インプラントのデメリットとは?老後のインプラント治療や注意点も解説|江坂駅近くの歯科・歯医者なら安岡デンタルオフィス

初診ご予約・ご相談専用

06-6310-4618

治療中・再診の方専用

06-6310-4618

[診療時間] 9:30-13:00 / 14:30-18:30 日曜・祝祭日休診

〒564-0051 大阪府吹田市豊津町2-11-1F(クライトンホテル江坂前)

お役立ちコラム

blog

2024.02.16

インプラントのデメリットとは?老後のインプラント治療や注意点も解説

近年、歯を失ったときの治療法として、インプラント治療が広まってきています。「自然な見た目になる」「しっかり噛める」「長持ちする」などさまざまなメリットがありますが、インプラントのデメリットも把握しておく必要があります。今回は、インプラントのデメリット、治療の注意点などをご紹介します。インプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントのデメリット

インプラントには、リスクもあります。治療を受けてから「知らなかった」と後悔することのないよう、事前にインプラントのデメリットを把握しておきましょう。ここでは、デメリットを4つご紹介します。

治療費が高い

インプラントは、基本的に保険外の診療のため、治療費が高いです。ブリッチや入れ歯は保険で治療できるので、費用の負担が小さいですが、インプラントは費用の負担が大きくなりやすいです。一般的に、1本30万以上かかると考えてください。

ただし、10万(年収200万以下は5%)を超えると、医療費控除の対象になり、インプラントの治療費を抑えられます。また、クレジットカードや歯科用ローンで分割払いできる歯科医院もあります。

治療期間が長い

インプラントは、顎の骨に埋め込む外科手術です。骨に定着するまで3~6ヶ月程度かかり、場合によっては1年ほどかかることもあります。

治療後、しばらくは硬いものを食べることは難しいでしょう。今すぐ噛めるようになりたい方や、治療をスピーディーに終わらせたい方には、インプラント治療は避けた方がよいです。

手術にはリスクが伴う

手術には、さまざまなリスクが伴います。歯茎や顎の骨に外科手術を行うため、ドリルで骨に穴を開けます。万が一、神経や血管を傷つけると、神経麻痺や出血多量になる可能性が高いです。

術中は麻酔が効いているため痛みはありませんが、手術から1週間ほど経つと、痛みや腫れなどの症状が出ることがあります。

また、インプラントには、感染症のリスクもあります。特に多いのが、歯周病に似た「インプラント歯周炎」です。インプラント歯周炎は、口内の汚れが原因で進行するもので、症状が悪化すると顎の骨が溶けてしまいます。

口臭がきつくなることがある

インプラントの治療をして、口臭がきつくなるケースは、主に3つあります。1つめは、磨き残しがあるケースです。元の歯とインプラント部分に段差ができた場合や歯の隙間を掃除しにくい場合、プラークができて口臭がきつくなることがあります。

2つめは、ネジが緩んでいるケースです。治療から長期間経過するとネジが緩み、すき間から唾液や汚れが入り込みやすくなります。その結果、プラークとなり口臭の原因となるのです。

3つめは、インプラント周囲炎を起こしているケースです。インプラントの周辺の歯茎に炎症を起こしていると、口臭が発生しやすくなります。

老後のインプラント治療のデメリット

老後に、インプラント治療を受けたいと考える人も少なくありません。見た目を若く保ちやすいし、認知症のリスクを軽減できるというメリットもあります。しかし、老後のインプラント治療のデメリットもあるので、理解しておきましょう。

体力がないと手術が難しい

老化すると、体力は低下していく人がほとんどです。インプラントの手術には一般的な体力があれば十分ですが、健康状態が良くないと手術を受けるのが難しいことがあります。老後、体力が著しく衰えている場合、インプラント治療を受けるのは難しいかもしれません。

感染リスクが高い

体力と同様に、免疫力も加齢に伴い、衰えていきます。インプラント治療では、歯茎部分を切断し顎の骨を削るため、手術中・手術後の細菌感染リスクがあります。老後の、免疫力が低下している方は、感染リスクが高いので注意が必要です。万が一、術後に感染したら、インプラント治療は失敗してしまいます。

インプラントと骨が結合しにくい

インプラント治療では、骨を削った後、人工歯根と顎の骨を結合させて、歯を安定させなければいけません。老後は、代謝が衰え傷口の治りも遅いため、人工歯根と顎の骨が結合しにくい可能性があります。

対応できる歯科医院が限られる

60歳以上になると、顎の骨の量が減る傾向があります。インプラントを埋める場所の骨が少ないと、骨を作らなければいけません。そうなると、造骨や骨再生などの治療ができる歯科医に限定されてしまいます。

インプラント治療の注意点

インプラントのデメリットを把握した上で、やっぱり治療を受けたいと思っている方も多いはず。治療を始める前に、以下の3点も頭に入れておいてください。

治療が受けられないケースがある 

インプラントの治療を受けたいと思っても、受けられないこともあります。治療を受けられない人は、未成年や妊婦、顎の骨が弱い・少ない方、高血圧の方、糖尿病や腎疾患などの持病がある方、虫歯や歯周病がある方、チタンアレルギーがある方などです。

喫煙習慣がある方も、治療が受けられないかもしれません。それは、喫煙すると血流が悪くなっているため、傷口の治りが遅くなるからです。

また、顎の骨が不足していると、治療が不可能になってしまいます。気になる疾患などがある方は、主治医と相談の上、治療の可否を判断してください。

歯科医師や歯科技工士の技術次第

インプラント治療を成功させるためには、歯科医師の高い技術も必須です。前歯は、奥歯と比べてあごの骨が薄いため、手術の難易度が難しいこともしばしば。治療時には細心の注意を払うのはもちろんのこと、美しく自然な見た目を再現できる技術が求められます。

顎の骨に埋め込むインプラント体やアバットメントは、各メーカーの既製品を使用します。しかし、人工歯にあたる上部構造は、歯科技工士による手作りです。

また、歯科技工士が加工したカスタムアバットメントを使うケースもあります。前歯のインプラントを自然な歯の色に再現するには、歯科技工士の高い技術が欠かせません。

メンテナンスと日々のケアが重要


基本的にインプラントは長持ちする治療ですが、一度治療すれば終わりではありません。3ヶ月に1回程度のペースでメンテナンスを受けて、インプラントを長く維持しましょう。定期的にメンテナンスを受けることで、インプラントに不具合があったら早く気付けます。

そして、インプラントの寿命を長くするためにも、毎日丁寧にケアしてください。インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病やインプラント周囲炎にはなります。

歯を失った歯茎には、健康な歯にある硬い歯茎がありません。したがって、インプラントの周囲には、食べ物のカスなどが溜まりやすいのです。

ケアが不十分だと、周囲の骨を溶かしてしまう「インプラント周囲炎」になりやすいです。最悪の場合、インプラントが抜け落ちることもあります。インプラントは、細菌に非常に弱いので、口内の汚れをしっかりと除去することが重要です。

まとめ


インプラント治療を受ける場合、メリットだけでなくデメリットも十分に理解しておくことが重要です。インプラント治療の成功のカギとなるのは、信頼できる歯科医院を見つけることです。

安岡デンタルクリニックでは、治療して終わりではありません。症状の原因そのものを根本から治療して、良好な健康状態を長く維持できるようにサポートします。エリアトップクラスの実績数で、15年で累計約2500件のインプラント実績を誇ります。

さまざまなケースに対応しているので、「インプラント治療を受けたいけど不安」という方も、ぜひご利用ください。

pagetop