インプラント治療ができない6つのケースを理事長が解説！｜吹田市江坂駅の歯科・歯医者【安岡デンタルオフィス】

当院では、できる限りご希望に沿えるよう尽力させて頂きますが、患者さんの状態によってはインプラント以外の治療をおすすめする場合もあります。

インプラントは顎の骨にくっつける治療のため、顎の骨の状態は重要な判断材料です。

また、手術中・手術後のリスクや感染症のリスクを考え、インプラント手術に耐えられる体調であるかどうかも見極める必要があります。

インプラント治療をおすすめできないケースは、大きく分けて6つあります。

1つずつ順番にお話ししていきましょう。

顎の骨の観点から言うと、未成年（20歳以下）の方はインプラントをおすすめできません。

未成年の方は、まだ顎の骨が未発達であり、インプラントを埋め込むことで顎の成長に影響を与えてしまうおそれがあるからです。

未成年でインプラント治療が必要な場合は、顎の成長を待ってから治療を行います。

治療を行える年齢になるまでは、入れ歯などの応急処置を取ることが多いですね。

顎の骨という観点では、顎の骨が薄い、または少ない方についてもインプラントをおすすめできません。

その通りです。

インプラント治療は、歯槽骨という顎の骨に人工歯根であるインプラントを埋め込みます。

この歯槽骨に厚さや高さがないと、インプラントが骨に収まらないのです。

足りない顎の骨を増やす手術を行えば、インプラント治療ができる骨の状態にできます。

足りない顎の骨に対して、人工骨を使い天然骨ができるようにする骨造成や、ご自身の下顎からとった自家骨を移植する骨移植があります。

顎の骨の量が足らない方は、骨造成や骨移植の手術ができる医師の元でのインプラント治療を受けるのがおすすめです。

現在妊娠中、または妊娠を希望している方もインプラントおすすめしません。

手術や投薬で母子に与える負担を考慮して、安全のためにお断りしております。

妊娠中は入れ歯など他の方法で歯を補い、出産後、体調が落ち着いてからインプラント治療をご検討下さい。

未成年の方と同様に、入れ歯など他の方法で歯を補い、出産後に体調が落ち着いてからインプラント治療を検討するといいでしょう。

インプラントは、全身疾患や糖尿病などの持病がある方もおすすめできません。

そうですね。

しかし、かかりつけの医師と連携をとって体調をコントロールできれば、手術が可能になるケースもあります。

まずは一度ご相談ください。

インプラントに使用される素材のチタンは、イオン溶出がありません。

そのため、かゆみやかぶれなどのアレルギー反応がほとんど起こりませんから、ご安心ください。

体質的にアレルギーが心配と感じる方もいらっしゃいますよね。

チタンによるアレルギーが心配な方は、事前にパッチテストを行うことも可能ですよ。

虫歯や歯周病がある方もインプラント治療を受けられません。

虫歯や歯周病についても、手術中の口腔内感染を避けるためです。

また、インプラントは天然の歯よりも歯周病に感染しやすく、歯周病のままインプラントを入れてしまうとインプラント歯周炎になってしまうおそれもあるのです。

はい、治療を終えてからであればインプラントは可能です。

虫歯・歯周病がある場合は、まずこちらの治療を優先しましょう。

あきらめてしまうのはまだ早いです。

「インプラントでの治療を受けられない」と言われたとしても、インプラント専門医で相談をすれば「可能」と判断されるケースもあります。

歯科医院によって設備も違いますし、在籍している担当医師の実績や経験値もそれぞれ異なるため、インプラントでの治療が可能と判断できる範囲も変わってきます。

当院には「他院でインプラントを断られてしまったんです」と相談に来られる方も少なくありません。

そうですね、まずはお気軽にご相談ください。