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2017.04.01

フッ素について(フッ素の危険性)

皆さまこんにちは、歯科衛生士の森本です。

今回のフッ素のお話は、フッ素についての危険性です。
先月もこちらのブログで、歯科衛生士の高松よりフッ素の危険性について触れさせて頂きました。
今回はより詳しく「慢性中毒」「急性中毒」についても触れていきたいと思います。

子供に対するフッ素の使用について、フッ素の使用そのものが危険であると聞かれた事があるかもしれません。
反対する理由には、使用量や使用濃度を用法容量以上に多く摂取した場合に「フッ化物急性中毒になる」などがあるからです。
しかし、あくまでも誤った使い方をした場合に起こり
さらにこのようなフッ素が引き起こす事故は、主にフッ素が含まれた水道水を、日常的に飲用していたことが原因といわれています。
(地域によっては、地下水を水道水として利用している場所もあり、その場合、水道水のフッ素濃度が平均よりも高くなる場合があります。)

では、フッ素の過剰摂取(使用濃度、使用量を大幅に多く摂取した場合)に引き起こる中毒について、簡単にお話致します。

●慢性中毒
長期に渡り飲料水などで過量のフッ素を摂取したとき生じるものです。

・斑状歯(歯牙フッ化物症)と骨硬化症の2つがあります。
斑状歯(歯牙フッ化物症)とは、適量の2-3倍以上の量のフッ素を、顎の骨の中で歯がつくられている時期(永久歯の場合は妊娠6ヶ月頃:妊娠20〜23週頃)に継続して摂取した場合に引き起こります。
・骨硬化症とは、適量の10倍以上フッ素を数十年摂取し続けた場合に起こります。

●急性中毒
一度に多量のフッ素を摂取したときに引き起こります。
吐き気、嘔吐、腹部不快感などの症状が現れます。
フッ素の急性中毒量は、体重1kgあたりフッ素量が2mgです。
例えば、体重20kgの子供が40mgのフッ化物を摂取することで生じます。
通常むし歯予防に利用するフッ化物(フッ化物洗口、フッ化物塗布、フッ化物入り歯磨剤)では、適量を使用している限り中毒を起こすことはありません。

子供用の歯磨き粉に配合されているフッ素の量は微量で
1日3回使用しても体内に蓄積される量ではありませんので
安心してお使い頂く事をお勧め致します。

どうしてもフッ素が気になるという場合は、フッ素が入っていない歯磨き粉やジェルを選び
虫歯予防のために甘いものを控え、フロスを毎回使用するなど、その他の口腔ケアを通常以上に頑張って頂く必要があるかもしれません。

フッ素の危険性

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