2018.07.15
ホワイトニングケア後の歯磨きは普段通りにしていいの?
ホワイトニングした歯もいずれは黄ばんでしまう?
一度のホワイトニング施術で白くきれいになった歯がずっとそのままきれいな状態かというと、残念ながらそうではありません。施術後のケアや日常生活次第ですが、1年くらいで着色汚れなどが原因で黄ばんだりくすんだりしてくることがあります。もちろん、丁寧にしっかりとケアができていれば白い歯を保つことはできますが、効果が続くという意味では永続的ではありません。ホワイトニングの効果をより長く継続させるためには、施術後からのケアが大切です。特に毎日行う歯磨きはとても重要で、これまで以上に気を付けて行うようにしましょう。
施術後の歯磨きはどうしたらいい?
ホワイトニング施術後の歯磨きはどうのようにしたらいいのか、わからないことが多いですよね。白くなった歯を保つために何度も磨いた方が良いのか、磨き方は工夫した方が良いのか、最適な方法とはどんなものなのでしょうか。
何かを口にしたらすぐ磨く
まず、歯磨きの回数は毎食後や何かを口にした後、就寝前などこまめに行いましょう。特に色素沈着が起こりやすいコーヒーや紅茶を飲んだ後、カレーなど色の濃い食べ物を食べた後、おやつにチョコレートやキャンディーを口にした後はすぐに歯を磨くことをおすすめします。
磨き残しがないように丁寧に磨く
食事後すぐに歯磨きをしても、磨き残しがあっては色素が歯の表面についたままになってしまいます。これでは、歯磨きでの色素沈着を防ぐことができません。歯を磨く際は磨き残しがないように、1本1本丁寧に磨くようにしましょう。
ゴシゴシと磨かない
1本1本丁寧に磨くことは大切なのですが、だからといって力いっぱいゴシゴシと磨く必要はありません。力強く磨いてしまうと、歯の表面のエナメル質も剥がしてしまう可能性があります。エナメル質が剥がれると、歯に汚れが付きやすくなって歯が黄ばんでしまうことがあるので、歯は優しく磨きましょう。
歯ブラシは定期的に交換しよう
「この歯ブラシ、いつから使ってるっけ?」毛先が開いたものやくたびれている歯ブラシをいつまでも使っているということはありませんか?状態が良い歯ブラシで歯磨きをしないと、きちんとしたブラッシング効果が得られませんし、磨き残しが発生することがあります。歯ブラシの毛先が開いてきたと思ったら、新しいものに交換しましょう。
歯磨き粉選びも大切
歯磨き粉は何でも良いと思われるかもしれませんが、ホワイトニングの効果を継続させたいなら、研磨剤が入っておらずホワイトニング専用の歯磨き粉を使うと良いでしょう。研磨剤は歯の表面のエナメル質を削りとってしまう可能性があり、着色汚れがつきやすくなるので注意しましょう。
歯磨き指導を受けよう
歯医者では、歯科衛生士さんに歯磨きの仕方を教わることができます。ホワイトニングの効果を保つには、正しい方法での歯磨きが必要不可欠です。磨き残しをせずしっかりと汚れや色素を落とすために、プロの歯磨き方法を身につけましょう。毎日のセルフケアの効果もアップしますよ。
歯磨き以外にできること
ホワイトニング施術後の歯磨きは普段通りに、しかし注意すべきことは注意して丁寧に行うことが大切です。毎日のことですから、やるとやらないでは大きな違いが生まれます。では、歯磨き以外にケアする方法がないかというと、そうではありません。
例えば、食事に気を付けることもケアの一つです。色素沈着を起こしやすいものはあまり食べないようにすることで、歯の黄ばみをある程度防ぐことができます。コーヒーを毎日何杯も飲むという方はその頻度を減らし、飲んだら歯を磨くという習慣をつければ、以前よりは歯の黄ばみを予防できます。
他にも、セルフホワイトニングをするという方法もあります。歯医者で行うホワイトニングはオフィスホワイトニングと言われますが、セルフホワイトニングは自宅で自身の好きな時にできるホワイトニング方法です。オフィスホワイトニングを行って1年くらいしたらセルフホワイトニングをするというようにすれば、ホワイトニング効果を継続させることができます。
また、定期的に歯のクリーニングを受けることもおすすめです。数か月に1回の頻度で定期健診を受け、同時にクリーニングをしてもらいましょう。磨き残しや軽度の色素沈着であれば取り除いてもらえます。また、ホワイトニング後の歯の状態もきちんと見てもらえますし、先ほどご紹介した歯磨き指導も定期的に受けることが可能です。