2024.02.09
インビザライン矯正中のホワイトニングは効果が落ちる?注意点や対策についてご紹介
インビザライン矯正を行いつつ、ホワイトニングもしたい。常に人と接する機会が多く、身だしなみに気を使っている方には、どちらも行えるのが理想です。ただ、インビザラインとホワイトニングを並行して行う際には、注意する点が複数ございます。
ここでは、インビザライン矯正とホワイトニング治療を同時に行う際の注意点やインビザライン矯正と並行して行えるホワイトニング治療を解説いたします。
ぜひご参考くださいませ。
インビザライン矯正中のホワイトニングはできる?
結論、インビザライン矯正中でも、ホワイトニングは可能です。インビザライン矯正はマウスピースを用いた矯正治療のため、取り外しの融通がきくので、ホワイトニングは可能です。ですが、ホワイトニングを行うのは、インビザライン矯正を終えてから治療を行うのをお勧めします。
ここからはインビザライン矯正中のホワイトニングの注意点について紹介いたします。
インビザライン矯正中のホワイトニングの注意点
インビザライン矯正中のホワイトニングの注意点について以下の項目にてそれぞれ紹介いたします。
タイミングに気を付ける
ホワイトニングは、歯が整ってきた段階や、保定期間に入ってから行うことで最大限の効果を得ることができます。
というのも治療を行う前の歯並びが整っていない段階でホワイトニング治療を行うことで、薬剤が均等に行き渡らずにホワイトニングに色ムラが出来てしまうからです。
よって、歯並びが整っている状態で行うホワイトニングに比べ、治療の回数が増加し手間になってしまいます。ホワイトニングを行うタイミングは、歯科医師の方と相談して行うのがよいでしょう。
痛みや知覚過敏を引き起こす可能性がある
矯正治療中は、歯が外部からの刺激に敏感になるため、ホワイトニングはお勧めできません。矯正治療は、歯を動かす治療のため、歯と歯茎の間に隙間ができます。その際、ホワイトニングの薬剤が染み込み、痛みを引き起こす可能性があります。
また、知覚過敏の場合もホワイトニングはおすすめできません。ホワイトニングの薬剤には知覚過敏を引き起こす成分が入っているため、しみる症状をより強く感じてしまいます。なので、痛みに弱い方のインビザライン矯正とホワイトニング治療の同時進行と、知覚過敏をお持ちの方は、ホワイトニングはあまりおすすめは出来ません。
歯の神経の有無
歯の神経の有無や虫歯の有無でホワイトニングの効果が左右されます。ホワイトニングは歯の表面にあるエナメル質を白くする治療になります。虫歯や無髄歯(神経のない歯)などが原因で、歯の内部から変色している場合は、ホワイトニングの効果を得ることが出来ません。
原因である虫歯や神経の治療を行ってからでないと白くならないのでご注意ください。
アタッチメントによるムラが出来てしまう
インビザライン矯正を行う際に、アタッチメントと呼ばれる器具を歯の表面に装着することがあります。アタッチメントは自由に取り外すことが出来ないため、矯正中にホワイトニングを行った場合、アタッチメント部分に薬剤が浸透しないため、部分的にムラが発生してしまいます。
ホワイトニング治療自体は行えますが、アタッチメントの装着期間を経て、なおかつ歯並びが整ってから、治療を行うことを推奨いたします。
医師からNGが出る可能性がある
インビザライン矯正の進捗具合によっては、ホワイトニングがNGになる可能性があります。
理由としては、激しい痛みが伴うことや色ムラが起こることを考慮したうえで、許可が下りない
可能性があります。その場合は、医師の指示に従い、ホワイトニングは控えるようにしましょう。
インビザライン矯正中にできるホワイトニング
ここでは、インビザライン矯正と同時進行で行えるホワイトニングについて紹介いたします。
ぜひご参考くださいませ。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医師や歯科衛生士が施術を行う、高い効果が期待できるホワイトニングになります。オフィスホワイトニングの特徴として、一回の施術で効果が実感しやすく、ムラや痛みが出ても適切な治療が行えることにあります。
ホワイトニングは本来、数回の施術を通して、歯を白くしていく治療のため時間が掛かります。オフィスホワイトニングであれば、一度の施術で高い効果が得られるため、インビザライン矯正と相性抜群なホワイトニング治療になります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、専用のマウスピースとホワイトニング剤で、自宅で行えるホワイトニングになります。
自分の好きなタイミングでホワイトニングが可能なため、歯医者に通う時間がないといった方にお勧めです。オフィスホワイトニングに比べて、時間がかかる反面、長期間色持ちするといったメリットがあります。
インビザライン矯正では、マウスピースにホワイトニング剤を添付し、矯正を行いつつホワイトニングを同時に行うことが可能です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う治療になります。自宅とクリニック両方でホワイトニングを行うため、短期間で効果を得ることが可能です。イベントや冠婚葬祭を直前に控えている方などにおすすめです。もちろん、インビザライン矯正中でも治療は可能です。
セルフホワイトニング
セルフホワイトニングとは、専門店やサロンなどで、自分自身で施術を行うホワイトニングになります。
日本では、歯科医師・歯科衛生士以外の人が、口の中を触れられないので、患者様自身で治療を行う方法になります。セルフホワイトニングはタバコによるヤニなどの汚れやホワイトニング後のケアとして推奨されます。
セルフホワイトニングで使用される薬剤は、歯の表面の汚れを落とす作用のがありますが、歯を白くする効果は期待できません。インビザライン矯正中であれば、なおさら効果が落ちる可能性もあります。本格的なホワイトニングを受けたい方には、おすすめできません。
ホワイトニングを行う適切なタイミングとは
ここでは、インビザライン矯正中のホワイトニングの導入のタイミングについて解説いたします。
ぜひご参考くださいませ。
インビザライン矯正後の保定期間
ホワイトニングを行うタイミングとしては、矯正治療後の保定期間がベストです。保定期間に行うのが良いとされる理由として、治療による歯の移動が終わっているため、ホワイトニングによる痛みやムラを極力無くすことができます。
治療で歯を動かしている時にホワイトニングを行うと、色村や薬剤による沁みや痛みに繋がります。
なので、よほどの理由がない限りは、保定期間中のホワイトニングをおすすめします。
歯のクリーニングを行う
インビザライン矯正中に、歯の黄ばみが気になることがあるかと思います。しかし、ホワイトニングは痛みや色ムラが起こるため、避けたいといった方には歯のクリーニングをおすすめします。
歯のクリーニングとは、歯の表面についた着色汚れや歯石を取るといった施術になります。これにより、本来の歯の白さを取り戻せることはもちろんのこと、矯正治療に悪影響を及ぼす歯周病や虫歯の予防にも繋がります。矯正治療中は、歯のクリーニングを受けることを推奨いたします。
ホワイトニング料金表
当院で提供しているホワイトニングの料金は以下の通りです。
種類 | 金額 |
【ホームホワイト】 自宅でご自身で行うホワイトニングです。上下20本。専用のトレーを作成します。薬剤が無くなった場合、1本2,000円で追加購入可能です。 |
¥27,500(税込) |
【オフィスホワイト】 歯科医院でのみ受けられるレーザーを使ったホワイトニングです。上下20本。1回の施術だけでも効果を感じやすいですが、回を重ねることでより歯の白さを感じられます。施術時間は1回45分~1時間なので、保定期間中のメンテナンスの同時施術もおすすめです。 |
¥16,500(税込) |
【オフィスホワイト(3回)】 オフィスホワイトを初回から2ヶ月以内に3回行います。集中的に行うことで歯を白くします。 |
¥38,500(税込) |
【オフィスホワイト(2回)・ホームホワイト】 オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを同時に行います。より効果的に短期間で白くしたい方におすすめです。 |
¥55,000(税込) |
【しつこいヤニ取り】 しつこいヤニを専用の粉を用いて取り除きます。歯肉治療が完了した頃をおすすめします。上下前歯12本での料金です。奥歯も同時に行う場合は担当衛生士までご相談ください。 |
¥2,750(税込) |
※平日17時以降と土曜日は上記料金の20%増しの料金をいただきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
インビザライン矯正とホワイトニングを並行して、行うのは可能ではありますが、様々な注意点が存在します。それらを念頭に置いて、適切な方法・タイミングで治療を受けることが大切です。不安であれば、歯科医師に相談してから治療を進めていきましょう。
当院安岡デンタルオフィスでは、インビザライン矯正のダイヤモンド認定ドクターが在籍しており、レベルの高いインビザライン矯正治療を提供する体制を整えております。また、ホワイトニングもオフィスホワイトニングからホームホワイトニング、クリーニングなども行っております。
マウスピース矯正やホワイトニングのご興味がある方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。