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歯科医師が教える歯の健康のための【歯のコラム】

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2018.09.25

歯列矯正で不定愁訴が改善する?噛み合わせと体の不調の関係は?

皆さんは、原因がよくわからないけれど不調が続くようなことはありませんか?
いやゆる「不定愁訴」と呼ばれる症状で、根本的な原因がわからないだけに対処のしようもなく、もどかしい思いをされていることかと思います。
実は、そんな不定愁訴は、歯並びの悪さに由来していることも珍しくありません。
そのため、歯列矯正で不定愁訴などの不調が改善されることも多々あります。
ここではそんな噛み合わせと体の不調の関係について、改善方法もまじえながら詳しく解説します。

噛み合わせの悪さが原因で生じる症状について

噛み合わせの悪さが原因で生じる症状について

噛み合わせというのは、単にものを噛む際の効率に関係しているだけではありません。
歯並びが乱れていて噛み合わせが悪いと、口腔周囲をはじめ全身に様々な症状を引き起こすことがあります。
最も一般的なのが顎関節症です。噛み合わせが悪いと、顎の関節へと過剰な負担がかかるため、顎関節に炎症や腫脹を引き起こしてしまうのです。

それから、頭痛やめまい、耳鳴りや難聴といった症状も噛み合わせが悪さから引き起こされることがあります。
これらも比較的、口腔から近い場所に症状が現れていますので、なんとなくその関連性も理解できるかと思います。
さらに、噛み合わせが悪い状態である不正咬合というのは、肩こりや腰痛、手足のしびれなどの原因となることもあるのです。
ここまでくると、正に全身症状といった感じで、一見するとなぜ噛み合わせと関連があるのか理解しがたいかと思います。

不正咬合が不定愁訴の原因となる理由

上述したように、噛み合わせが悪い状態を意味する不正咬合では、全身に様々な症状をもたらします。
いわゆる不定愁訴と呼ばれる症状です。
不正咬合と不定愁訴という、つながりの薄い両者が関連する理由については、噛み合わせが悪いことで生じる体の変化について考えると、理解しやすくなります。

まず、噛み合わせが悪い状態を放置すると、咀嚼筋を始めとした筋肉のバランスが崩れてしまいます。
ものを噛んだ時に、適切な状態で歯列が噛み合わないため、それを筋肉で補おうとする結果、筋肉の付き方にアンバランスが生じるのです。
そしてそれは、咀嚼筋にとどまらず、顔や頭、肩や腰の筋肉にまで影響を及ぼしていくのです。

私たちの体は、全身の筋肉が連動して支えられ、運動を行っていますので、どこかひとつでも異常が生じると、それが全身へと及んでいくのです。
その結果、頭痛や肩こり、腰痛などの不定愁訴が生じてきます。
また、筋肉のバランスが崩れることによって、それを支えている骨格もアンバランスとなり、さらなる前進症状を引き起こすこととなります。

歯列矯正で噛み合わせが良くなり不定愁訴も改善

歯列矯正で噛み合わせが良くなり不定愁訴も改善

噛み合わせの悪さは、歯列矯正で治すのが最も一般的です。
上下の歯がきちんと噛み合っていないということは、歯が正常に並んでいないことを意味していますので、歯列矯正が不可欠です。
もちろん、不正咬合の原因としては、筋肉の使い方が悪かったり、顎の骨格自体に大きな問題があったりする場合もありますので、すべての症例において歯列矯正が適用されるわけではありません。
とはいえ、噛み合わせの問題は、ほぼ歯並びの問題と考えても間違いではありませんので、歯列矯正によって歯並びを良くし、不定愁訴などの全身の不調を改善することは、多くの歯医者が推奨することでしょう。

実際、乱れていた歯並びが歯列矯正によって整えられ、きちんと噛めるようになると、咀嚼筋の活動も正常化されます。
過剰な力で噛まずとも、たべものを咀嚼できるようになり、顎関節への負担も軽減されるのです。
その結果、咀嚼筋痛や顎関節症の症状などが改善されます。
また、全身の筋肉に対する悪影響も減少するため、頭痛や肩こり、腰痛などの不定愁訴も改善していくことでしょう。
もちろん、歯医者としては、歯列矯正をすることで不定愁訴が必ず改善されるとは言い切れません。
なぜなら、噛み合わせの悪さ以外の原因で、頭痛や腰痛などの症状が現れていることがあるからです。
ですので、歯列矯正によって改善される不調は、あくまで歯並びの悪さや噛み合わせの悪さに由来している不定愁訴に限られるという点を理解しておきましょう。

まとめ

このように、噛み合わせの状態と体の不調には、直接的ではないにしても、間接的な関係があります。
それだけに、歯列矯正によって歯並びと噛み合わせを整えると、自ずと全身の不調である不定愁訴も改善することがあります。
今現在、原因不明な体の不調で悩まされている方は、まず歯科医院を受診して、その原因が口腔内にあるかどうかを歯医者に診てもらうことをおすすめします。
もしも歯並びの悪さに由来する不定愁訴であれば、適切な歯列矯正を受けることで、症状の改善が見込めます。
こればかりは、歯並びや噛み合わせの専門家でしかわからないことなので、歯科医院の受診は非常に有効な手段だといえます。
とくに歯列矯正を専門に行っている矯正医であれば、不定愁訴との関連をきちんと見極めることができるかと思います。

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