2024.03.28
歯列矯正でブサイクになったケースとは?歯科医院の選び方や注意点も解説
せっかく綺麗になりたいと思って歯列矯正をしたのに、イメージ通りの仕上がりにならず「ブサイクになってしまった」と感じる人もいます。歯列矯正でブサイクになるケースには、どんなケースがあるのでしょうか?この記事では、歯列矯正でブサイクになるケース、歯科医院の選び方や注意点などをご紹介します。
歯列矯正でブサイクになったケース
歯列矯正でブサイクになったケースは、さまざまです。例えば、出っ歯になる人もいれば、ほうれい線が深くなる人もいます。ここでは、主なケースについて解説します。
出っ歯になった
非抜歯で治療を行うと、歯のスペースが不足して出っ歯になるケースがあります。特に、成人矯正の場合、要注意です。大人になると顎が発達することはないので、歯のスペースを確保することがきわめて重要です。出っ歯になると、再矯正が必要になる可能性もあります。
ほうれい線が深くなった
抜歯により口元の張りが失われ、ほうれい線が濃くなるケースがあります。特に、出っ歯を改善すると、口元が引っ込むことでほうれい線が深くなりやすいです。
矯正中は、痛みや違和感があるため咀嚼回数も少なくなりがち。その結果、表情筋が衰えて、顔がたるんでほうれい線が深くなりやすいのです。
顔が面長になった
噛み合わせを改善すると、顔の輪郭が変わり面長になることもあります。特に、面長になりやすいのは、噛み合わせが深かった方です。噛み合わせを改善すると筋肉の形も変わるので、エラがなくなり面長に見えやすいのです。
頬がこけた
矯正中は、口腔内の違和感や痛みにより、食事量が減ってしまう方も多いでしょう。特に、ワイヤー矯正の場合、口腔内に矯正措置が当たりやすいので、咀嚼の際に痛みが生じやすいです。
食事量が減少すれば噛む回数も減少し、口周りの筋肉は衰えます。その結果、頬がこけてしまうことがあります。
加齢
治療は数年にわたって行われることが、ほとんど。治療が長くなればなるほど、歳を重ねるのは避けられないことです。顔つきが変わる人もいれば、肌のたるみやシワが目立つようになった人もいます。ただし、表情筋のトレーニングをすれば、ある程度改善できることもあります。
ブラックトライアングルができた
無理な治療計画を進めると、ブラックトライアングルができることがあります。ブラックトライアングルとは、歯と歯、そして歯茎の間にできる隙間のことです。
歯列矯正すると歯茎が引き締まる分、歯茎のボリュームも減り、歯茎が下がってしまう可能性があります。特に、歯並びがガタガタだった場合、歯槽骨が十分ないのに歯を並べることで、歯茎が下がりブラックトライアングルができやすいです。
歯科医院の選び方のポイント
歯列矯正は、満足度の高い仕上がりになるとは限りません。歯科医院によっては、歯列矯正することでブサイクになってしまう可能性もあるのです。つまり、歯列矯正でブサイクにならないためには、歯科医院選びが重要になります。そこで、歯科医院の選び方のポイントを3つご紹介します。
カウンセリングが丁寧
矯正治療は、単に歯を動かすだけではありません。お口の中全体のバランス、顔の形状、咬合の調整などあらゆることを考慮して、治療を行います。カウンセリングで、メリットやデメリット、注意点などをしっかりと説明し、最適な治療方法を提案する歯科医院を選ぶとよいでしょう。
矯正医がいる
矯正歯科であればもちろん矯正医がいるので、問題ありません。しかし、医院の名前に矯正がついいていない場合、矯正医がいるかどうか確認が必要です。
例えば出っ歯になる可能性がある場合、矯正医ならば抜歯矯正を勧めたり、ほうれい線が出そうな場合リスクと対策をお伝えすることができるのです。
緊急時の対応やメンテナンスがしっかりしている
歯列矯正中は、突然痛くなったり、マウスピースがフィットしにくくなったりするなど、さまざまなトラブルが発生することがあります。
また、治療後に後戻りする可能性も否めません。緊急時の対応やメンテナンスがしっかりしているかは、チェックしておきたいポイントです。
歯列矯正でブサイクにならないための注意点
歯列矯正するからには、見た目も綺麗になりたいと思う人が多いはず。ここでは、矯正治療でブサイクにならないための注意点を6つご紹介します。
食生活を見直す
歯列矯正中は、矯正装置に食べ物が詰まりやすい上痛みもあるため、食事が偏りがちです。栄養不足になると頬がこけてしまう可能性もあるので、バランスのよい食事を心がけてください。痛みが強いときは、柔らかく煮込んだり細かく切ったりして、工夫してみましょう。
ブラッシングはやさしく
歯列矯正中は虫歯になりやすいので、食後の歯磨きを徹底することをおすすめします。しかし、ゴシゴシと強い圧でブラッシングすると、歯ぐきに負担がかかり歯肉退縮を起こす可能性があります。
歯ぐきが下がると歯が長く見えるため、ブサイクに見えやすいです。歯列矯正中は、やわらかいタイプの歯ブラシで、力を入れすぎず丁寧に磨きましょう。
表情筋トレーニングを積極的に
顔の筋肉の衰えが気になったら、表情筋のトレーニングを試してみてください。「あいうえお」を大げさに言って顔の筋肉を使ってみてくるのもよいし、割り箸を水平にくわえて口角より高い位置でキープするトレーニング、舌回しトレーニングも効果的です。
イメージを共有する
歯列矯正で後悔しないためには、患者様と歯科医がイメージを共有することが重要です。患者様は「審美を改善したい」と思っていても、歯科医師は「噛み合わせの改善」がゴールと思っているかもしれません。治療前に希望をしっかりと伝えて、イメージを共有しましょう。
非抜歯にこだわりすぎない
「健康な歯を抜きたくないから、非抜歯がいい」という方もいますが、抜歯しなかったことで見た目に悪影響が出ることもあります。非抜歯にすると、歯が並ぶスペースが不足して、行き場を失った歯が前に出てしまう可能性もあるでしょう。
抜歯は、必ずしも悪いことではありません。むしろ、抜歯することで、新しいスペースを作れるので歯を綺麗に収めることができます。歯科医師に非抜歯での歯列矯正を提案された場合、理由やほかの治療方法も聞いた上で、慎重に決めてください。
時間をおくと改善される可能性もある
歯列矯正後にほうれい線が濃くなったり頬がこけたりすると、落ち込んでしまう人も少なくありません。中には、再矯正を検討する方もいます。しかし、時間をおくとさまざまな症状が自然に改善される可能性もあることをご存知ですか?
治療後に表情筋が動かしやすくなり、ほうれい線の濃さが緩和されるケースもあれば、咀嚼がスムーズにできるようになり頬こけが改善されるケースもあります。また、矯正装置による痛みや違和感がなくなれば、体重減少なども改善しやすくなるでしょう。
まとめ
歯列矯正をすると、歯並びがよくなるだけでなく、見た目にも変化が表れます。ほうれい線や出っ歯など、望まない変化が表れないためにも、歯科医院選びは重要です。そして、カウンセリングではイメージを伝えてゴールを共有することが、歯列矯正を成功させる第一歩です。
安岡デンタルオフィスでは、コミュニケーションを大切にするのはもちろんのこと、患者様のご希望に添えるよう尽力いたします。歯列矯正に興味がある方は、まずはお気軽にご相談ください。