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2024.03.28

歯列矯正でEラインは整えられる?Eラインが崩れる原因や治療法を解説

皆さんは「Eライン」という言葉をご存知でしょうか?横顔の美しさの基準として考えられているEラインは、かつては美容外科で使われる言葉でしたが、近年、矯正歯科でもEラインを意識する患者様が増えてきました。

とはいえ、まだまだEラインがどんなものかわからない方もいるのではないでしょうか?この記事では、Eラインの特徴やEラインが崩れてしまう原因、主な治療法などをご紹介します。歯列矯正で横顔も綺麗にしたいと考えている方は、ぜひご一読ください。

Eラインとは

Eラインとは、顔を横から見たとき、鼻と顎を結んでできるラインのことです。一般的に、美しい横顔は、「Eライン上またはEラインよりも少し内側に口先が位置するような横顔」といわれています。

しかし、Eラインはあくまで1つの基準です。そもそも欧米人を想定した基準なので、鼻が低く顎が小さい日本人にとっては、綺麗なEラインを作ることは比較的難しいもの。出っ歯で悩む人も少なくありません。


Eラインで悩んでいる方は、噛み合わせや滑舌が悪かったり、口が閉じなかったりするなど、さまざまな悩みを抱えやすいです。

Eラインかどうか確認する方法

自分がEラインかどうか確認する方法は、簡単です。人差し指を鼻先と顎先に付けたときに、人差し指に唇が当たらないまたは軽く触れる程度ならば、理想的なEラインといえるでしょう。鏡を見なくてもすぐにセルフチェックできるので、ぜひ試してみてください。

Eラインが崩れてしまう原因

eラインが崩れてしまうのは、主に2つの原因があります。それは、口ゴボと受け口です。

口ゴボ

口ゴボ(くちごぼ)とは、口先が突き出ている状態のことです。上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)や上顎前突(じょうがくぜんとつ)とも呼ばれます。 口を閉じにくく、無理に口を閉じると鼻の下が長く見えることもあるのが、特徴です。

口ゴボの原因には、先天性のものと後天性のものがあります。先天性の場合、口ゴボは遺伝のため、生まれつきの骨格が口ゴボを形成している可能性が高いです。

一方、後天性の場合、「顎の成長が不十分または成長しすぎ」「口呼吸の癖」が原因のことが多いです。放置すると虫歯や歯周病になりやすくなったり、口臭がきつくなったりするなどのリスクがあります。

受け口

受け口とは、下の歯が下の歯が上の歯より前に出ている状態のことです。反対咬合(はんたいこうごう)や下顎前突(かがくぜんとつ)とも呼ばれます。上の歯と下の歯の噛み合わせが逆になっているため、Eラインに唇がまったく触れません。

受け口だと噛み合わせが悪く、食べ物を噛み切りにくかったり発音しにくい傾向があります。主な原因は、「生まれつき下顎が大きいまたは上顎が小さいこと」「前歯が生え変わるとき不具合があり噛み合わせが上下逆になった」「指しゃぶりや舌で歯を押し付ける癖」などです。

放置すると下顎の骨が前にずれるほか、顎関節症を発症したり、口が閉じづらくなったりするなどのリスクが高まります。

歯列矯正でEラインは整えられる?

矯正治療は「歯並びを治す」というイメージが強いですが、矯正治療することでEラインを整えることもできます。Eラインの崩れは歯並びが原因のことが多いため、歯列矯正で歯並びを整えればEラインも綺麗になるのです。

しかし、歯並びによっては対応できないケースもあります。歯の状態は一人ひとり違うので、どんな矯正が最適か、矯正歯科で相談してみてください。

歯列矯正の種類

歯並びの矯正治療には様々な種類がありますが、その中でもeラインの矯正に向いているのは、ワイヤー矯正とマウスピース矯正です。重度の出っ歯の場合、ワイヤー矯正でなければ対応できない可能性もあるものの、受け口ならばどちらでも治療可能です。

ワイヤー矯正

ワイヤーは、ブラケットと一緒に使用します。前に出ている歯や周辺の歯にブラケットを装着して、ワイヤーを通して締めることで、歯を正しい位置へと少しずつ動かす治療方法です。

出っ歯をワイヤー矯正する場合、口を開けたときに金属装置が目立ちやすいのがデメリットです。透明や白色の器具もありますが、金属よりも費用が高額になってしまいます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、オーダーメイドのマウスピースを規定時間装着して、徐々に歯を動かす方法です。透明のプラスチックでできているため、ワイヤー矯正ほど目立ちません。出っ歯だったり、八重歯が前に出て口ゴボになったりしている場合、マウスピース矯正が用いられやすいです。

ケース別の歯列矯正方法

歯列矯正には主にワイヤー矯正とマウスピース矯正があると先ほどご紹介しましたが、ケースによっ
て若干治療法が異なります。ここでは、「顎が前に飛び出している場合」「顎が後ろに引っ込んでいる場合」「抜糸が必要な場合」の治療方法をご紹介します。

顎が前に飛び出している場合

受け口は、必ずしも歯並びが原因とは限りません。元々の骨格が原因で、顎が前に飛び出している可能性もあります。この場合、歯列矯正で歯並びを改善して、上の歯を前に出して下の歯を後ろに下げます。顎が前に飛び出している場合は、重度のため、外科手術が必要です。

手術の場合、手術前に矯正を行ってから、外科手術で顎の骨を切って短くする処置を行います。入院期間は2週間程度です。術前矯正で一時的に受け口が強くなりやすいですが、手術に加え術後矯正も行うので、Eラインも改善しやすくなるでしょう。

顎が後ろに引っ込んでいる場合

下顎が後ろに引っ込んでいる場合、出っ歯に見えることがあります。これは、顎の変形による下顎後退症が原因かもしれません。この場合、外科手術の対応が必要になります。具体的には、下顎の骨を一度切断して前方へ移動させ固定する外科手術を行います。

ただし、外科手術前の術前矯正や術前後の入院、術後のプレート除去手術も必要なので、大掛かりな処置となるでしょう。

抜歯が必要な場合

歯の傾きや並びを整えるだけでEラインを改善できるケースもありますが、抜歯が必要になるケースもあります。抜歯が必要な場合、まず抜歯して歯がきれいに整列できるスペースを作ります。

スペースができたら、歯列矯正により歯を動かして噛み合わせを治すという流れが一般的です。健康な歯を抜くことに抵抗がある方もいるかと思いますが、歯を大きく動かすことで、より理想のEラインに近づけることができます。噛み合わせも改善され、口内などの全身の健康状態にも良い影響を及ぼすでしょう。

そして、抜歯だけで矯正が完了するわけではありません。抜歯後はワイヤー矯正やマウスピース矯正などで、抜歯した部分へ歯を動かす治療が必要です。

ちなみに、抜糸が必要になるケースは、以下の通りです。

  • 顎全体が前に飛び出している
  • でっばや歯並びの悪さ、受け口
  • 歯列を整えるために親知らずを抜く必要がある
  • 口が常に開いている
  • 歯が大きく、顎に収まっていない

まとめ

Eラインが気になる方は、歯列矯正することをおすすめします。ただし、治療方法は歯並びによって異なり、外科手術や抜歯が必要なケースもあるの否めません。不安に感じる方もいるかもしれませんが、安岡デンタルオフィスでは、患者様の不安を少しでも払拭できるよう、しっかりとお話をうかがった上で、分かりやすい説明を心がけています。お口の中の状態も治療に求められるものも、人それぞれ。私たちは、お客様にとって最適の治療方法を提案させていただきます。歯列矯正と一緒にEラインも整えて、美しい横顔を手に入れましょう。

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