2025.11.28
歯科のクリーニングは保険診療がよいの?自費診療との違いや治療の流れ

歯科医院でクリーニングを受けたいけど、保険が適用できるのか気になっている方はいませんか?歯科医院で行うクリーニングは、保険診療のケースと自費診療のケースがあります。
保険診療と自費診療は、単に金額が違うだけではありません。それぞれ特徴やメリット・デメリットがあるので、自分に適したものを選ぶことが重要です。
この記事では、歯科で受けるクリーニングにおいて、保険診療と自費診療の違いを詳しく解説します。クリーニングを受ける予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
歯科のクリーニングは保険診療と自費診療で何が違う?
歯科医院でクリーニングを受ける場合、費用を抑えられる保険診療を希望する人が多いかもしれません。
しかし、保険診療と自費診療で異なるものは費用だけではなく、目的・施術内容・回数も異なります。保険診療と自費診療の違いを正しく理解して、自分に最適な治療を選びましょう。
| 目的 | 施術内容 | 回数 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 保険診療 歯肉炎・歯周病の治療、再発予防のメンテナンス |
・スケーリング(歯石除去) ・歯周ポケット検査 ・歯周病進行度の診査 ・必要に応じて SRP |
複数回になることもある | 1回 2,000~3,000円程度 |
| 自費診療 予防・着色汚れの除去 |
・PMTC ・エアフロー(着色除去) ・歯面清掃 |
1回 | 5,000~15,000円程度 |
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クリーニング費用について詳しくはこちら
保険診療でクリーニングを受けるケース
保険診療の対象となるのは、歯肉炎や歯周病といった疾患を改善するための治療が必要なケースです。
矯正中の人や歯並びの悪い人は、歯磨きがしにくく歯垢が残りやすいため、歯肉に炎症が起きやすい傾向がありますので、実際に歯肉炎や歯周病などの所見が確認されれば、こちらも保険診療として扱われます。
主な施術内容はスケーリング(歯石除去)で、必要に応じて歯周ポケットの検査や歯周治療も行います。
通院間隔は、状態が安定している人で3~6ヶ月に1回が一般的です。歯周病治療中の場合は、炎症が落ち着くまで2ヶ月に1回程度の来院が必要になることがあります。
なお、保険診療では3割負担のため、クリーニング費用は比較的低く抑えられます。
自費診療でクリーニングを受けるケース
着色除去やホワイトニングなど審美や美容が目的の場合、病気の治療ではないため、自費診療となります。治療の必要がないのに定期的にクリーニングをする場合も、基本的に自費診療です。
自費診療の場合、施術は通常のスケーリングに加えて、着色の除去、PMTCなども可能です。
PMTCとは Professional Mechanical Tooth Cleaning の略で、歯科の専門家による機械的な歯面清掃のことです。ゴム製のラバーカップやブラシに専用の研磨ペーストを用いて、歯の表面や歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目(歯頚部)まで細かく磨き上げ、バイオフィルムを徹底的に除去します。
仕上がりの美しさやツルツル感を得られるのは、自費診療ならではの特徴といえるでしょう。費用は1回5,000〜15,000円程度が一般的で、施術内容や回数もクリニックにより選択できます。
歯科医院でのクリーニングの流れ

歯科医院でクリーニングを行う場合、治療開始後すぐにスケーリングを行うわけではありません。一般的なクリーニングの流れは、以下の通りです。
STEP1 診察・検査
口腔内の状態をチェックし、歯と歯茎の状態を調べる歯周病検査を行い、必要があればレントゲン撮影も行うこともあります。検査の結果を元に、患者様に最適な治療計画を立てます。
STEP2 染め出し
染め出しとは、歯垢が赤く染まる薬剤を使って、磨き残した歯垢を赤や紫に染めることです。この染め出しをすることで、磨き残しが多い部分や患者様の歯磨きの癖がわかります。クリーニングの効果を高めるには、この染め出しが欠かせません。
STEP3 スケーリング
スケーリングは、専用器具を使って、歯石やプラークを除去することです。超音波スケーラーなどを用いて、歯と歯の間、歯周ポケットの中などの歯垢や歯石を清掃します。
STEP4 ポリッシング
ポリッシングとは、研磨ペーストを使って歯の表面を磨きツルツルに仕上げることです。ポリッシングにより、歯垢や歯石、コーヒーやたばこなどの着色汚れを除去します。
STEP5 フッ素の塗布
最後に、フッ素を歯の表面や隣接する歯と歯の隙間、根元などに塗布して、エナメル質を強化します。余分なフッ素を拭き取ったら、完了です。
STEP6 ブラッシング指導
最後に、ブラッシングや歯ブラシの選び方などを指導します。毎日の歯磨きだけでは磨き残しが生じてしまいがちですが、ブラッシング指導によって、正しいブラッシング方法や歯ブラシの選び方を理解して、効果的に口腔ケアを行えるようになります。
保険診療のクリーニングが向いている人
保険診療と自費診療の違いは理解できたものの、自分にどちらが良いかわからない方もいるかもしれません。そこで、保険診療のクリーニングが向いている人をご紹介しますので、参考にしてください。
費用を抑えたい人
コストを抑えたい方には、保険診療のクリーニングが適しています。
保険が適用されるため、自己負担が少なく、必要な治療を受けやすいのが特徴です。
必要最低限の治療でよい人
歯石や歯垢除去など基本的なクリーニングだけで十分という方にも、保険診療はおすすめです。歯の隙間の汚れや着色汚れも落としたい方には不向きですが、歯の表面の汚れが落ちたらよいという方には、保険診療が向いています。
保険診療の歯科クリーニングに関するQ&A

保険診療のクリーニングに関する質問で、特に多いものを3つご紹介します。保険診療でクリーニングを受けたい方は、ぜひご一読ください。
保険診療の通院回数が多いのはなぜ?
保険診療では算定ルールにより、歯周病の検査を行った日にスケーリング(歯石除去)を同日に請求できません。そのため、検査と治療は別日に行うのが一般的です。
歯周病の治療が目的の場合、最初に口腔内の状態を把握する検査を行ってから、検査結果をもとに「歯周病」と診断します。この診断後に、治療(歯石除去)へと進むため、1回の治療では終わらないことがほとんどです。
さらに、保険診療は歯石の除去は一度に処置できる範囲が決められていることもあり、通院回数が多くなってしまうのはやむを得ないのです。
再診でも保険診療は可能?
再診でも保険診療は可能です。
ただし、歯周病治療には保険で請求できる頻度(特に「検査は3ヶ月に1回まで」など)が決められています。そのため、前回の診療から3ヶ月経っていない場合、同じ検査や同じクリーニング内容を保険で行えないことがあります。
ただし、痛みや炎症など治療の必要がある場合は、期間に関係なく保険適用できます。
妊婦・高齢者でも保険診療は可能?
はい、妊婦さんや高齢者の方でも、歯周病などの症状があれば保険診療は受けられます。特に妊娠中はホルモンバランスの影響で歯周病になりやすく、出血や腫れがある場合は早めの受診が推奨されます。
歯科クリーニングの保険診療も自費診療も安岡デンタルオフィス 江坂院にお任せください
歯科でクリーニングを受けるとき、費用面を考えると保険診療を選んでしまいがちですが、誰にとっても保険診療が最適というわけではありません。
保険診療と自費診療それぞれの特徴を理解した上で歯科医院を受診して、最適な治療法を選択することをおすすめします。
安岡デンタルオフィス江坂院では、保険診療によるクリーニングはもちろん、自費のPMTCや着色除去などの予防メンテナンスも行っています。さらに、口腔内の状態をデータとして取得することで、患者様一人ひとりに最適なケアプランをご提案可能です。唾液検査を用いた口腔環境の評価にも対応しており、より効果的な予防・治療をサポートします。痛みに配慮した治療環境で、安心してご相談ください。



