2023.09.28
「ひどい虫歯を見られるのが恥ずかしい…」という理由で歯医者さんに通えない方へ
本記事では、虫歯を見られるのが恥ずかしいなどの理由で歯科医院から足が遠のいてしまっている方へ、治療の重要性や歯科医師の本音をご紹介します。
治療の勇気が出ない方、受診を迷っている方はぜひご覧ください。
「虫歯がひどくて歯医者に行くのが恥ずかしい…」という方は実は多い?
歯医者さんから足が遠のいてしまう理由の一つに、虫歯がひどすぎて受診をためらってしまうという声があります。
虫歯があるのは気付いていたけれど放置してしまった結果、ひどい状態になってしまい、口の中を見られるのが恥ずかしいという方もいるでしょう。
実際は一度通ってしまえば「もっと早く行けばよかった」となるケースがほとんどですが、とは言え、なかなか受診に前向きになれないこともあると思います。
歯医者に行きたくない・恥ずかしい理由とは?
具体的に、どんな理由から歯医者に行きたくないと感じるのかを考えてみましょう。
虫歯がひどくて歯医者に行くのが恥ずかしいと感じる理由としてよく見られる意見は、以下の通りです。
・虫歯がひどすぎて、口の中を見られるのが恥ずかしい
・いい歳なのに、歯について怒られるかもしれないという恥ずかしさ
・治療に対して恐怖心がある姿を見られるのが恥ずかしい
口の中を見られるのが恥ずかしい
歯科医院はお口の治療をする所なので、実際は何も気にすることはありませんが、虫歯を作ってしまった患者様からすると、ボロボロになっている状態を見られることはあまり嬉しいものではありません。
そのような状況のお口の中を見られるのは恥ずかしいと感じてしまうのも仕方のないことです。
診察の際には、デンタルミラーでお口の隅々まで検査をしたり、口腔内カメラやレントゲンを使って細かく歯をチェックするため、より抵抗感を覚えることもあるでしょう。
とはいえ、お口のトラブルは放置していて治ることはありません。
そのままにしていると、どんどん状態が悪くなってしまうため、できるだけ早めに治療を受けることをおすすめします。
いい歳なのに、歯について怒られるかもしれないという恥ずかしさ
お口の中を見られることだけではなく、悪化した状態について指摘を受けることが恥ずかしいという声も少なくありません。
歯科医師の中には、厳しく注意をしたり細かい指摘をしたりする人もいるでしょう。
近年は予防に力を入れている歯科医院が多いこともあり、厳しい指摘をされることは減ったように思われますが、過去に怒られた経験がある方にとっては「この歳で虫歯について怒られるのは嫌だ」「また言われたらどうしよう」と思ってしまうかもしれません。
治療を怖がる姿を見せるのが恥ずかしい
歯科治療が苦手という方は、実はとても多いと思います。
一方で、治療の痛みや不快感を伴うことに不安を感じ、恐怖心や緊張感を歯科医師に察知されることが恥ずかしいという患者様も少なくありません。
歯科医師は、患者様のそういったご不安のお気持ちを理解しているため、できる限りの配慮をして治療を行いますが、それでも不安や気恥ずかしさを感じてしまう方はいらっしゃるでしょう。
まずは治療前のカウンセリングを受けてみるなど、歯科医師と信頼関係を築くことも、治療への第一歩になるかもしれません。
虫歯がひどい患者様へ、歯科医師の本音とは?
前提として患者様にご理解いただきたいのは、歯科医師は決して「虫歯がひどい患者様を嫌がってはいない」ということです。虫歯がひどくなってしまっている患者様のお口見たとき、歯科医師は以下のように考えています。
- 虫歯がひどくなってから来る患者様は珍しくない
- 治療し甲斐がある!
- 治療後の患者様の笑顔を見るのが楽しみ
- 治療方法を考えるのに集中していて、特に何とも思わない
- 勇気を出して来てくれて嬉しい
虫歯がひどくなってから来る患者様は珍しくない
冒頭でも触れましたが、虫歯がひどくなってしまったことで逆に歯科医院から足が遠のいてしまうという方は少なくありません。
なかなか歯医者に行く時間がないなどの理由から、お口の問題を先延ばしにしてしまうことも珍しいことではありません。
歯科医師としても、そのような患者様が多いことを理解しているため、まずはカウンセリングでお話をした上で、不安なく治療を受けて欲しいと考えています。
治療し甲斐がある!
ひどい虫歯を見ると、歯医者として腕の見せ所と思い、燃えることもあります。
治療の成果を実感できた瞬間は、歯医者にとってもやりがいを感じるシーンの1つです。
虫歯を見て治療に燃えることはあっても、匙を投げるようなことはありませんので、安心して受診していただきたいと思います。
治療後の患者様の笑顔を見るのが楽しみ
患者様のお口の環境を改善することで、皆様を笑顔にすることが私たち歯科医師の使命です。
治療時は、できるだけ自然に近い形で、元の健康な状態に戻すことを目指しています。
初めは虫歯をコンプレックスに感じていたり、治療に対して不安を抱いていたりする患者様が、治療を終えて素敵な笑顔になってくださることは、歯科医師にとっても楽しみな瞬間の一つです。
治療方法を考えるのに集中していて、特に何とも思わない
歯科医師にとって虫歯治療は、いかに患者様に負担をかけずに処置を進めていくかが重要です。ひどい虫歯に対して、マイナスの感情を抱くことは一切ありません。
「とにかく良くなって欲しい」という一心で診察や治療にかかるため、ネガティブな感情はなく、患者様が不安に思っているような「虫歯が酷すぎて怒っているのでは…」ということもありません。
勇気を出して来てくれて嬉しい
虫歯がひどい状態で歯医者に足を運ぶことは、とても勇気がいることだと思います。患者様がその勇気を出して足を運んでくれたことは、歯科医師にとっても嬉しいことです。
虫歯がひどくなって歯が欠けたり折れたりしてしまってからでは、治療の選択肢も限られてしまいます。そうなる前に勇気を出して来てくださった患者様へは、誠意を持って治療を行わせていただきます。
恥ずかしくて歯医者に行きづらい…という時は?
虫歯が気になりつつも、恥ずかしくて歯医者に行きづらい…、以前通っていたからこそ、今更通うことに抵抗がある…など、なかなか初めの一歩が踏み出せない時には、以下のように、できることから始めてみましょう。
- 電話やメールで歯科医院に問い合わせてみる
- 治療前にカウンセリングを受け、悩みを打ち明ける
- 個室のある歯医者を選ぶ
電話やメールで問い合わせてみる
いきなり受診するのはハードルが高い!と感じている方は、まずは電話やメールで歯科医院に問い合わせをしてみましょう。
初めて通う歯科医院の場合は、診療内容や院内の雰囲気について事前に確認することで、不安な気持ちを軽減できるかもしれません。
治療に行く、行かないは別として、まずはお悩みについて相談してみることをおすすめします。
治療前にカウンセリングを受け、悩みを打ち明ける
治療を受ける前に無料カウンセリングなどを利用するのも選択肢の一つです。
治療前に悩みや不安を相談することは、歯科医師側としても、患者様に合わせた治療方法やアプローチを提案できるというメリットがあります。
なお、安岡デンタルオフィスでは専門スタッフによる個室でのカウンセリングをご用意しております。
周囲を気にせず、リラックスできる環境でまずはお話をお聞かせください。
少しでも恥ずかしさや不安を感じる方は、「お問合せフォーム」もしくは「ご相談専用ダイヤル 06-6310-4618」にてお気軽にお問い合わせください。
個室のある歯医者を選ぶ
他の患者様と顔を合わせることに抵抗がある場合は、リラックスして治療が受けられる個室スタイルの歯科医院がおすすめです。
安岡デンタルオフィスでは、個室カウンセリングルームをはじめ、診療室は半個室と完全個室の2種類をご用意しております。
プライベートな空間で治療が受けられる環境を整えておりますので、いつでもご相談いただけたら幸いです。
まとめ
虫歯を悪化させてしまったことで「歯医者さんに行きづらくなった」「虫歯がひどくて怒られるかもしれない」「辛い治療が待っているかもしれない」と、足が遠のいてしまっている方は少なくないでしょう。
そこで知っておいていただきたいのは、私たち歯科医師は、患者様の虫歯を見て「いかに負担の少ない治療で患者様の笑顔と健康を取り戻すか」と考えているということです。
患者様の不安や後ろめたさを払拭し、一緒に健康な状態を目指していきたいと考えておりますので、まずは勇気を出してご相談にお越しいただけると幸いです。