歯磨きの正しい方法|磨き残しを減らして虫歯・歯周病を防ぐコツを歯科医師が解説| 吹田市江坂駅徒歩2分の歯医者・歯科|安岡デンタルオフィス江坂

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2026.07.09

歯磨きの正しい方法|磨き残しを減らして虫歯・歯周病を防ぐコツを歯科医師が解説

歯磨きの正しい方法は、歯ブラシを歯と歯ぐきの境目に対して45度の角度で当て、1本ずつ小さく動かして磨くことです。 力を入れてゴシゴシ擦るのではなく、歯垢を優しくかき出すイメージで磨くと、磨き残しがぐっと減ります。
毎日きちんと歯磨きをしているつもりでも、磨き方の癖によって虫歯や歯周病になりやすい場所が出てきてしまいます。 ここでは、正しい歯磨きの手順や磨き残しが起こりやすい場所、道具の選び方まで詳しく解説していきます。

 

歯磨きの正しい方法|基本の手順

歯磨きは「順番」と「当て方」を意識するだけで、仕上がりが大きく変わります。 まずは基本の手順から見ていきましょう。

手順1:歯ブラシの毛先の当て方

歯ブラシの毛先は、歯と歯ぐきの境目に対して45度の角度で当てるのが基本です。 歯の表面にまっすぐ当てるだけでは、歯と歯ぐきの間に溜まった歯垢まで届きません。
毛先が歯ぐきの中に少し入り込むくらいの角度を意識すると、境目の汚れまでしっかりかき出すことができます。 ただし力を入れすぎると歯ぐきを傷つけてしまうため、鉛筆を持つくらいの軽い力で十分です。

手順2:小刻みに動かす

歯ブラシは大きく左右に動かすのではなく、1〜2本の歯を目安に小刻みに動かします。 これは「スクラビング法」と呼ばれる磨き方で、歯垢をピンポイントでかき出すのに適した方法です。
歯垢とは、食べかすそのものではなく、口の中の細菌が糖分をエサにして作り出す粘着質の塊のことです。 うがいだけでは落ちず、歯ブラシで物理的にこすり落とす必要があります。

手順3:磨く順番を決めておく

磨く順番を毎回同じにしておくと、磨き残しを防ぎやすくなります。 「右の奥歯から左回りに1周し、最後に前歯の裏側」など、自分なりのルートを決めておきましょう。
順番を決めずに磨くと、磨きやすい前歯ばかり長く磨いてしまい、奥歯がおろそかになりがちです。 1か所につき20回程度を目安に、全体で3分ほどかけて磨くのが理想的です。

 

磨き残しが起こりやすい場所とその理由

正しい手順で磨いていても、構造的に汚れが残りやすい場所があります。
口腔内で特に磨き残しが多いのが以下の3か所です。

奥歯の噛み合わせ部分(溝)

奥歯の噛む面には細かい溝があり、歯ブラシの毛先が届きにくい構造になっています。 歯ブラシを溝に対して縦方向に軽く当て、小刻みに動かして溝の奥まで毛先を届かせるイメージで磨きましょう。

歯と歯の間

歯と歯が接している部分は、歯ブラシだけではどうしても毛先が入りきりません。 この部分の汚れを落とすには、後述するデンタルフロスや歯間ブラシの併用が効果的です。

歯と歯ぐきの境目

歯周病の原因菌は、この境目にたまった歯垢の中で増えていきます。 境目を意識せずに歯の表面だけを磨いていると、歯ぐきの炎症や出血につながることがあります。

 

歯磨きとは?そもそも何のために行うのか

歯磨きとは、歯の表面や歯と歯ぐきの境目についた歯垢を物理的に取り除き、虫歯や歯周病の原因菌を減らすためのケアのことです。 見た目の汚れを落とすだけでなく、口の中の細菌の数そのものをコントロールする役割があります。
歯垢は歯磨きをしないまま時間が経つと、唾液の中のミネラル成分と結びついて石灰化し、歯石という硬い塊に変化していきます。 歯石になってしまうと、ご自宅での歯磨きでは取り除けなくなり、歯科医院でのクリーニングが必要になります。
だからこそ、歯石になる前の「歯垢の段階」でしっかり落とすことが、歯磨きの一番大切な目的といえます。

 

正しい歯ブラシ・歯磨き粉の選び方

道具選びも、磨き残しを減らすための重要なポイントです。

歯ブラシの毛の硬さ

歯ぐきに炎症がない方は「ふつう」の硬さの歯ブラシがおすすめです。 硬すぎる歯ブラシは歯や歯ぐきを傷つけやすく、逆に柔らかすぎると歯垢を落とす力が弱くなってしまいます。
歯ぐきからの出血や腫れが気になる方は、一時的に「やわらかめ」を選び、炎症が落ち着いてから通常の硬さに戻すという方法もあります。 個人差はありますが、迷った場合は歯科医院で自分の口の状態に合ったものを相談すると安心です。

フッ素配合の歯磨き粉

フッ素には、歯の表面を強くして虫歯になりにくくする働きがあります。 歯磨き粉を選ぶ際は、パッケージに記載されているフッ素の濃度を確認してみましょう。
フッ素の効果を十分に得るためには、歯磨き後にうがいをしすぎないことも大切です。 少量の水で1回だけ軽くすすぐ程度にとどめると、フッ素が口の中に留まりやすくなります。

 

歯ブラシと併せて使用したいデンタルフロス・歯間ブラシ

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れの多くを落としきれません。
フロス・歯間ブラシ
歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい方や、歯と歯の接触面が狭く歯ブラシの毛先が届きにくい方は、フロスの使用が向いています。 歯と歯の間の虫歯は、歯ブラシだけのケアでは見た目にも気づきにくく、進行してから発覚することが多いためです。
歯周病が気になる方や、歯ぐきの境目からの出血が続く方にも、歯間ブラシを併用することで炎症の改善が期待できます。 毎日の歯磨きにプラス1分ほどの手間で、将来の治療費や通院回数を抑えられる可能性があります。

 

歯磨きのタイミングと回数

歯磨きは「食後すぐ」よりも、口の中がリセットされるタイミングを意識することが大切です。
朝は起床後、夜は就寝前の歯磨きが特に重要とされています。 就寝中は唾液の分泌量が減り、細菌が繁殖しやすい環境になるため、寝る前の歯磨きを丁寧に行うことで、朝までの虫歯・歯周病のリスクを抑えることができます。
回数の目安としては1日2〜3回ですが、回数よりも1回あたりの磨き方の質のほうが、磨き残しの量に大きく影響します。 忙しくて時間が取れない日は、せめて就寝前だけは3分程度しっかり時間をかけて磨くようにしましょう。

 

セルフケアと歯科医院でのケアの違い

自宅での歯磨きは毎日の歯垢を落とすためのケアですが、歯石になってしまった汚れや歯と歯ぐきの境目の奥深くの汚れは、ご自身での歯磨きだけでは取り除くことができません。
歯科医院では、専用の器具を使って歯石を一本ずつ丁寧に除去し、その後に歯の表面を研磨して汚れがつきにくい状態に整えていきます。 この研磨まで行うことで、次に歯石がつきにくくなり、歯垢が溜まるスピードそのものを緩やかにすることができます。
セルフケアと歯科医院でのケアは、どちらか一方で十分というものではなく、両方を組み合わせることで初めて虫歯や歯周病のリスクをしっかり下げることができます。
以下に、それぞれの役割の違いをまとめました。

項目 ご自宅でのセルフケア 歯科医院でのケア
主な目的 毎日の歯垢を落とす 歯石の除去・歯面の研磨
頻度の目安 毎日2〜3回 3〜6か月に1回
対応できる汚れ やわらかい歯垢 石灰化した歯石
必要な道具 歯ブラシ・フロス・歯磨き粉 専用の器具

 

歯磨きについてよくある疑問

Q.歯磨き粉はたくさんつけたほうがいいですか。

A.量よりも、フッ素をしっかり歯の表面に行き渡らせることが大切です。歯ブラシの半分程度の量を目安にし、磨いた後のうがいを1回程度に抑えると、フッ素の効果を得やすくなります。

Q.歯磨きの後に何か食べたり飲んだりしても大丈夫ですか。

A.できれば、フッ素の効果を保つために30分程度は飲食を控えるのが望ましいとされています。特に就寝前の歯磨きの後は、そのまま寝てしまうのが理想的です。

Q.電動歯ブラシと手磨き、どちらがよいですか。

A.どちらを使っても、正しい当て方と動かし方ができていれば十分に汚れを落とせます。手を動かすのが苦手な方や、力が入りすぎてしまう方には電動歯ブラシが向いていることもあります。個人差があるため、迷う場合は歯科医院で相談してみましょう。

 

歯磨きの正しい方法を知りたい方は安岡デンタルオフィスへご相談ください

正しい歯磨きの方法は、特別な道具や長い時間がなくても、当て方と動かし方、そして磨く順番を意識するだけで大きく変わります。 毎日のケアを少し見直すだけで、虫歯や歯周病のリスクは着実に下げていくことができます。
とはいえ、歯石になってしまった汚れや、歯と歯ぐきの境目の奥深くの汚れは、ご自身での歯磨きだけでは対応しきれません。 「最近、歯ぐきから出血する」「磨き残しが気になる」という方は、無理にご自身だけで解決しようとせず、一度歯科医院での確認をおすすめします。
安岡デンタルオフィス江坂本院では、患者さんお一人おひとりの磨き方の癖に合わせたブラッシング指導も行っています。 歯磨きの方法や磨き残しについて気になることがあれば、ご相談ください。

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この記事の監修医師
安岡デンタルオフィス院長
長野 繫彦
スタディーグループ歯庵、大阪SJCD 会員、COI(国際口腔インプラント学会) 会員、学術団体JAID 会員

目標を持つことが人の努力を支えると考え、歯科医療においても患者様の価値観に合った目標を共に作り上げることが大切です。痛みを治すだけでなく、人生を豊かにする歯科医療の実現が私の目標です。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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