2017.02.18
口臭予防に噛むと良いガムはどのタイプ?
ガムには香料が含まれているものが多いです。特に、香りの強いガムにはマスキング効果があるといわれています。マスキング効果とは香りで臭いを消すことで、一般的なガムの場合は、このマスキング効果によって口臭を一時的に抑えることができます。 一方、口臭の原因を抑えるガムには、消臭効果があるクロロフィルやフラボノイドといった成分が含まれています。クロロフィルは植物や海藻などに含まれる緑色の天然色素で、葉緑素とも呼ばれており、緑色のガムの多くに含まれていることが多い成分です。フラボノイドは、お口の中の細菌が増えるのを抑えてくれる抗菌効果があるポリフェノールの仲間です。口臭の原因の1つであるガスを分解するので、消臭効果があります。
口臭を予防するガムの効果的な噛み方をご紹介します。まずは、お口の中でガムを柔らかくなるまで噛んでから、舌の上で転がすようにしてみてください。そうすると、舌の上に異物があると認識して、異物を出そうと唾液が分泌されやすくなります。また、この噛み方をすると自然に口を閉じようとするので、鼻呼吸が自然に行われます。奥歯や前歯で噛み続けているよりも、口臭効果が高まります。また、ガムを噛み続けていることにデメリットもあります。長時間噛み続けると歯のエナメル質が失われてしまったり、筋肉痛やひどいと顎関節症を引き起こしてしまうことがありますので、ガムの味がなくなる30分位を目安に噛むようにしましょう。