2023.12.26
腕がいい歯医者の特徴は?失敗しないためにいい歯医者・下手な歯医者の見分け方を解説
歯医者は現在全国に約6万8000軒あり、それはコンビニの1.3倍にあたると言われています。
これほど多くの歯医者が存在する中で、腕のいい歯医者を見分けるのはとても難しいですよね。
せっかく歯医者を受診するのであれば誰しも「腕の良い歯医者で治療を受けたい」というのが患者さんとして当然の心理だと思います。
そこで今回は腕のいい歯医者の特徴と選ぶべきではない歯医者を見分けるためのポイントを解説します。
腕のいい歯医者を見分けることで自分に合った最適な治療を受けましょう。
腕のいい歯医者の特徴
高度な治療技術を提供するための十分な経験がある
インプラント手術のような綿密な検査や細かい技術が必要とされる治療は経験値によって大きく差が出ます。また虫歯治療だけでも、患者様の虫歯の進行具合や、保険診療か自由診療か、など方法は様々で、患者様によっても異なります。
様々な症例の治療を経験することで最適な治療方法を提案することができます。
当院では、患者様の今後の方向性について情報共有を行うために、症例検討会を毎朝設けています。患者様の口腔内の状況や今後の治療計画についてを話し合います。経験の浅い術者にとっては、先輩スタッフから様々なアドバイスをもらい治療を進めていくことができたり、1人で判断せず相談することで、最善の治療を患者様に提供することができます。
時間をかけて話を聞いてくれる
チェアサイドでの会話だけで診療を進める歯医者は、患者様にとって満足のいく治療を受けることはできません。「聞きたかったことが聞けなかった」「歯を抜くなんて聞いていなかった」といった経験はありませんか?患者様が本当に訴えたいことは何なのかを読み取る姿勢や、そのような時間が設けられている歯医者へ通うことをおすすめします。
当院では治療に入るまでに、必ずカウンセリングの時間を取っています。TC(トリートメントコーディネーター)が在籍しており、患者者と医院の間に立ち、双方にとって満足のいく治療を進めるため、カウンセリングを行います。患者様のご希望や口腔内の状況をお伺いしてから、歯科医師に詳細を伝え、治療を勧めていきます。お気軽にご相談ください。
痛みの原因を特定し適切な処置を行う
患者様が来院された理由を解決することはもちろんですが、すぐに治療を開始するのではなく、その症状が起きた原因を考えることも重要です。対処療法ではなく、根本的に原因を解決することは、将来的に同じ症状を繰り返さないことや、全身の健康へと繋がります。
腕のいい歯医者の見分け方
腕のいい歯医者を見極めるために、ホームページを活用しましょう。ホームページには医院の治療に対する思いや、診療内容など新規患者様や医院を知らない方に向けて作成しています。その中でも特に見るべきポイントを紹介します。
実績件数を確認する
歯医者選びの際にはその医院の実績(症例件数)を事前に確認しましょう。歯科医院には様々な治療がありますが、その技術力は多くの症例の経験がある方が信頼できるでしょう。
具体的な件数が記載されていない場合でも、認定制度が記載されていれば、ひとつの指標にしてみても良いかもしれません。
例えば江坂院長がダイヤモンド・プロバイダーを受賞している、「インビザライン・プロバイダー制度」について紹介します。歯科医院の年間の症例数に応じて認定されるステータスランクで、ダイヤモンド・プロバイダーは、インビザラインの症例が年間150〜400ある場合に与えられます。
口コミや評価を確認する
次に見るべきポイントは、口コミや評価を調べることです。口コミや評価から様々な情報を得ることができます。実際に治療を受けた患者様の感想治療の様子やスタッフの対応など、参考程度に確認してみましょう。
現在も技術向上に努めている
技術について定義することは難しいのですが、自己研鑽や勉強会に出席し、今もなお技術向上に努めていることは良いポイントであると考えます。
確認する方法としてホームページのブログを見てみましょう。セミナーの参加や最新の出来事について発信している歯科医院も多く見られます。またその結果として資格の取得や所属団体が記載されている場合もありますので、参考にしてみましょう。
当院では100 を超える世界の研修や勉強会等に赴き歯科技術の向上を追求し続けた理事長の安岡が講師を務め、セミナーや勉強会で技術を若手の歯科医師に継承しています。治療をする前の麻酔を打つ段階で、注射が痛くない状態にするための「無痛麻酔セミナー」や、インプラントの技術を身に着けるために、「豚骨を用いたインプラント・ハンズオン実習セミナー」などを開催しています。
技術の向上に向けた日々の努力が、患者様に安心して通っていただく理由になればと思います。
下手な歯医者の特徴
過剰な症例件数
一定の期間に対して不自然な症例件数がある場合は注意が必要です。
ケースとしては在籍中の医師だけではなく過去在籍していた医師の実績をそのまま症例件数としてカウントしている場合や治療技術を偽って掲載している可能性があります。数だけを見るのではなく、どのような処置を行ったのか、患者様にとってどのような変化があったのかまでを確認しましょう。
すぐに歯を削ろうとする
丁寧な説明が無く削る選択をする医師は注意が必要です。
歯を削ることは一概に悪いとは言えません。例えば虫歯が進行している場合に歯を削ります。虫歯を残しておくと、そこからさらに虫歯が進行してしまうため、削って虫歯のない状態をつくる選択をしています。しかし初期段階で歯に着色がみられる状態であれば、歯を削る必要がない場合もあります。このように患者様の口腔内の状況に応じて適切な判断をすることが必要です。
医院側の提案はもちろん大切ですが、歯は一度削ると二度と戻ってくることはありません。なぜ歯を削る必要があるのか、なぜこの治療をする必要があるのかを教えてくれる、聞くことができると安心です。
ネガティブな口コミが多い
口コミは実際にその医院に通っている患者様のリアルな意見を見ることができます。患者様の感覚は人それぞれですが、ネガティブなコメントが多いということは、診療に満足いっていないことが表れています。医師の技術や態度などを読み取ることができます。
まとめ
腕のいい医師が在籍する歯医者を見分ける方法を紹介しました。歯科医師にも専門分野とする特異な治療や苦手な治療はあるかもしれません。しかしそこでどのような努力をしているのか、患者様にとって最善の治療の提案をする姿勢があるのかも重要です。歯は一度失うと戻ってきません。だからこそ信頼できる歯科医師との出会いのきっかけとなれば幸いです。