2024.02.13
出っ歯はマウスピースでも矯正できる！治療内容や費用について解説
歯列矯正の一つにマウスピースを用いた治療があります。矯正と聞くとワイヤーを用いた治療を思い浮かべる方が大半だと思われます。マウスピース矯正では、見た目を気にせずに治療を行うことが可能です。
ここでは、「出っ歯を治したいけどマウスピースでもできる？」「マウスピース治療の費用はどのくらい？」などの疑問を解消していきたいと思います。また気になる治療費用や治療期間についてご紹介します。出っ歯の治療法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
マウスピースでも出っ歯（口ゴボ）を矯正できる？
出っ歯は、症状が軽度な場合に限り、マウスピース矯正で治療することが可能です。口ゴボと呼ばれる口元が前に突き出している状態も、歯並びによって起きるものであり、骨格に問題がない場合や前歯の重なりが少ない場合は、マウスピース矯正で治療ができます。
マウスピース治療とは
マウスピース治療とは、従来の矯正と比べ、目立たず、取り外しが出来るため衛生的であり、部分矯正であれば比較的安価に行うことが可能な矯正となっています。
口ゴボと呼ばれる口元が前に突き出している出っ歯状態は、歯並びによってなるものであり、
現在では、マウスピース矯正で治療を行うことが可能です。
マウスピース治療では対応が難しいケースとは
ここでは、マウスピース治療では難しい、または対応できないケースについて紹介します。
主に治療ができない、難しい症状として、骨格が原因で前歯が著しく前に突き出している場合や重度の出っ歯、インプラントを埋入しているなど、様々な要因があります。
遺伝による骨格要因
骨格的な遺伝による出っ歯も存在します。
これは、元々の噛み合わせ自体が「上顎の歯が全体的に下顎よりも前に位置すること」なので、マウスピースでは治療ができないことがあります。その場合はブラケットやワイヤー矯正、外科手術が必要になるケースもあります。
重度の出っ歯
重度の出っ歯の場合、マウスピース矯正だけでは治療が難しいです。
重度の出っ歯には、「前歯で噛み切れない」「上下の唇を閉じれない」などの症状があり、マウスピースだけでは治療が出来ない可能性があります。
インプラントがある場合
インプラントの歯は通常の矯正では動かすことが出来ません。天然歯の場合、歯根膜と呼ばれる歯を覆っている膜があり、矯正においても歯を動かすための、大きな役割を担っています。しかしインプラントだと顎の骨と直接くっつけるため、歯根膜がありません。
なので、インプラントをしている場合、マウスピース矯正が出来ない可能性があります。
マウスピース矯正治療の費用
出っ歯のマウスピース矯正治療の費用相場は一体いくらになるのでしょうか？
出っ歯の治療を行う場合の費用は330,000円～1,000,000円程度となっています。マウスピース矯正にかかる費用は、歯科医院やマウスピースを取り扱っているメーカーによって異なります。歯医者に来院される場合、確認することをお勧めします。
マウスピース治療の装着期間
マウスピースの装着期間は、部分矯正と全体矯正で変わります。出っ歯の矯正治療期間は、出っ歯の状態や原因、その他の歯並びによっても異なります。
ここでは治療内容と装着期間について紹介させて頂きます。
部分矯正
治療期間は数か月から1年ほどと全体矯正と比べ、短くなっています。出っ歯の症状が軽度で他の歯並びにも問題がないようなケースは部分矯正で治療が可能です。噛み合わせに支障がなく、軽度の歯の乱れがある方にお勧めの治療となっています。
全体矯正
全体矯正は、部分矯正と比べて、奥歯も噛み合わせの改善を行うため、期間は6か月から3年ほどと長くかかります。また矯正治療のための歯の移動や調整などの、治療の進行に合わせて定期的な診察が行われます。
まとめ
マウスピース矯正で出っ歯の治療は可能なのかについて紹介させていただきました。マウスピース矯正は、目立たず、取り外し可能な装置を用いるため、違和感が少ないです。
また、様々な症例にも対応しており、出っ歯の治療も充分可能となっています。出っ歯には様々な弊害があり、口が閉じられない状態による口臭や急な転倒等によって前歯を折ってしまう可能性もあります。
マウスピース矯正で出っ歯を治療することで、口内の見た目も美しくなり、内面の美しさや自信を得ることができます。当コラムが「出っ歯を治したい」「歯並びを良くしたい」と考えている方のきっかけになれれば幸いです。
