妊娠中の歯茎の出血は早産のサイン?不安な妊婦さんへ歯科医師が解説| 吹田市江坂駅徒歩2分の歯医者・歯科|安岡デンタルオフィス江坂

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2026.08.28

妊娠中の歯茎の出血は早産のサイン?不安な妊婦さんへ歯科医師が解説

妊娠中の歯茎の出血は早産のサイン?不安な妊婦さんへ歯科医師が解説

妊娠中の歯茎の出血、その不安に寄り添います

妊娠5ヶ月頃、歯みがきのたびに歯ぐきから血がにじむと、「これって大丈夫?」と心配になりますよね。妊娠中はホルモンの変化によって歯ぐきが腫れたり、出血しやすくなったりします。さらに、妊娠中の歯周病は早産などとの関連が指摘されています。ただし、歯周病があるからといって必ず早産になるわけではありません。この記事では、歯周病と早産の関係について、現在わかっていることを整理し、妊娠中の歯科検診やセルフケアについて吹田市江坂の歯科医師が解説します。

この記事の要点まとめ

  • 妊娠中の歯茎の出血は歯周病のサインとされ、早産等との関連が指摘されています。
  • 妊娠中期の安定期は歯科検診・治療を受けやすく、母子健康手帳の持参がすすめられます。
  • つわり期は低刺激ケア用品や小さめ歯ブラシ、自治体の妊婦歯科健診助成の活用が役立ちます。

なぜ歯茎の出血が危険?歯周病が早産リスクを高める医学的理由

なぜ歯茎の出血が危険?歯周病が早産リスクを高める医学的理由

歯茎からの出血は、多くの場合、歯周病の初期サインの一つと考えられています。近年の研究で、この歯周病が早産や低出生体重児の出産と関わりを持つ可能性が報告されるようになりました。「歯周医学(ペリオドンタルメディシン)」という分野でも、お口の健康と全身の健康はつながっていると考えられています。ここからは、そのしくみを一つずつ丁寧に見ていきましょう。

早産・低出生体重児の出産リスクが「7倍」に跳ね上がる根拠

ある研究報告では、歯周病のある妊婦さんは、そうでない方に比べて早産・低出生体重児出産のリスクが約7倍とされる例が示されています。これは喫煙や飲酒、高齢出産といった従来知られてきたリスク要因と比べても、注目したい数値です。もちろん、歯周病があれば必ず早産になるわけではありません。それでも、ご自身で気を配れる要因の一つとして、妊娠中のお口のケアには目を向けておきたいところ。歯茎の出血に気づいた今こそ、ケアを始める良いきっかけといえます。

子宮収縮を促す「サイトカイン」と歯周病菌の伝播メカニズム

歯周病が進むと歯茎で炎症が起こり、その部分でサイトカインと呼ばれる炎症性物質が作られます。これが血流に乗って全身をめぐり、子宮に届くと、子宮の収縮に影響する可能性があると考えられています。本来は出産が近づく時期に増える物質が、炎症によって早いタイミングで増えることが、陣痛のきっかけにつながりうると指摘されています。つまり、お口の炎症を抑える工夫が、間接的に赤ちゃんを守ることにつながりうると考えられているのです。

ホルモンバランス変化に伴う「妊娠性歯肉炎」と「妊娠性エプーリス」

妊娠中は女性ホルモンが大きく増えます。このホルモンを好んで増える歯周病菌がいるため、しっかり歯みがきをしていても歯茎が腫れやすくなる傾向があります。これが「妊娠性歯肉炎」です。さらに、歯茎の一部がこぶのように膨らむ「妊娠性エプーリス」がみられることもあります。いずれも妊娠期特有の変化で、多くは出産後に落ち着いていく傾向があるとされますが、そのままにすると本格的な歯周病へ進むこともあるため、注意が必要です。

妊娠中でも安心!安全な歯科検診の時期と治療内容

「レントゲンや麻酔は赤ちゃんに影響しないの?」という不安から、受診をためらう妊婦さんは少なくありません。ですが、時期と方法に配慮すれば、妊娠中でも落ち着いて検診やケアを受けやすくなります。ここでは、受診に適した時期や当日の流れ、ご家族ぐるみで考えたい対策までをまとめました。

治療は妊娠中期(安定期)がベスト!具体的な治療方法(スケーリング)

体調が比較的安定する妊娠5ヶ月から7ヶ月頃の安定期は、歯科ケアに適した時期とされています。この時期なら、歯や歯茎に付着した歯石を専用器具で取り除く「スケーリング」や、より深い部分の汚れを落とす「ルートプレーニング」も、体への負担を抑えながら進めやすくなります。妊娠初期はつわりや体調の変化が大きく、後期はお腹が大きくなって仰向けの姿勢がつらくなりがちです。安定期のうちに一度チェックを受けておくと安心につながります。

レントゲンや麻酔薬、処方薬はお腹の赤ちゃんに影響しない?

歯科で使う局所麻酔は、使用する範囲も量もごく限られており、胎盤を通過しにくいとされています。レントゲン撮影も、防護エプロンを着けたうえで撮影部位が口元に限られるため、被ばく量はごくわずかとされています。お薬が必要なときも、妊娠中の使用に配慮した種類を選んでご説明します。大切なのは、痛みや炎症を我慢し続けないこと。気になる症状があれば、自己判断せず歯科医師にご相談ください。

母子健康手帳の持参と産婦人科の主治医との連携・確認事項

受診の際は、母子健康手帳を必ずお持ちください。妊娠週数や体調、服用中のお薬などを共有できれば、より安全な計画を立てやすくなります。お腹の張りやすさなど気になる点がある方は、事前に産婦人科の主治医へ歯科治療の可否を確認しておくと、双方が連携しやすくなります。当院でも、体調やご希望を丁寧にうかがったうえで、無理のない範囲でケアを進めてまいります。

【見落としがちなポイント】パートナーからの歯周病菌の感染対策

歯周病菌は唾液を介して人から人へうつることがあるとされています。生まれてくる赤ちゃんは、口の中にまだ菌がいない状態で誕生します。だからこそ、ご家族の口腔環境を整えておくことにも意味があると考えられます。妊婦さんご自身だけでなく、ご主人やパートナーも一緒に検診やクリーニングを受け、家族全体でお口の健康を考えることをおすすめします。

つわり期を乗り切る!自宅でのセルフケアと吹田・江坂での歯科選び

つわりがつらい時期は、歯みがきそのものが負担になりがちですよね。とはいえ、お口の中を清潔に保つ工夫は、赤ちゃんとご自身を守る大切な習慣です。ここでは、無理なく続けられるセルフケアのヒントと、吹田市江坂で歯科医院を選ぶときのポイントをご紹介します。

つわり中でも使いやすいノンアルコールマウスウォッシュと洗口剤の選び方

匂いや刺激に敏感になるつわり期には、ノンアルコールタイプや低刺激の洗口剤が使いやすくおすすめです。ミント感が強すぎるものは吐き気を誘うことがあるため、無香料や香りの穏やかなタイプを選ぶと続けやすくなります。歯みがきがどうしてもつらいときは、まず洗口剤で口をすすぐだけでも、汚れや細菌の停滞を軽くする助けになります。

ブラッシングのコツと、むし歯・歯周病を防ぐデンタルフロスの活用法

奥歯にブラシを入れると気持ち悪くなる場合は、ヘッドが小さめの歯ブラシに変えると刺激を抑えやすくなります。うつむき加減でみがく、体調の良い時間帯にまとめて行うなど、ご自身に合うタイミングを見つけましょう。さらに、歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間の汚れには、デンタルフロスの併用が役立ちます。プラーク(歯垢)を丁寧に取り除くことが、むし歯・歯周病予防の土台になります。

自治体の「妊婦歯科健康診査」助成制度と費用負担を賢く活用

多くの自治体では、妊婦さん向けの歯科健康診査を助成する制度が用意されています。吹田市などでも、母子健康手帳とあわせて受診券が交付される場合があり、費用負担を抑えて検診を受けられることがあります。お住まいの地域の制度を確認し、この機会を上手に活用して、安定期のうちにお口の状態をチェックしておきましょう。

妊婦さまに配慮した江坂の安岡デンタルオフィスの精密ケア

当院では、根本的な治療・予防を重要なテーマとして掲げ、患者さまお一人おひとりに合わせた丁寧な診療を心がけています。ハンドピース専用滅菌器をはじめとした徹底した滅菌環境や、マイクロスコープによる精密な確認を活かし、妊婦さまの体に配慮しながらお口の状態を細やかに把握します。痛みに配慮した処置を大切にし、無料託児サービス付きのキッズルーム(事前申し込み制)もご用意しています。吹田市江坂で妊娠中のお口のことにお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

Q. 歯茎から血が出ますが、すぐに歯科へ行くべきですか?

A. 出血は歯茎の炎症サインであることが多いため、安定期であれば一度チェックを受けることをおすすめします。放置せず、早めにご相談いただくと安心につながります。

Q. 妊娠中のレントゲン撮影は赤ちゃんに影響しませんか?

A. 防護エプロンを着用し、撮影部位も口元に限られるため被ばく量はごくわずかとされています。必要性を判断したうえで行いますので、ご不安な点は事前にお伝えください。

Q. つわりがひどくて歯みがきができません。どうすればよいですか?

A. ヘッドの小さい歯ブラシやノンアルコールの洗口剤を活用し、体調の良い時間帯にまとめてケアする方法があります。まずは口をすすぐだけでも汚れの停滞を減らしやすくなります。

Q. 歯科治療の前に産婦人科の許可は必要ですか?

A. お腹の張りやすさなど気になる点がある場合は、事前に主治医へご確認いただくとより安心です。受診時は母子健康手帳をお持ちください。

Q. 夫も一緒に検診を受けたほうがよいのでしょうか?

A. 歯周病菌は唾液を介してうつることがあるため、ご家族でお口の環境を整えることには意味があると考えられます。可能であればご一緒の受診をおすすめします。

この記事の監修医師
安岡デンタルオフィス院長
長野 繫彦
スタディーグループ歯庵、大阪SJCD 会員、COI(国際口腔インプラント学会) 会員、学術団体JAID 会員

目標を持つことが人の努力を支えると考え、歯科医療においても患者様の価値観に合った目標を共に作り上げることが大切です。痛みを治すだけでなく、人生を豊かにする歯科医療の実現が私の目標です。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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