歯医者の保険診療と自費診療(自由診療)、どういうところが違うのか|江坂駅近くの歯科・歯医者なら安岡デンタルオフィス

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歯科医師が教える歯の健康のための【歯のコラム】

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2018.11.07

歯医者の保険診療と自費診療(自由診療)、どういうところが違うのか

歯科治療には、保険がきく保険診療と保険がきかない自費診療(自由診療)があることは皆さんもご存知のことと思います。
日本の歯科における保険診療は世界でも稀に見る充実ぶりで、健康保険に入ってさえすれば、歯にトラブルが起こったとしても、大抵の問題は健康保険で、日本どこでも同じ価格、しかも安価で治療を受けることができます。
自費治療に関しては、高価なため「贅沢な治療」と思われがちで、「保険で十分」だと思っている人もいるのではないでしょうか。
このように、「歯科治療にかかる医療費を節約したければ、保険治療が一番だ」と思っている人が日本には多いですが、実際のところ、そうとは言い切れない現実があります。
詳しく見ていきましょう。

保険診療とは

保険診療とは

保険診療とは健康保険に加入している場合に利用できる制度で、加入している保険の保険証を医療機関に提示すれば、治療費の自己負担が0割から3割で済むというものです。

保険診療の利点

保険診療の最大の魅力は、その料金の安さです。
世界中どこを見ても、日本のようにありとあらゆる歯の治療を、これほどの安価で受けられるところはないと言って良いでしょう。
また、保険治療にかかる料金は日本どこの歯科医院にかかっても同一です。
そのため、歯にトラブルが起こっても、それほど料金のことを心配することなく、歯科医院にかかることができます。

どのような治療が保険治療になるのか

保険診療が適用になるのは、病気になったところ、機能が失われてしまったところというような、「悪くなったところ」に対してです。
保険診療は、このような「悪くなったところ」に対し、必要最低限の治療を保証するものです。
そのため、歯に病的なところが見つからず、病名をつけられないものに対しては、保険診療で行うことができません。

保険診療の欠点

保険診療はあくまで病的な状態を取り除き、機能を回復することを目的としていますので、治療に使用する材料や治療法というのが決まっています。
そのため、「個人個人にとって最適の治療」というレベルの治療は受けられません。
例えば、セラミックのような体に優しい材料を使えなかったり、場所によっては銀歯を使用しなくてはならず、審美的に問題が出てしまったり、というようなことがあります。
また、最新の治療機械・治療技術を使った治療法を受けられない、治療時間をじっくりかけて治療してもらえない、というような制限があります。

自費診療とは

自費診療とは

自費診療は、保険が一切きかない治療のことで、治療費は歯科医院が独自に決め、患者さんは治療費の全額を払わなければなりません。
通常自費診療は保険診療に比べて高額になります。

自費診療のメリット

自費診療は保険診療のような治療内容の決まりや、治療に使用する材料や機械などの制限がありません。
また、治療費が高額であるため、より個人個人に合った、時間をかけたきめ細かい治療が受けられ、より納得のいく治療を受けることができます。

どのような治療が自費診療になるのか

自費診療では、より審美的な治療を受けることができます。
例えば歯の色に最も近く、年数が経っても変色しない審美的なセラミック治療、歯を白くするホワイトニング、歯茎の黒ずみを消す治療、というような治療などです。

歯ならびを整える矯正治療も、現在の日本では通常保険がききません。
ただし、顎の変形が見られる症例で手術が必要となる場合には、保険がきくケースもあります。

歯を失った部分に人工歯根を立てて歯をかぶせる「インプラント」も、機能回復させるための治療ではありますが、機能回復する「最低限の」治療ではないため、保険は適用になりません。

より快適性を目指した治療も自費になります。金属としての安定がよく、錆びにくく、金属アレルギーを起こしにくいゴールドの詰め物、被せ物、入れ歯で金属を広範囲に使用することで薄く違和感の少ない「金属床義歯」、よりフィット性に優れた「シリコーン義歯」などがその例です。

最新の治療機器や材料を使った最新治療も、保険適用外で自費診療になります。
例えば、歯科用レーザーを使った治療、マイクロスコープを使った治療、歯茎の再生治療に使われる材料、虫歯を治すと言われているようなセメントなどです。

そして、歯周病や虫歯を予防する「予防治療」も保険の対象外です。
予防治療としては、PMTCというお口のクリーニング、フッ素塗布、唾液検査、のようなものが挙げられます。
現在の日本では、歯や歯茎が悪くなってからしか保険診療を受けられないのが現状で、自分の歯をより積極的に虫歯や歯周病から守っていくためには、自費診療を受けるしかありません。

自費診療の注意点

自費診療のデメリットとしては、まずその治療費が挙げられますが、これに関しては、通常治療自体が良い状態で長持ちしますので、必ずしも「高いからデメリット」だとも言えません。
しかし、自費診療が高いから治療のクオリティが良い、とも言い切れない部分があります。
それは術者の治療技術の良し悪しにも左右されるからです。
そのため、自費診療を受ける場合は(保険診療ももちろんですが)特に、治療を受ける歯科医院が信頼できる医院かどうかをよく見極めることが大切です。

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