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2024.07.06

ブリッジをした歯の臭いが気になる!主な原因や対策を紹介

ブリッジは、保険適用で安く治療できるのが魅力的ですが、ブリッジを装着すると歯の臭いが気になると感じる人も多いようです。では、なぜ歯が臭いと感じるのでしょうか?
本記事では、歯が臭いといわれる原因をはじめ、対策や活用したいアイテムなどをご紹介しています。現在ブリッジを装着している方、装着予定がある方はぜひ参考にしてください。

ブリッジとは

ブリッジは、歯を失ったときに両隣の歯を削り、橋をかけるようにつながった人工歯をかぶせる治療方法のことです。ブリッジには、「保険適用できる」「メンテナンスしやすい」「違和感が少ない」など、さまざまなメリットがあります。

その一方で、「健康な歯を削る必要がある」「虫歯や歯周病のリスクが高まる」「土台の歯が健康でないとブリッジできないことがある」などのデメリットもあるので、注意が必要です。

ブリッジを入れると歯が臭いって本当?

ブリッジを入れると歯の臭いが気になることがありますが、一概にそうとはいえません。ブリッジを装着していなくても、プラークが溜まると臭くなることもあります。正しいお手入れを適切にしていれば、ブリッジが原因で歯が臭くなることはほとんどないでしょう。

臭いのセルフチェック方法

「もしかしたら臭うかも」と気になる方は、ご自分でセルフチェックをしてみることをおすすめします。セルフチェックの方法は、主に以下の3つです。

  • 唾液の臭いをかいでみる:手を洗った後に、指で舌や粘膜の唾液をぬぐい取って、かいでみてください。
  • ビニール袋に息を吹き込む:無臭のビニール袋に息を吹き込んだら、いったん口を縛ってから、約10秒後にビニール袋の中をかいでみます。
  • 口臭チェッカーを使う:口臭チェッカーは、薬局やドラッグストア、通販サイトなどで購入可能です。できるだけ客観的で正確な評価がほしい方におすすめ。

ブリッジを入れると歯が臭いといわれる原因

ブリッジを入れると歯が臭いといわれる原因は、主に3つあります。

歯磨きがきちんとできていない

ブリッジの構造上、歯と歯茎の隙間ができやすいため、ブリッジの下や周辺には食べカスやプラークが溜まりやすくなります。

その結果、歯磨きをしていても、食べカスやプラークを完全に除去できていないことが多いのです。歯磨きがきちんとできていないと、歯茎やブリッジ周囲に残った汚れが腐敗して、口臭が発生します。

歯周病が進行している

ブリッジ周囲の歯茎が炎症を起こしているとき、歯周病が進行している可能性が高いです。歯周病が進行していると、口臭を引き起こしやすいため、歯が臭くなりやすいです。さらに歯周病が悪化すると膿が出て、臭いがいっそうきつくなります。

ブリッジが歯に合っていない

ブリッジが自分の歯に合っていないことも、歯の臭いの原因の一つです。歯にブリッジがフィットしてないと、余分な隙間ができてプラークや食べ物のカスが溜まりやすくなります。

口腔内のケアが不十分だと虫歯ができて、ブリッジの内部まで広がってしまうことも少なくありません。ブリッジの内部に虫歯ができると、溜まった食べカスが腐敗して不快な臭いが発生しやすくなります。

ブリッジ装着時の臭い対策

ブリッジ装着時に歯が臭くなるのを防ぐには、適切な臭い対策が重要です。以下の対策を参考にして、ケアを行ってみてください。

ブラッシングを丁寧に行う

口臭を予防するには、正しいブラッシングをマスターする必要があります。歯ブラシの毛先は45度ほど傾けて、ブリッジの周辺や下部を丁寧に磨いてください。

このとき力を入れると歯茎が下がりやすくなるので、要注意です。歯ブラシは小刻みに動かして、1本ずつ優しくブラッシングしましょう。

磨き残しが多いのは、主に「人工歯の下」「人工歯の両隣の歯の連結部」「両隣の歯の被せ物と歯肉の間」の3箇所です。これらの部分を重点的にブラッシングするとよいでしょう。

ブラッシング時に活用したいアイテム

ブリッジの下に溜まった汚れを除去するために、歯ブラシのほかにもさまざまなアイテムを活用しましょう。各アイテムの特徴を簡単にご紹介するので、ご自分に合うものをぜひ取り入れてみてください。

  • 歯間ブラシ:歯と歯の間に隙間がある方におすすめ。歯間ブラシにはゴムのタイプと毛のタイプの2種類ありますが、汚れを取りやすいのは毛のタイプです。ご自分の歯間のサイズに合わせて、最適な太さのタイプを選んでください。
  • デンタルフロス:口臭の原因となる細菌やプラークを取り除きたい方におすすめ。歯間に入りやすい薄型タイプや滑りやすいワックスコーティングタイプを選ぶとよいでしょう。特に、食後にデンタルフロスでケアすると効果的です。
  • スーパーフロス:ブリッジを装着している方向けのデンタルフロスです。通常のフロスではダミー部分(歯のない部分)と歯茎の間の汚れを取りにくいですが、スーパーフロスならばダミー部分の底と狭いすき間の汚れも簡単に除去できます。
  • 口内洗浄剤:清潔な口内環境の維持を助けてくれるのが、口内洗浄剤です。抗菌効果により、口臭を引き起こす細菌の活動を抑えることができます。携帯タイプの口内洗浄剤は、外出先の口臭ケアにも◎。

ブリッジを作り直す

歯の臭いを徹底的に予防したい場合、ブリッジを作り直すという選択肢もあります。もちろんお金はかかりますが、材質をセラミックに変えると歯垢が付きにくくなるため、臭いが気になることもほぼなくなるでしょう。

健康的な生活習慣を意識する

健康的な生活習慣も、口臭予防に一役買ってくれます。なぜなら、口臭の原因の一つである虫歯や歯周病は、生活習慣が大きく影響しているからです。栄養バランスの良い食生活のほか、間食、飲酒や喫煙を控え目にして、虫歯や歯周病を予防しましょう。

口臭ケアを行う

口臭対策用のうがい薬や歯磨き粉を利用するのも、一つの方法です。口中の細菌の繁殖を抑えることで、口臭予防につながります。口臭の悩みが深刻な場合、口臭外来の利用も検討するのもよいかもしれません。

ナイトガードを利用する

ナイトガードとは、夜間に装着するマウスピースのことです。就寝中の歯ぎしりがひどい場合、ブリッジに負担がかかるため、ブリッジが摩耗しやすくなります。

ブリッジが摩耗すると、隙間ができたところに歯垢が溜まり、虫歯になる可能性があります。歯ぎしりがひどい方は、ブリッジの摩耗を防ぐためにナイトガードを検討してみるのもいいかもしれません。

定期的な歯科検診

ブリッジ装着による歯のニオイを防ぐには、定期的な歯科検診も欠かせません。ブリッジを装着していると、自力のみで口腔内を十分にケアするのは難しいため、専門的なクリーニングを受けることをおすすめします。

歯科検診では、歯石の除去や歯茎の健康チェックのほか、ブラッシングの指導もあります。口臭のリスクを軽減できるだけでなく、歯周病の早期発見・治療にもつながるでしょう。

まとめ

ブリッジを装着していると食べカスやプラークが溜まりやすいので、毎日こまめなケアが必要です。正しい方法でブラッシングしているか、ブラッシング方法を一度見直してみましょう。定期検診にも通い、口腔内の健康を維持することが、歯の臭いの予防につながります。

安岡デンタルオフィスでは、患者様のニーズや予算を伺った上で、最適な診療プランを提案いたします。ブリッジ装着時の歯の臭いに関する悩みだけでなく、痛みや不快感などが気になる方も、お気軽にご相談ください。

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