2024.02.17
インプラントかブリッジか、自分に合う選択をするための重要ポイントをご紹介
最初に学ぶべきポイントはインプラントとブリッジ、どちらにもメリットとデメリットがあるということです。100人いれば、お口の中の状態は100人とも違います。そのため検診や検査を通してお口の中の状態を全体的に詳しく調べるということが非常に大切です。では実際に歯が入ったあと、皆様の生活はどのように変化しているでしょうか。笑顔に自信を持ち、食事を楽しむことを長期的に実現するためには、定期的な検診が欠かせません。初診から一貫したサポート体制のある歯科医院で治療を受けるということが、実は最重要ポイントなのです。
インプラントとブリッジ、それぞれのメリット
まずはインプラントの特徴として、元の歯に近い見た目と機能面である噛み心地が、自然な状態で再現できることが代表的です。審美性が高く、自信を持って歯を見せることができるのも魅力的です。残っている他の歯への影響が少なく、発音の良さや耐久年数もブリッジに比べて長くなるのがメリットと言えます。
ブリッジは失った歯の両隣の歯を支えとし、3本の連結した人工歯を被せる方法です。保険適用が可能な素材もあるため、費用面を抑えられることが特徴といえます。治療期間が約1〜2ヶ月と比較的短期で完了するので、できるだけ早く歯を入れたい方や通院がストレスと感じる方にとってはメリットです。
インプラントのデメリットは？
基本的には自由診療での治療になるため費用面では1本20万円以上と高額になります。また、治療期間が半年から1年と長期の通院が必要です。患者様の持病によってはインプラントを適用できないケースもあります。さらに外科処置として手術を行うので、顎骨への影響や痛み、感染症のリスクなどを避けられないのが事実です。
ブリッジのデメリットは？
失った歯の両隣にある健康な歯をたくさん削る必要があります。また保険適用の場合は審美性が低く、天然歯に比べると劣った印象になりやすいです。耐久年数はインプラントに比べ短く、10年程度と言われています。さらにブリッジの支えとなる歯はケアが難しいと感じる場合があり、虫歯のリスクが高くなります。
結局どっちがいいの？
それぞれのメリットとデメリットをふまえた上でお伝えできることは、どちらかが圧倒的に優れているとは言い切れないことです。費用や治療期間を認識することで自分にとっての優先順位がだんだんとイメージできてくるかと思います。次項では2つを選択する上でさらに大切なポイントをお伝えします。
大事なのはお口の中の状態を詳しく知ること
失った歯だけの問題ではない
なぜ歯を1本失うことになったのか、じっくりと原因を考えたことはありますか？お口の中には常にたくさんの細菌がいますが、よく歯を磨く人で1000〜2000億個の菌がいると言われています。一方で、歯をほとんど磨かない人は1兆個以上の細菌がすみ着いていると言われているのです。歯磨きを怠ったことで歯を失うことになったとは限りません。細菌によって歯周病に感染している可能性も考えられます。何が原因となったのかを追求することこそが、歯が入ったあとに、リスクを予防しながら安心して生活するための一番の近道なのです。
様々な検査で原因を追求
失った歯を補う治療の前に、様々な検査が必要になります。当院では、虫歯の有無だけでなく、レントゲンや歯周組織の検査、唾液テストなどを実施します。なぜなら患者様一人一人に合った治療法を提案するためです。医師は検査結果をふまえ、患者様の考えに沿った総合的な治療計画を用意します。そこから本格的に治療がスタートしていくのです。
歯が入っても通院は終わりません
長い治療期間を経て念願の歯が入ったあと、これで歯医者とはさようなら、とはいきません。なぜならその後のケアを重視しているからです。人工歯ならではのリスクを予防するためにも定期的な検診、検査が必要です。治療のあともしっかりとしたサポートがある歯医者を選ぶことで、イメージよりはるかにポジティブな気持ちで検診を受けられると思いますよ。
毎日のケアと定期的な検診が良好な口内環境をつくる
痛い！の前に歯医者へ行こう
大人になってから、歯の痛みをきっかけに歯医者へ通うことになる方は多いのではないでしょうか。痛い目を見たからと、歯磨きや口内ケアについて心を入れ替えてはみるものの、何年か後にまたズキンと痛む。そういった方へのベストアンサーは痛む前の通院、つまり検診です。日々変化するお口の中をプロの目で確認してもらい、自分でもしっかりと状態を把握する。そうすることで痛む前に手を打つことができ、治療費を抑えることも可能になります。
口の中、実は気になってることがありますよね？
”少しだけ歯ぐきがしみる”、”奥歯が欠けたかもしれない”、”口臭が気になる”その些細な気づきをぜひ教えてください。検診の際には、歯科衛生士が患者様へ、気になることはありますか？と尋ねます。その返答がリスクを未然に防ぐのです。日常の中で感じることをないがしろにせず、小さなことも気軽に当院へ相談してください。皆様ができるだけ多くの天然歯を残し、自信を持った笑顔で、しっかりと食べ物を噛めることは歯科医院として最大の喜びなのです。
まとめ
インプラントかブリッジかを決断する際に大事なこと
今回の記事ではまず、2つの治療法について一長一短の側面があることをお伝えしました。大切なのは歯を失った原因を知ることです。そして歯が入ったあとの定期的な検診が肝心だということ。これらの3つのポイントを頭に置いて、現状のお口の中で感じる悩みや気づきを歯科医院で相談してみましょう。ひとりひとり違うお口の中だからこそ、信頼できるサポートと最新の設備が整った歯科医院に通う事が重要です。不安な気持ちが安心へと変わるまで、当院のスタッフが一丸となりしっかりとサポートいたします。自信を持って笑ったり、食事をしたりする姿を一緒にイメージしていきましょう。
