2023.10.27
虫歯を一気に治療してくれる!短期集中治療について解説
「忙しくて歯医者に何回も通院できない」「海外移住前に虫歯治療を完了したい」「結婚式を控えており治療期間を短くしたい」このような悩みをお持ちではありませんか?
症状や歯医者の混雑状況にあわせて受診ができると良いですが、仕事が忙しい方はそうもいきません。
比較的簡単な治療であれば、「短期集中治療」によって一気に治療を完了することが可能です。しかし症状が進行してしまった虫歯治療は複数回に通院を分ける必要があります。
治療の本数が多い、難易度が高い処置等の場合は、複数回の受診が必要となるからです。
本記事では短期集中治療の詳細や虫歯治療が1日で終わらない理由を解説します。
短期集中治療って何?
「忙しくて歯医者に何回も通院できない」「海外移住前に虫歯治療を完了したい」「結婚式を控えており治療期間を短くしたい」このような悩みをお持ちではありませんか?
このような理由で歯医者に通えない方におすすめしたい治療法が短期集中治療です。
歯科の短期集中治療とは、本来数週間から数か月かかる治療を、数日または数時間で集中的に行う治療方法のことです。
しかし短期集中治療は自費診療になります。なぜなら、歯医者の治療には、保険内の診療と保険外の診療があり、保険内で行う診療には細かくルールが決めらているからです。治療できる歯の本数が決まっていたり、使用できる材料が決まっており、このルールが通院回数にも関係しています。
保険診療のルールに則って治療を行うと、1回の診療でできる内容に限りがあり、複数回に渡って通院する必要があります。保険外の自費診療であれば、可能な限り短期間で治療を行うことが出来ます。
メリット
通院の回数が少ない
1回の診療で行う処置が多いため、治療完了までの通院回数を少なくすることができます。
患者様に合わせた治療を行うことができる
患者様の口腔内の状況に合わせて使用する材料を選定したり、提案させていただきます。自費診療は治療技術が同様でも、治療方法と材料が変わるため、むし歯や歯周病の再発をより抑えられる傾向にあります。
患者様のご要望やお口の状態に合わせて、オールセラミックやジルコニア、メタルボンドなどの材料を提案いたします。また、最新の歯周病治療、矯正治療、インプラントなど、将来の健康を考えて、より機能面・審美面を重視した治療が可能です。
デメリット
一度の診療時間が長い
まとめて治療することで1回の治療時間が長くかかるため、患者様の負担が増えることになります。さらに数時間にも及ぶ治療時間の長さから予約のキャンセルや変更が難しくなっています。あくまでお時間が取れず、早急に治したい患者様へ提供している治療ともいえるでしょう。
嚙み合わせに影響することがある
一度に数か所治療し歯を削ることで、嚙みあわせに影響することがあります。嚙みあわせが悪くなると、顎の痛みが出たり、肩こりが起こるなど、全身へも影響が出る場合があります。
費用がかかる
先述の通り、短期集中治療は自費診療となります。そのため治療の全額を患者様にお支払いいただく必要があります。短期集中治療にかかる費用が、検査・治療にかかる費用のみとなり、公的保険は効かず、全額自己負担となることです。
しかし、自費治療を行っている医院ではデンタルローンやクレジットカードが対応しているところがありますので、分割して支払うことが可能な場合があります。また治療内容によっては、医療費控除を適用することも可能です。
利用できるかどうか医院に確認してみるとよいでしょう。
安岡デンタルオフィスではインプラントなどの保険適用外の治療は、クレジットカードの利用が可能となっております。またデビッドカード(キャッシュカード)での支払いも可能です。詳しくは直接お尋ねください。なお、保険適用内の治療に関しては、現金での支払いのみとなっております。
短期間で一気に治療をする方法は?
短期間で治療するにはどうすれば良いのでしょうか?
結論として、「短期集中診療」が可能な歯医者を選択することで、比較的短い期間での治療が可能になります。
これは、通常数回に及ぶ治療を一度の通院で治療を行うというもので通院回数を減らして短期間で治療を終えることを目的としております。なかなか時間の取れない方にとって魅力的な治療プランですが、自費診療100%となり保険適用は不可能です。その代わりに制限がなくなるため、まとめて治療が可能で、短期間で治療を終わらせられます。
また短期集中治療は自費治療になりますので、学会に所属していたり、勉強会やセミナーに積極的に参加している医師のもとで治療を受けることが理想です。
治療が1日で終わらない理由
なぜ歯医者の治療は時間がかかるのか?
歯科の治療に対してどういったイメージをお持ちでしょうか?
痛みや虫歯などに薬を投与して終わるわけではありません。虫歯の進行が進み、痛みなどの自覚症状が現れると、歯を削って歯型を採ったり、詰め物をしたり、根の神経の治療など、症状によってさまざまな処置が必要になります。
1.段階的に治療を進めるため
例えば、虫歯治療は、虫歯を除去し、仮歯を作製し、お口全体のかみ合わせ、セラミックやジルコニアの詰め物やかぶせ物で覆うなど手間のかかる治療が多いです。
また症状の進行度によって1回の治療にかかる時間も多くなり、丁寧な治療を怠ると口内だけでなく、身体に悪影響を及ぼす恐れもあります。なので計画を立て、安全に治療を進める必要があります。
虫歯を小さい内に発見できれば、治療期間も長引かず費用もかかりません。そのためには、日頃のセルフケアと定期的に歯科検診を受けることが重要です。何も症状がなくても、3〜6ヵ月に1回は定期検診を受けるようにしましょう。虫歯の予防を心がけることが大事です。
2.症状の進行度によって治療内容が変わるため
虫歯治療にはさまざま種類があり、症状の進行度によって治療方法が異なります。初期の虫歯であれば、フッ素塗布で歯にミネラルを与え、削らずに「自然治癒」で経過観察することが多いです。またインプラントなどの大きな処置となれば、インプラントを埋入して治療が完了するのではなく、骨との結合に時間がかかるため、1日で治療を行うことは難しいです。
歯の表面だけの小さな虫歯の場合も、削って詰める治療が必要になりますが、1日で治療が終わる場合が大半で何度も通院する必要はありません。
しかし虫歯が大きくなると、歯茎検査やレントゲン撮影、詰め物(レジン)を技工所で作成するなど治療の行程が大きくなるにつれて、治療回数も増えていきます。
さらに、虫歯が歯の神経まで到達していると、それを抜き取る根管治療が必要になり、最低でも治療回数が4~5回にまで及ぶ可能性があります。
もし、歯に違和感を感じたら早急に受診することをお勧めします。早期発見ができれば短期間の治療で終えることが可能になります。
3.保険治療には制限があるため
虫歯治療に保険適用する場合、治療内容に制限が設けられるため、1日で終わらせることがほぼ不可能です。
なぜなら、歯医者の治療には、保険内の診療と保険外の診療があり、保険内で行う診療には細かくルールが決めらているからです。
このルールが通院回数にも関係しており、例えば、保険診療で歯石取りをする場合、施術前の歯茎の検査を行い、歯茎の上にある歯石を取った後、どのように状態が変化したのか検査をしたのちに、歯茎の中の歯石を取るという細かいルールがあります。
保険診療のルールに則って治療を行うと、1回の診療でできる内容に限りがあり、複数回に渡って通院する必要があります。保険外の自費診療などであれば、可能な限り短期間で治療を行うことが出来ます。
定期的なメンテナンスや、小さなむし歯を削って白い材料(レジン)を詰めるだけの処置であれば1日で完結する場合もありますが、そうでなければ段階を追って一本ずつ治療していくため、時間がかかります。
しかし最近では、「CAD/CAMシステム」と呼ばれる口腔内をスキャンし、そのデータに基づいて歯の詰め物や被せ物といった修復物を設計・作成することができるコンピュータにより、最短で一日で治療を終えることができるようになっています。
まとめ
今回は歯医者での治療を一気に終わらせたい方向けに必要な治療方法、そして虫歯期間をご紹介しました。一気に治療したい場合には、デメリットや注意点を理解した上で自費診療を行っている歯科医院に通いましょう。
治療後、歯に違和感を感じたらすぐにかかりつけの歯科医院に行くことおすすめします。安岡デンタルオフィスではトリートメントコーディネーターによって歯科医師と患者様双方が満足のいく治療を進めるために、カウンセリングの時間を儲けております。お気軽にご相談ください。