歯間に物が挟まった!NGな対処法とは|吹田市江坂駅の歯科・歯医者【安岡デンタルオフィス】

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歯科医師が教える歯の健康のための【歯のコラム】

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2017.08.10

歯間に物が挟まった!NGな対処法とは

食事をすると、必ず歯と歯のあいだに食べ物が挟まるという方は多いのではないでしょうか。
また、そのことにストレスを抱えてしまう方もいることと思います。

そこで今回は、歯に挟まった食べ物を放置してしまうことによる悪影響や、正しい対処法についてご紹介していきたいと思います。
歯間に食べ物が挟まりやすい方はぜひ参考にしてみて下さい。

放置してしまうことによる影響

放置してしまうことによる影響

歯と歯のあいだに食べ物が挟まった状態を放置してしまうと、さまざまな悪影響につながっていきます。
では、どのような悪影響が出てしまうのかについて、ひとつずつあげていきたいと思います。

■虫歯の原因

食べ物を挟まったままにしておくと、歯と歯のあいだが虫歯になってしまう原因になることがあります。
人の口のなかには虫歯菌が住み着いており、歯に挟まった食べ物があると、そこに菌が入り込み、食べ物の栄養を蓄えて一気に増殖します。
すると菌が吐き出した酸により歯が溶かされ、歯と歯のあいだが虫歯になってしまうのです。

小さな虫歯のうちは痛みを感じませんが、それが知らないあいだに徐々に大きくなっていくと、ある日突然強い痛みやしみる症状となって表れます。
また歯と歯のあいだが虫歯になると、歯の根の近くまで虫歯になってしまうケースもあり、それにより歯を残せなくなってしまうこともあります。

さらに大きな虫歯になると、歯だけでなく、歯の周りにある歯槽骨にも虫歯の菌が感染してしまうこともあるのです。
目に見えない場所が虫歯になってしまうことは非常に大変なことであるため、歯に挟まった食べ物をこまめに取ることは大切なことです。

■歯周病の原因

歯に歯石がついていると歯周病の原因となることで有名ですが、食べ物が挟まった状態で放置することも歯周病の原因になることがあります。
歯石がたまりやすいのは歯ブラシが届きにくい歯と歯のあいだです。
そのため歯と歯のあいだは最も歯周病になりやすいと言われています。

つまり、歯と歯のあいだに食べ物が挟まった状態で放置してしまうことは、それと同じ状況を生み出していることにつながるのです。
また、歯周病の進行は虫歯以上に見た目では気づきにくいものです。
歯ぐきの見た目は正常でも、歯と歯のあいだの歯ぐきのなかには挟まった食べ物と歯石が溜まっている可能性があります。
そのため、食後の歯磨きの際に歯間ブラシで歯と歯のあいだの隙間を掃除すると良いでしょう。

■口臭の原因

口臭の原因となるものは「ドライマウス」や「喫煙」などがありますが、歯に食べ物が挟まった状態で放置するのも口臭の原因となります。
口のなかにずっと食べ物が残っていると、食べ物に細菌が集まり、細菌が食べ物を発酵させていきます。
それにより腐敗臭が発生し、強い口臭となるのです。
よって歯磨きの磨き残しが多く見られる歯並びの悪い人は、これと同じ理由により口臭が強くなりやすいと言えます。

正しい対処法

正しい対処法

歯に挟まった食べ物を取り除く際は、正しい対処法で取り除くようにしましょう。

もし誤った方法で食べ物を取り除こうとすると、歯ぐきを傷つけたり、歯と歯のあいだの隙間が余計に広がってしまったりするおそれもあります。
そのため、食べ物が挟まった際の正しい対処法をご紹介していきます。

■歯間ブラシやフロスを使用する

食べ物が挟まった際によく使用されるのは「爪楊枝」であると思われます。
これで挟まった食べ物が上手に取れる方は問題ありませんが、なかには「爪楊枝」がうまく使えない方もいます。
そういった方に使用していただきたいのが「歯間ブラシ」や「フロス(糸ようじ)」です。

歯間ブラシは、歯と歯のあいだにできる三角状の隙間に挟まった食べ物を取り除くことに向いています。
対して、糸ようじは歯と歯が密着している部分に挟まった食べ物を取り除くことに向いています。
それぞれ食べ物が挟まっている場所によって使い分けると良いでしょう。

■矯正治療をする

歯に食べ物が挟まる原因のひとつに歯並びの状態が関わっていることがあります。
歯並びによって食べ物が挟まりやすい状態になっている場合、歯並びを改善しなくては何度も食べ物が挟まってしまいます。
そこで矯正治療をすることにより食べ物が挟まりにくくすることもできます。
また歯と歯のあいだの隙間が気になるという方も矯正治療で改善できる場合があります。

■歯周病の治療をする

歯が歯周病になってしまっている場合、歯がグラグラと動くことがあります。
それにより歯に食べ物が挟まりやすくなるケースも多く報告されています。
また歯周病になると、歯と歯ぐきのあいだにある「歯周ポケット」という溝が深くなっていくため、それにより食べ物が挟まりやすくなることもあります。
よって、歯周病により食べ物が挟まりやすくなってしまった場合は、まず歯周病の治療を受けましょう。
歯周病の治療をすることで、歯の動揺や歯周ポケットが改善されれば、食べ物が挟まりにくくなることがあります。

歯に食べ物が挟まらないようにするには?

歯に挟まりやすい食べ物は、ある程度決まっています。
それは「軟らかい食べ物」や「繊維質の食べ物」です。
そのため、どういった食べ物がよく歯に挟まるのかを分析し、なるべくそういった食べ物を避けることも、歯に食べ物が挟まるのを予防する方法であると言えます。

しかし、それにも限界があるため、あまり無理をしてしまうのは良くありません。
食事をしたあとは、必ず挟まった食べ物を取ることを心がけたり、歯科医院で歯の治療をして挟まりにくくすることが最も良い予防法であると言えます。
そして、正しい原因とつきとめることが重要です。
歯に食べ物が挟まるようになったことが虫歯や歯周病のサインという可能性もあるので、普段から気になるという方は相談しましょう。

また、歯科医院を選ぶ際は丁寧なカウンセリングを行っているところにします。
その場の処置だけでなく、家庭でのケアや、歯に挟まった食べ物がうまく取れないという悩みにも親身に応じてくれるはずです。

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