2016.08.15
子供の矯正は親が出来る子供の将来へ向けてのギフト
アメリカでは、歯並びは、身のこなしや肥満度と同様に「社会的ステータス」としてチェックされます。歯並びが悪いと、健康への意識が低く金銭的に余裕のない家庭出身であるとみなされ、中には就職や会社での昇進に響くこともあると言われています。そのため、アメリカ人の多くは、白く輝く歯と美しい歯並びを手に入れることに情熱を注いでいます。とくに、子どもの歯並びは親の責任であると考えられており、歯並びの悪い子どもを持つ親の大半が、歯列矯正を検討しているといいます。
最近は大人の歯列矯正も増えていますが、一般的に歯列矯正は、乳歯から永久歯に生え変わる7歳ごろから開始すると良いといわれています。若いうちほど歯や顎が成長途上であり、器具を使って矯正しやすいからです。永久歯に生え変わってからだと、矯正をするためのスペースを作るために健康な歯を抜いたり、顎を削るなど外科的な手術が必要になることもあります。子供の矯正が進められるのは、効率的に効果のある治療をしやすいからです。 しかし、歯科治療には子ども自身の協力が必要です。もしかしたら、7歳ごろでは幼すぎて治療の意味がわからず、器具をつけることを嫌がるかもしれません。どうしても子どもが痛がったり、治療を嫌がったりするようであれば、健康に関する知識や自分の外見に興味が出てくる12歳ごろ、永久歯に完全に生え変わるタイミングで矯正を検討してもよいでしょう。しかし、総じて早い時期のほうが、治療期間が短くて済むので、費用負担も少なくなるということを念頭に置いておきましょう。
グローバル化の時代、お子さんには海外に羽ばたいて活躍してほしいと願う親御さんも少なくないでしょう。日本の中では目立たない乱れた歯並びも、海外ではひんしゅくを買うもとになってしまうかもしれません。 矯正治療は数十万円かかるので、なかなか決断するのが難しいかもしれませんが、お子さんが将来的に活躍するためのギフトと考えてみてはいかがでしょうか。関心がある場合は、子どもの矯正治療の経験をもつ安岡デンタルオフィスに相談してみましょう。