2023.11.29
歯医者の定期検診は意味がない?無意味に感じる理由と検診の必要性を合わせて解説
「歯医者の定期検診は受ける意味があるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。たしかに歯医者の定期検診に行っても虫歯や歯周病になったり、毎回同じような検査をしたりするので、無意味に感じてしまう気持ちも理解できます。
この記事では、歯医者の定期検診は意味がないと思う方へ向けて、無意味に感じる理由と、検診の必要性を合わせて解説しています。
定期検診を受けないデメリットやよくある質問についても解説していますので、定期検診について疑問がある方はぜひ参考にしてみてください。
歯医者の定期検診を意味がないと感じる3つの理由
歯医者の定期検診を意味がないと感じる理由は以下のとおりです。
- 定期検診の効果が感じられない
- 健康な歯を維持している自信がある
- 毎回同じで違いが感じられないから
定期検診の効果が感じられない
定期検診を受けても虫歯や歯周病を100%防ぐことはできないため、効果を感じられないという方もいるでしょう。
定期検診には、虫歯や歯周病の予防だけでなく、トラブルを早期発見するための検査という目的もあります。虫歯や歯周病の早期発見ができると、短期間で簡単に治療が終えられる可能性が格段に高くなり、治療費も安く済むというメリットがあります。
定期検診に意味がないと感じる方もいるでしょうが、将来の歯の治療を少しでも楽なものにするためにも、歯医者の定期検診を受けるのがおすすめです。
健康な歯を維持している自信がある
日々のセルフケアを徹底しており健康な歯を維持している自信がある方にとって、定期検診は意味がないと感じてしまうものです。しかし普段どれだけ気をつけていようと、虫歯や歯周病になってしまう可能性はゼロではありません。
初期段階の虫歯や歯周病は自覚症状がほとんどないため、自分では気づきにくいことも多くあります。虫歯に気が付かず放置して症状が進行してしまうと、痛みや腫れが出たり、治療が難しくなってしまう可能性もあります。
健康な歯を維持している自信がある方でも、虫歯や歯周病のリスクはあるため、定期検診を受けておくのがおすすめです。
毎回同じで違いが感じられないから
歯医者の定期検診が毎回同じように感じられ、違いがよくわからないという方もいるでしょう。しかし毎回同じような検査をするのには理由があり、定期検診の効果を最大限発揮するプロセスとして重要な役割を果たしています。
定期検診での一定の内容の検査は、見落としや漏れがなく、隅々までしっかりとチェックするために必要なものです。口内をしっかりとチェックし、虫歯や歯周病を早期発見するためにも、定期検診はできるだけ受けるようにしましょう。
歯医者の定期検診が必要な理由
歯医者の定期検診が必要な理由は以下のとおりです。
- 虫歯や歯周病の予防・発見・治療
- 過去の治療や矯正した歯の経過観察
虫歯や歯周病の予防・発見・治療
歯医者の定期検診は、虫歯や歯周病の予防・早期発見・治療するために必要です。
虫歯や歯周病は初期の段階だと自覚症状がほとんどなく、自分では気付きにくいことがほとんどです。虫歯に気付かずに放置して症状が進行してしまうと、痛みや腫れが出たり、大掛かりな治療が必要になってしまう場合もあります。
歯医者で定期検診を受けることで、虫歯や歯周病の予防や初期段階での発見・治療ができるため、将来的な歯の健康に繋がります。
過去の治療や矯正した歯の経過観察
過去に治療や歯列矯正をした歯の経過観察としても定期検診は必要です。
すでに治療が終わっているとはいえ、今後トラブルが100%起きないとは限りません。過去の治療部位のトラブルに気が付かず放置してしまうと、最悪の場合、治療のやり直しや追加の治療が必要になってしまうことも。
虫歯や歯周病の予防・発見だけでなく、過去の治療箇所の経過観察という意味でも、定期検診は大切な検査の一つです。
歯医者の定期検診を受けないデメリット
歯医者の定期検診は意味がないからと「受けない」デメリットについて紹介いたします。
- 自覚症状のない虫歯や歯周病に気づかず症状が進行してしまう
- 虫歯や歯周病の治療に多くの治療費がかかってしまう場合がある
- 歯の機能が低下してしまうことも
自覚症状のない虫歯や歯周病に気づかず症状が進行してしまう
虫歯や歯周病は初期の段階だと自覚症状がほとんどなく、自分では気づきにくいことがほとんどです。虫歯や歯周病になっているのに気付かず病状が進行してしまうと、痛みや腫れが出たり、大掛かりな治療が必要になってしまう可能性があります。
虫歯や歯周病に気が付かず症状が進行してしまって良いことは一つもないため、意味がないからと定期検診を受けないのはおすすめできません。
虫歯や歯周病の治療に多くの治療費がかかってしまう場合がある
定期検診を受けないと、虫歯や歯周病の治療に多くの治療費がかかってしまう場合があります。
自覚症状のない虫歯や歯周病に気が付かず、病状が悪化してからの治療は、根管治療や抜歯など大掛かりな治療が必要になる可能性があります。大掛かりな治療は、治療期間や回数も長くなるうえ、治療費も多くかかるため、誰しもが避けたいものです。
自覚症状のない虫歯や歯周病を発見し、できるだけ早い段階で治療を受けるためにも、定期検診を受けるのがおすすめです。
歯の機能が低下してしまうことも
虫歯や歯周病に気が付かず病状が進行してしまうと、噛み合わせや欠けなど、歯の機能が低下してしまうことも。
歯の機能が低下してしまうと、食事など日常生活に悪影響を与えてしまうため、できる限り機能を維持したいと思うものです。
歯の健康を守り機能を維持するためにも、できるだけ定期検診を受けることをおすすめします。
歯医者で行う定期検診の内容を紹介
歯医者で行う定期検診の内容を紹介いたします。
- 虫歯や歯周病のチェック
- 歯垢や歯石のクリーニング
- 噛み合わせのチェック
歯医者によって少し違いはあるものの、基本的にどこの歯医者でも同様の定期検診を行います。
虫歯や歯周病のチェック
最初に検診で虫歯や歯周病をチェックします。
専門の歯科医師が患者様の歯と歯茎の健康をチェックし、必要に応じて治療やケアを提案します。
虫歯や歯周病は初期の段階だと自覚症状がないことが多いため、まずは専門家の目による検診は大切な検診の一つです。
歯垢や歯石のクリーニング
次に虫歯や歯周病の原因となる歯垢や歯石のクリーニングを行います。
自分では届かない場所の汚れや歯石を専門の歯科衛生士の手によってキレイに取り除き、口内を清潔な環境へと近づけます。
噛み合わせのチェック
定期検診では専門の歯科医師による噛み合わせのチェックも合わせて行います。
歯の噛み合わせが悪いと、虫歯や歯周病の原因になったり、場合によっては歯が欠けてしまうことにも繋がりかねません。
噛み合わせのチェックをし、必要に応じて治療や調整を行うのも、歯の健康を保つための大切な項目です。
歯医者の定期検診でよくある質問
歯医者の定期検診でよくある質問を紹介いたします。
- 定期検診は何ヶ月に1回受ければいいですか?
- 定期検診だけ別の歯医者へ行ってもいいですか?
- 定期検診は保険適用できますか?
定期検診は何ヶ月に1回受ければいいですか?
定期検診は3ヶ月~半年に1回受けるのがおすすめです。過去の治療歴や現在の口内環境によっても変わるため、「◯ヶ月がいいですよ」とは言い切れません。歯医者に来られた際にご相談いただければ、患者様にとって適切な頻度をご提案いたします。
定期検診だけ別の歯医者へ行ってもいいですか?
定期検診はお好きな歯医者で受けられるため、別の歯医者へ行っても問題ありません。
定期検診の内容は歯医者によって少しずつ違うため、ご自身に合った歯医者選びが大切です。
虫歯や歯周病が見つかった場合、別の歯医者だと二度手間になってしまう可能性もあるため、治療をどこで受けるかも考えたうえで歯医者を選びましょう。
定期検診は保険適用できますか?
定期検診は保険適用で受けられます。安岡デンタルオフィスの場合、定期検診は1回あたり3,800円〜4,500円で提供しております。
必要な料金は歯医者によって変わりますので、まずは電話やメールで問い合わせしてみることをおすすめいたします。
定期検診で悩んだら江坂の安岡デンタルオフィスへご相談ください
定期検診は、虫歯や歯周病を早期発見・治療し、歯の健康を守るためにも、定期的に受けてこそ意味があります。
意味がないからと定期検診を受けずにいると、虫歯や歯周病に気が付かず悪化してしまい、大きな治療が必要になってしまうことも。できるかぎり3ヶ月~半年に1回の定期検診を受け、歯の健康を守ることをおすすめいたします。
安岡デンタルオフィスでは、患者様の歯の健康を第一に考えた丁寧な検診・歯科治療を提供しております。定期検診で悩んだら、江坂の安岡デンタルオフィスへお気軽にお問い合わせください。