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2024.02.17

インプラントの寿命はどれくらい? 耐用年数を延ばす方法と寿命後の交換費用も解説

インプラントとは、歯が抜けた部分のあごの骨に人工の歯の根を埋め、それを土台に歯をつくる治療のこと。自分の歯のように使い心地がよいため、「第二の永久歯」と呼ばれることもあります。インプラントを受けるにあたり、「インプラントの耐用年数はどれくらい?」「寿命を迎えた後は、どうしたら良い?」と疑問を持たれる方も多いでしょう。この記事では、インプラントの寿命や寿命を延ばす方法、抜けてしまうなど寿命を迎えた場合の対処法について解説します。

インプラントは何年持つ?

永久歯が抜けてしまった場合の治療には、大きく分けて入れ歯・ブリッジ・インプラントの3種類があります。この3種類のうち、最も長い寿命を持つと言われているのがインプラントです。

インプラントの平均寿命は10~15年

インプラントの10~15 年の生存率について調べた厚生労働省の資料によると、一部または全部の歯が欠けた症例の場合は上あごでおよそ90%、下あごでおよそ 94%、歯を抜いてすぐに埋入した場合や骨移植を伴った埋入でも 87~92%程度とあります。

埋入部位や条件などにもよりますが、一度埋入したインプラントを9割以上の人が10年以上、使い続けることができています。

ただし、この年数はあくまで平均であり、メンテナンスをおこたると短い期間で寿命を迎えることもありますし、過去には最長40年インプラントを保てたという記録もあります。

入れ歯・ブリッジと比較するとインプラントの寿命は長い

歯を失った場合の治療法として、インプラントと並んで選択肢にあがるのが入れ歯・ブリッジでしょう。

入れ歯の平均寿命は、5~6年と言われています。これは、年を取って顔の筋肉が衰え、あごの骨や歯ぐきがやせてしまったり、入れ歯を支える周りの歯が抜けてしまったりして入れ歯が合わなくなるなど、入れ歯そのものの寿命以外に理由がある場合も多いです。

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、それを支えにして、人工の歯を被せる治療法です。ブリッジの平均寿命は7~8年と言われています。支えにする歯の状態に左右されるほか、日々の歯磨きでキレイな状態を保ちにくい構造であるため、歯周病になりやすく、それが寿命にも影響しています。

インプラントの寿命を短くする要因

平均寿命が10~15年と長いインプラントですが、以下のような要因により、寿命が短くなってしまうことがあります。

  • メンテナンス不足
  • インプラント歯周炎
  • インプラント自体の質が良くない

また、次のような生活習慣やクセも、インプラントの寿命を短くする要因です。

  • 過度の喫煙
  • 歯ぎしりや食いしばりがひどい

タバコの煙に含まれるニコチンは免疫力を低下させ、歯ぐきの血の流れを悪くさせる働きがあります。その結果、「人工歯根と骨が結合しにくくなる」「唾液が減り、歯周炎になりやすくなる」可能性が高まります。インプラントの健康を保つために、禁煙をおすすめします。また、歯ぎしりや食いしばりはインプラントに過度な力がかかり、被せ物が破損するなど、インプラントの寿命を短くする要因のひとつです。

どちらもインプラントの手術前に治療できるのが一番ですが、手術後も症状がある場合は、睡眠中に歯やあごへの負担を軽減するナイトガードの着用や、ボトックス注射であごの筋肉を緩め、インプラントの負担を抑える方法にも当院では対応しています。

インプラントの寿命を延ばす方法

インプラントの寿命を延ばすためには、歯周病対策が欠かせません。

そもそも、インプラントには構造上、汚れがたまりやすい部分があり、放置すると歯周炎を発症しやすくなります。また、神経が通っていないため、歯周炎になっても自覚症状がないことも多く、気が付かないうちに症状が進み、インプラントが抜け落ちてしまう可能性も。そこで大切なのが、予防のためのケアです。

毎日のセルフケアを丁寧に行う

最初は自分の歯と同じように、歯ブラシで丁寧に磨きます。インプラントの被せ物にキズをつけないように、できるだけやわらかめの歯ブラシと研磨剤の入っていない歯磨き粉を使うようにしましょう。効率的に磨ける電動歯ブラシを使うのも、おすすめです。

デンタルフロスや歯間ブラシを使い、歯間の取りづらい汚れをキレイに落としましょう。フロスや歯間ブラシが苦手な方は、水流で汚れを落とす口腔洗浄器もおすすめです。最後の仕上げにマウスウォッシュで殺菌消毒しましょう。

定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける

丁寧なセルフケアと共に大切なのが、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることです。メンテナンスの頻度は口の中の状態にもよりますが、3か月~半年に1回が一般的です。

自分では気づきにくい変化をチェックしてもらい、問題の早期解決がインプラントの状態を良好に保つことにつながります。また、セルフケアでは届きにくい部分の汚れをプロの手でクリーニングしてもらうことで、歯周病のリスクを下げられる可能性が高くなります。

当院では、歯周病菌自体を減らし、細菌の数をコントロールすることで歯周病の症状をストップさせる画期的な初期治療法「THP(トータルヘルスプログラム)」も導入しています。また、メンテナンスに特化した専用フロアを完備し、通いやすい環境を整えています。

インプラントのメンテナンスについては以下でも詳しく紹介していますので、ご覧ください。
インプラントのメンテナンスにかかる費用は?セルフケアのコツも紹介

治療実績を積んでいるクリニックを選ぶ

インプラントでは歯ぐきやあごの骨に外科手術を行うため、耐用年数を長く保つには、手術を担当する歯科医師をはじめ、スタッフのサポートなど、クリニック全体の技術力も重要です。それを測る上でひとつの目安となるのが、治療実績です。

治療実績と技術が比例しているとは限りませんが、1つの目安として講習会や研修に参加していることや、資格を取得していることは信頼できる技術の証明となるのではないでしょうか。

当院では15年で累計約2500件とエリアトップクラスのインプラント実績があり、インプラント治療に携わる歯科医師は、ICOI(国際口腔インプラント学会)やAAID(アメリカ口腔インプラント学会)といった海外の歯科学会にも積極的に参加し、技術力を高める努力を日々積んでいます。

また当院ではトリートメントコーディネーターが、治療を始める前に一人ひとりに寄り添ったカウンセリングを実施。お話を十分にお伺いした上で、納得感をもって治療を選んでいただけるように全力でサポートします。

インプラントの寿命後はどうなる?

インプラントは口の中で何らかのトラブルが起きた場合、交換や除去しなければいけないことがあります。ここでは、受診の目安とその後の治療について説明します。

インプラントの交換や除去の目安

インプラントは使い続ける間に次のような症状や状態が見られることがあります。

  • かみ合わせに違和感がある
  • インプラントにぐらつきがある
  • 周囲が腫れていたり、血や膿が出ている
  • 被せ物が欠けた
  • 人工歯根から抜けた

その場合は、できるだけ早く歯科医院を受診するようにしましょう。トラブルが深刻な場合は、交換や除去が必要となります。

不具合のあるインプラントを使い続けると

不具合が起きているインプラントを交換しないと、以下の2つのリスクがあります。

  • 全体の歯列が変わる
  • インプラント周囲炎が進行する

歯列が変わることで見た目も変わるほか、肩こりや腰痛などの全身の不調につながる場合もあります。
インプラント周囲炎は進行すれば、腫れや痛みなどの症状が現れます。また、周りの健康な歯にも影響を与えるだけでなく、インプラント周囲のあごの骨を溶かし、最悪の場合はインプラントの再手術ができなくなる可能性もあります。

インプラントの交換や再手術。その費用は?

交換が必要だと診断された場合も、被せ物だけを取り替えれば対応できるケースや人工歯根から交換しなければいけないケースなど、個人の状況により費用はさまざまです。

トラブルのなかには、保証制度を利用してインプラントを交換できるものもあります。治療から5年以内は無料、5年~10年は減額、10年以上は従来のインプラント費用になる制度を設けている歯科医院が多いです。

保証期間が10年ある歯科医院でも、5年以降は免責金額を設けている場合もあるため、治療開始前に確認することをおすすめします。

当院の保証期間は5年間です。5年以内にインプラントのメンテナンスに来ていただいていた場合は無償で交換対応します(場合によっては一部ご負担いただくこともあります)。

以下のコラムでもインプラントが抜けてしまった場合の対応や交換について説明していますので、ぜひご覧ください。
インプラントが取れてしまったらどうなる?かかる費用や対処法を解説
江坂でインプラント交換にかかる費用は?インプラント交換の情報を徹底解説

また、あごの骨の状態が悪く、インプラントの再手術ができないとなった場合でも、保険適用の入れ歯やブリッジなどに変更できる可能性もあります。

江坂で寿命の長いインプラント治療を受けるなら
安岡デンタルオフィス

当院ではインプラントの埋入は1本44万円からとなります。入れ歯やブリッジに比べると高額になりますが、その魅力は持って生まれた自分自身の歯に近い噛みごたえや見た目です。

「失った歯をなるべく元の自然な感じで回復したい」という思いに応えるべく、インプラントの世界一のスペシャリストから指導を受けた経験豊富な歯科医師やスタッフが在籍しており、日々の勉強も欠かしません。

“ただ歯が抜けたところにインプラントを埋める”というような短絡的な治療ではなく、口全体のバランスを考え、インプラントはもちろん、他の歯も健康で長く残せるような治療を行います。

また、インプラントの健康を保ち、寿命を延ばせるよう、手術後のメンテナンス体制も充実させています。他院でのインプラントのセカンドオピニオンにも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

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