2024.07.02
ゴールドインレーのメリット・デメリットを紹介!後悔しないように選ぶには?
歯の詰め物と言えば何を思い浮かべるでしょうか?銀歯やセラミックなどの素材が詰め物として使われているイメージがおありではないでしょうか?
ここでは「ゴールドインレー」とよばれる詰め物のメリット・デメリット、相場について解説していきます。
ゴールドインレーは寿命の長さや歯への適合性の高さといった特徴がある中で、保険適用外の治療であり、見た目が目立つといったことを、ぜひこの記事を通して知ってていただければ幸いです。
ゴールドインレーとは?
ゴールドインレーとは主に金合金、白金加金を使用した歯の詰め物のことを指します。
インレーとは虫歯を削ったあとに装着する詰め物にあたります。被せ物はクラウンと呼ばれています。
保険診療ではコンポジットレジンを詰めるか、銀歯やレジンの被せ物に限定されますが
自費診療ならセラミックやゴールドを選ぶことが可能です。
自費診療で治療費が高額になることもありますが
後悔しないように治療を受ける前に特徴や費用などを確認することが必要です。
ゴールドインレーのメリット
ゴールドインレーについて簡単に解説させていただきました。
ここでは、ゴールドインレーのメリットを大きく3つ紹介致します。他の詰め物にはない特徴や価値を知っていただければ幸いです。
寿命が長い
セラミックの平均寿命は5~10年に対し、ゴールドは20年程度といわれ、寿命が長いです。
また強度があるので、他の素材に比べて、割れたり折れたりといった破損がしにくい素材です。
ゴールドの特徴である「酸化しない」「吸水性がない」ことから劣化しづらく、長く使い続けることができます。
適合性に優れている
ゴールドは、歯の表面を覆っているエナメル質との適合性に優れているので、歯の縁にぴったりくっつくので隙間から再び虫歯になりにくくなっています。
熱膨張率が歯に近く、常に歯と同じ程度で冷たいと縮み、熱いと膨らむ特徴があります。
展延性があるので、噛んでいるうちにすり減り、かみ合わせが合っていきます。
体に優しい
ゴールドは溶けにくいので他の金属と比べて金属アレルギーや歯の変色が起こりにくくなっています。
アマルガムなどの金属には体に有害な水銀が入っていますが、ゴールドには入っていません。
また銀の詰め物はイオンが溶けて歯を黒くしてしまうのですが、ゴールドは歯を変色させることはありません。ゴールドは結晶が細かいので、表面がツルツルで舌触りが良く、歯垢もつきにくい特徴があります。
ゴールドインレーのデメリット
ここでは、ゴールドインレーのデメリットを大きく2つ紹介させて頂きます。デメリットは治療における重要な判断材料になりますので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
保険適用外なので高額
コンポジットレジンなどの保険診療と比べると治療費がかかります。
型取り、装着などに細かな治療操作に時間を要すためなど理由は様々ですが保険適用外の治療であるという点が大きいです。
ただ、ゴールドの耐用年数を考慮すると、破損なので再治療を行うより、1本あたりの治療費としては安く済みます。
見た目が不自然
金属なので色が不自然となり、歯の白色になじまず、口を空けてた際に目立つことから審美性に欠けます。
笑ったときに良く見える前歯などへの治療は推奨されません。奥歯など、比較的目立たない部分への治療をおすすめします。
ゴールドインレーの相場
ここではゴールドインレーの相場について解説します。
ゴールドインレーの平均相場は1本あたり約5万〜10万円になります。
当院安岡デンタルオフィスでは、下記の値段で治療を行っております。
安岡デンタルクリニックでは小臼歯が77,000円(税込)、大臼歯が88,000円(税込)
セラミックのポーセレンインレーは小臼歯が66,000円(税込)、大臼歯が77,000円(税込)
メタルインレー(銀歯)やコンポジットレジンなどの保険治療に比べ、値段は上がりますがその分得られるメリットが大きく、長い人生により良い影響を与えられる治療となっています。
まとめ
ゴールドインレーは寿命が長い、歯質になじみやすい、体に優しいなどのメリットが多くあります。
健康面を重視されてる方、セラミックより耐久性を重視したい方におすすめです。
ただ、保険適用外で高額であること、口を空けた際にゴールドが目立つことなどがデメリットで審美性に欠けます。見た目を重視したい方はセラミックなどの審美性の高いインレーがおすすめです。
当院安岡デンタルオフィスでは、審美治療において、様々な症例に対応したエリアトップクラスの治療を行っております。
ゴールドインレーやセラミック治療にご興味がある方は、ぜひご相談くださいませ。