2018.01.01
ひじきやワカメなど…「海藻」が歯周病の強い味方に!
歯周病を進行させる栄養素
歯周病は、歯と歯茎の間にこびりついた歯石によって歯茎が炎症を起こす病気です。進行すると歯茎の内部にも炎症が広がり骨までも溶けてしまいます。そうならないためには、丁寧な歯磨きと歯医者さんで歯石を除去してもらうことが有効です。
また、食生活に気をつけることでも歯周病を予防することができます。糖質は歯石の元となり、歯茎の炎症を進行させることがあるので注意が必要です。カルシウムの摂りすぎも注意しなければなりません。カルシウムは体に必要な栄養素ですが、マグネシウムとバランスよく摂取することでその効果が発揮されるので、カルシウムだけ沢山摂取しても効果はあまり期待できません。
海藻を食べよう!
海藻にはカルシウム、ミネラルやビタミンが豊富に含まれています。マグネシウムも豊富に含まれているので、海藻を食べればカルシウムと同時に摂取することが可能です!さらに、海藻に多くふくまれている食物繊維は歯周病を引き起こす糖の吸収を抑制する効果もあります。
歯周病になるとミネラルが不足することがあるので、海藻を積極的に食べることをおすすめします。また、海藻には歯の再石灰化を促し健康に保つ働きもあります。
研究により、海藻の一種である「ミル(海松)」に含まれている「ミルレクチン」という成分が歯周病のもとになる歯垢をできにくくするということがわかりました。このミルレクチンの配合された口内ケア商品も販売されています。
海藻のなかでもこれが効く!
海藻の中でも、ひじきやわかめは食物繊維やミネラルが特に多く含まれているので歯周病を予防したいと考えている方におすすめです。ひじきやわかめはコンビニなどでも手軽に購入することができるので嬉しいですね。調理法もいろいろあるので食卓に毎日取り入れても飽きずに食べられるのではないでしょうか。バランスの良い食生活と正しい口内ケアを心がけて健康な歯を保ちましょう。