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歯科医師が教える歯の健康のための【歯のコラム】

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2018.06.25

虫歯治療後の注意!麻酔がきれる前の食事の注意点

虫歯を治療する際、ひどく進行している場合は麻酔を使用して治療を行います。適切な麻酔の使用は、虫歯治療の際の痛みを最小限に抑えることができます。口内だけでなく、口の周りの顔の筋肉まで感覚がなくなったという経験をした方もいるかもしれませんね。ほとんどの場合、治療が終わって歯医者さんを出た後もしばらく麻酔がきいている状態が続くでしょう。麻酔がきいている間は、特に食事に気をつけなければなりません。麻酔後の食事の注意点をみてみましょう。

虫歯治療で使用する麻酔の種類

虫歯治療で使用する麻酔の種類

歯医者さんの虫歯治療に使われる麻酔はほとんどの場合、局所麻酔です。局所麻酔には3つの種類がありますが、口内の状態に合わせて使用します。

1.伝達麻酔
神経の根元に注射するので、広範囲に麻酔を効かせることができます。親知らずの抜歯や奥歯の治療などに使用します。持続時間は3~6時間ほどでしょう。子供の場合は半日ほど効果が続くこともあります。長い時間効果が続くので治療後すぐに麻酔が切れてしまい痛みを感じるということが防げます。

2.浸潤麻酔
歯茎に麻酔針を刺して麻酔をかけます。1本だけ治療する場合などに使用します。持続時間は1~3時間です。

3.表面麻酔
歯茎の表面に麻酔を塗る方法です。持続時間は10分程度でしょう。麻酔針を使わないので、痛みを感じることは全くありません。歯肉の表面を麻痺させるだけなので治療を行う際には、その後浸潤麻酔などを打つ必要があります。表面麻酔の後、浸潤麻酔を行えば麻酔の針をさす痛みはなくなります。他には、歯石のクリーニングや乳歯を抜歯する際に使用することもあります。
麻酔の持続時間は、種類や使用する量によって変わってきます。効き具合は、約1~3時間ですが個人差が大きいので同じ麻酔を使用しても切れる時間は異なります。大人と子供でも効果に違いがあります。その間、口内の感覚は非常に鈍感になっているので食事はしないほうが良いでしょう。基本的には、麻酔が切れて口の感覚がもどってから食事してください。

口の周りもしびれているので注意!

麻酔がきれる前の食事が良くないことはわかっていても、歯医者さんで治療をおこなった時間と食事の時間がうまく合わずに、十分な間隔を取れない場合もあるでしょう。また、子供の場合はどうしても麻酔が完全に切れるまで、我慢できないという場合もありますよね。そのような場合は、十分に注意して食事しましょう。また、メニューにも気をつけてください。
麻酔が効いている時に食事をすると…

■唇を噛んでしまうことがある
口の周りもしびれているため、唇や頬の内側を噛んでしまうことがあります。痛みを感じないため出血してしまうような傷や口内炎になってしまうことがあるので注意しましょう。

■火傷してしまうことがある
食事の熱さに対しても鈍くなっているため、気がつかずに火傷してしまうことがあります。

■飲食物が口からこぼれてしまうことがある
自分の思っているように口が動かないため、飲食物が口からこぼれ落ちてしまうことがあります。
熱いものは避けて、適温まで冷ましてから食べましょう。食材は食べやすいように小さくして、噛む回数が少なくても済むように調理するとあやまって口内を傷つけてしまう危険性がすくなくなります。柔らかい煮物やおかゆなどがオススメです。
子供の場合は、食事中一人にせず近くで見てあげましょう。治療後すぐに食事をしなくてもよい様に、先に食事を済ませておいたり予約の時間を調整するなど工夫するとよいですね。

虫歯治療後は気をつけて

虫歯治療後は気をつけて

食事は控えていても日常生活で気をつけなければならないこともあります。口周りがいつもと違う感覚になっているので、なんとなく触りたくなってしまうかもしれませんが、爪で引っ掻いたり掻いてしまうと傷になってしまうことがあります。雑菌から守るためにも触らない様にしましょう。
激しい運動や入浴、飲酒などは体が温まって血行が良くなります。血行が良くなると治療した部分からの出血が増える可能性があるので麻酔がきいているうちは控えましょう。

麻酔の必要がないうちに治療!

虫歯の状態が軽い場合は、麻酔を使用しないで治療することも可能です。ところが、虫歯が進行している場合は麻酔をしないで治療することは困難になり、麻酔がきれた後に強く痛みを感じることもあるでしょう。日常生活においても、しばらく安静にする必要があり食事も制限しなければなりません。
虫歯はないに越したことはありません。8020運動という言葉がある様に、年齢を重ねても健康な歯がたくさんあることが理想です。長生きしても歯がボロボロで食事を楽しむことができなくては悲しいですよね。そのためにも虫歯は早期発見して、重症化しないうちに治療することが一番です。毎日の歯磨きを丁寧に行ったり、定期的に歯医者さんでクリーニングを受けることを習慣化できると良いですね。

 

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