは、いわゆる着色汚れと呼ばれるものです。コーヒーや紅茶の茶渋、タバコのヤニなどが沈着した結果、歯の表面に黒い点やシミとして現れます。
そのため、歯科医院で治療を受ける必要はありません。
病気ではありませんので、放置していても問題はないのですが、見た目が悪くなったり、さらに汚れが付きやすくなったりと、デメリットも多々あるため、除去した方が良いといえます。
ステインの除去は、歯医者や歯科衛生士による歯のクリーニングで行います。
電動のブラシを使えば、きれいに落とせるでしょう。

初期の虫歯が黒く固まったもの

虫歯には、進行段階があります。
まだ、虫歯によって穴が開けられていない段階をCO(シーオー)と呼び、経過観察の対象となります。
この段階では、歯質の脱灰は起こっているのですが、まだまだ虫歯の活動が活発化していないため、フッ素を塗布するなど、再石灰化を促します。
そうして、虫歯の進行を止めることができた結果、初期の虫歯が黒く固まって、歯質の表面に現れることがあります。
このケースでは、虫歯の進行が停止していますので、特別な治療を施す必要がありません。
もちろん、審美性を向上させたり、歯の表面を滑沢にしたりするという目的で、何らかの修復処置が施されることもあります。

虫歯による黒い着色

虫歯になると、歯質に黒い着色が生じます。これは溶かされた象牙質などに、着色性の物質が沈着するためです。
歯というのは、虫歯菌の酸によって実際に溶かされるため、その過程でとても軟らかくなるのです。
そこに、食べ物などに含まれる着色性の物質が沈着して、黒い点などを生じさせるのです。

黒い点が虫歯の場合は、早急に治療を施さなければなりません。
歯の表面に穴が開いてしまった虫歯は、自然に治ることがありませんので、歯科医院で削ってもらう他ないのです。
そのため、歯の表面に黒い点が生じ、穴が確認されたらすぐに歯医者に診てもらいましょう。
適切な処置を迅速に施してくれるかと思います。

見分けるポイントは「穴」の存在

見分けるポイントは「穴」の存在

歯の表面にできた黒い点の原因は、主に3つに分けられます。
これらを見分けるポイントは、歯質表面にできた「穴」です。
基本的に、歯質表面に穴ができていたら、虫歯と考えて間違いありません。
逆に、穴が見当たらず、黒ずみだけ存在している場合は、ステインや初期の虫歯が黒く固まったものの可能性が高いといえます。
ただ、実際のところは歯科医院で口腔内診査やレントゲン撮影を行ってみないとわかりませんので、断定するのは良くないかと思います。

黒い点の検査方法

黒い点が虫歯かステインなのかを検査する方法は、いくつかあります。
まず、レントゲン撮影を行うことで、虫歯が生じている場合は黒い影が現れますので見分けるのが容易です。
けれども、比較的浅い虫歯の場合は、レントゲンでも発見できないこともあり、レーザーを使った虫歯検査機器を活用することもあります。

虫歯だった場合の治療法

黒い点が虫歯だった場合、基本的には虫歯になっている部分を削って、レジンなどを詰めます。
実際に検査をしてみて、広範囲に及ぶ虫歯であった場合は、インレーやクラウンなどの補綴治療が必要になることもあります。
とはいえ、黒い点として見つかった異常であれば、まだまだ軽度の虫歯であることが多く、それほど大掛かりな修復処置が必要になることも珍しいといえます。

ステインだった場合の対処法

黒い点がステインだった場合は、具体的な治療が必要になることはほとんどありません。
ステインというのは、着色汚れであるため、削ったり、レジンを詰めたりする必要がないからです。
とはいえ、ステインにはプラークが堆積しやすく、虫歯菌の温床にもなりかねませんので、歯科医院で歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
歯のホワイトニングが必要となる着色とは異なり、専用の電動ブラシでブラッシングすることで除去できることが多いようです。

まとめ

まとめ

このように、歯に黒い点が認められたら、上述した3つの可能性を考えましょう。
ポイントとなるのは、歯の表面に穴が開いているかどうかです。
いずれにせよ、診断は歯医者に行った方が確実ですので、歯の黒い点が気になったら歯科医院を受診してみてください。
歯医者は、そうした歯の異常を毎日、目にしていますのですぐに診断を下してくれるでしょう。

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