2026.09.08
歯科と口腔外科の違いとは?診療内容や費用、受診する目安を詳しく解説

歯科と口腔外科は何が違う?
「口腔外科と歯医者は何が違うの?」「親知らずは普通の歯医者でも抜いてもらえる?」など、歯科と口腔外科の違いがわからない方も多いのではないでしょうか。
一般歯科では、虫歯や歯周病の治療、詰め物・被せ物、入れ歯など、日常的に生じやすいお口のトラブルを中心に診療します。
一方、口腔外科では、歯だけではなく顎の骨や口腔粘膜、舌、顔面なども含め、外科的な処置が必要となる疾患を診療します。
ただし、一般歯科と口腔外科の境界が明確に分かれているわけではありません。
そのため「口腔外科に行かなければならない」と自己判断するのではなく、まず歯科医院で相談し、症状に応じた診療科や医療機関を案内してもらう方法もあります。
口腔外科とは?

口腔外科とは、口の中だけでなく、顎や顔面、その周囲に生じる病気や外傷などを診断・治療する診療科です。
虫歯や歯周病のように歯を削ったりクリーニングしたりする治療だけでは対応できないケースでは、切開や縫合、抜歯などの外科的処置が必要になることがあります。
代表的なのが、横向きに生えている親知らずや、歯茎や骨の中に埋まっている親知らずの抜歯です。
また、顎関節症、口腔内のできもの、顎の骨折、口腔粘膜の疾患なども口腔外科で扱われます。
安岡デンタルオフィス江坂本院でも、一般歯科だけでなく口腔外科を診療科目として掲げており、親知らずや口腔内の腫瘍・嚢胞などの治療に対応しています。
一般歯科ではどんな治療をする?
一般歯科では、日常的に起こりやすい虫歯や歯周病をはじめ、歯を失った場合の補綴治療などを行います。
虫歯治療
虫歯は、虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶かされる病気です。
初期の虫歯であれば経過観察やフッ素による管理を行う場合がありますが、進行すると虫歯になった部分を削り、レジンなどの材料で修復します。
さらに進行している場合は、インレーやクラウンなどの詰め物・被せ物によって歯の形や機能を回復させます。
虫歯が歯の神経まで達している場合には、根管治療が必要になることもあります。
歯周病治療
歯周病は、歯と歯茎の境目に付着したプラークなどによって歯茎に炎症が起こり、進行すると歯を支える骨まで破壊される病気です。
歯石やプラークを取り除き、歯周ポケットの状態を確認しながら、セルフケアと歯科医院でのクリーニングを組み合わせて改善を目指します。
歯周病は症状が進行するまで気付きにくいこともあるため、定期的な検診が大切です。
根管治療
虫歯が進行して歯の神経まで感染すると、根管治療が必要になる場合があります。
感染した神経や血管などを取り除き、根の内部を洗浄・消毒したうえで薬剤を詰め、最後に被せ物などで歯を修復します。
できるだけ歯を抜かずに保存するための治療の一つです。
入れ歯・ブリッジなどの補綴治療
歯を失った場合には、入れ歯やブリッジなどによって噛む機能や見た目を回復します。
失った歯の本数や残っている歯の状態、噛み合わせなどによって適した治療方法は異なります。
口腔外科ではどんな治療をする?
口腔外科では、一般歯科で行う治療に加えて、外科的な処置が必要になる疾患を扱います。
難しい親知らずの抜歯
親知らずがまっすぐ生えていれば、一般的な歯科医院でも抜歯できるケースがあります。
一方で、横向きに生えている、歯茎の中に埋まっている、顎の骨に深く埋まっているといったケースでは、歯茎を切開したり、歯を分割したりする処置が必要になることがあります。
特に下顎の親知らずでは、近くを神経が通っている場合もあるため、レントゲンや歯科用CTなどで位置を確認したうえで治療方針を決めます。
安岡デンタルオフィスでは、歯科用CTを親知らずの診査・診断にも活用しています。
CTによって歯や顎の骨を立体的に確認できるため、親知らずの位置関係などをより詳しく把握できます。
顎関節症
口を開けると顎が痛い、口が開きにくい、顎から音がするなどの症状がある場合、顎関節症の可能性があります。
症状によって治療方法は異なりますが、生活習慣の見直しや薬物療法、マウスピースによる治療などが行われます。
安岡デンタルオフィスでも、噛み合わせや顎関節の状態に合わせた治療を行っています。
口腔内のできもの・口腔粘膜疾患
口の中にできものができた場合、単なる口内炎だけではなく、嚢胞や腫瘍などが原因となっているケースもあります。
口腔外科では、見た目や触診などによって状態を確認し、必要に応じて詳しい検査を行います。
なかなか治らない口内炎や、繰り返す出血、しこりなどがある場合には、自己判断で放置せず歯科医院に相談しましょう。
インプラント治療
インプラントは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療です。
外科手術を伴うため、顎の骨の量や神経・血管の位置などを事前に確認する必要があります。
骨の量が不足している場合には、骨造成などの処置が必要になることもあります。
外傷の治療
転倒や交通事故、スポーツなどによって歯が折れたり、顎を強く打ったりした場合も口腔外科の診療対象となります。
歯の破折や脱臼、口の中の傷、顎の骨折など、損傷の程度に応じて処置を行います。
歯科と口腔外科、どちらを受診すればいい?

「口腔外科と歯医者の違いはわかったけれど、自分はどちらに行けばいいの?」と迷うこともあるでしょう。
虫歯、歯の痛み、歯茎からの出血、歯周病、詰め物・被せ物のトラブルなどは、まず一般歯科に相談するとよいでしょう。
一方、横向き・埋まっている親知らず、顎の外傷、口の中のできもの、顎関節の強い痛みなど、外科的な処置が必要になる可能性がある症状では、口腔外科への相談が適しています。
ただし、実際には症状を診察しなければ判断できません。
一般歯科を受診した結果、より専門的な処置が必要と判断された場合には、口腔外科や総合病院などへ紹介されることもあります。
口腔外科の治療費はどのくらい?

口腔外科だからといって、すべての治療が高額になるわけではありません。
病気や症状の治療を目的とした処置には、健康保険が適用されるものも多くあります。
たとえば、一般的な親知らずの抜歯や、埋伏した親知らずの抜歯、顎関節症の診療などは、保険診療として行われるケースがあります。
一方、インプラントなどは原則として自由診療です。
また、同じ治療でも、歯の状態や検査内容、使用する材料などによって費用は変わります。
そのため「口腔外科なら○円」と一律に考えるのではなく、診察を受けたうえで治療内容と費用について確認することが大切です。
口腔外科を受診する前に知っておきたいこと
口腔外科では、一般歯科よりも外科的な処置を行うケースが多いため、事前の検査が重要になります。
特に親知らずの抜歯では、歯の向きや根の形だけでなく、神経や血管との位置関係も確認します。
安岡デンタルオフィスでは、CTやレントゲン、口腔内写真などを用いて口腔内の状態を確認し、検査結果や希望を踏まえた治療計画を提案しています。
「抜歯が必要と言われたけれど、本当に抜くべきなのかわからない」といった場合には、セカンドオピニオンを利用する方法もあります。
口腔外科に関するよくあるQ&A
Q. 歯科と口腔外科は別の病院ですか?
必ずしも別の医療機関というわけではありません。歯科医院の中に一般歯科と口腔外科の両方を設けているケースもあります。
安岡デンタルオフィス江坂本院も、一般歯科と口腔外科の両方を診療科目として掲げています。
Q. 親知らずは普通の歯医者では抜けませんか?
親知らずの状態によります。まっすぐ生えている親知らずであれば一般歯科で対応できることもあります。
一方、横向きや埋伏など難しいケースでは、口腔外科での処置が適している場合があります。
Q. 口内炎でも口腔外科を受診できますか?
受診できます。
通常の口内炎であれば一般歯科などで診療できる場合がありますが、長期間治らない、繰り返す、しこりや出血を伴うなど気になる症状がある場合は、口腔外科で詳しく診てもらうことも選択肢です。
Q. 顎が痛い場合は口腔外科ですか?
顎の痛みや口の開けにくさ、顎を動かしたときの音などは顎関節症の可能性があります。
まず歯科医院で診察を受け、症状に合った治療を受けるとよいでしょう。
Q. 口腔外科の治療はすべて保険適用ですか?
すべてではありません。
病気や機能回復を目的とした治療には保険が適用されるものがありますが、インプラントなど自由診療となる治療もあります。
治療を始める前に、保険診療・自由診療の区別と費用を確認しておきましょう。
歯科と口腔外科の違いを知り、症状に迷ったら安岡デンタルオフィス江坂本院へ
歯科と口腔外科は、どちらもお口の健康を守る診療科ですが、対応する治療には違いがあります。
一般歯科では虫歯や歯周病、詰め物・被せ物、入れ歯など、日常的なお口のトラブルを中心に診療します。
一方、口腔外科では、難しい親知らずの抜歯、顎関節症、口腔内のできもの、外傷、インプラントなど、外科的な処置を必要とする症状にも対応します。
ただし、症状だけで「一般歯科」「口腔外科」と明確に判断できるとは限りません。
まず歯科医院で状態を確認してもらい、必要に応じて専門的な診療につなげてもらうことが大切です。
安岡デンタルオフィス江坂本院では、一般歯科から口腔外科まで幅広い診療に対応しています。親知らずや顎の痛み、口の中のできものなど、どこに相談すればよいかわからない症状についても、一度ご相談ください。



