2024.07.08
歯の黄ばみはもういや!白い歯を取り戻したい!治療方法や黄ばみの原因と予防法を紹介!
「私の歯ってなんでこんなに黄ばんでるの!?すぐにでも治さないと人と会えない!」など、ふとした瞬間に、自分の歯の黄ばみに気がついてしまった人もいるのではないでしょうか。
人の第一印象を決定づける歯の色はとても大事です。歯の色が黄ばんでいると自信のある笑顔が作れなくなります。
とはいえ、慌てる必要はありません。歯の黄ばみはある程度まで改善できますのでご安心ください。
本記事では、黄ばみを治すための治療法や、日々の歯の手入れ、黄ばみの原因について詳しく紹介しています。
黄ばみに悩んでいる人は、ぜひ記事内容をご確認ください。
歯の黄ばみを治すには?原因ごとの治し方を紹介
黄色くなってしまった歯は、歯科医院の治療によって回復できますのでご安心ください。
2つの要因を元にした黄ばみの治し方を説明します。
外的要因による歯の黄ばみの治し方
着色や歯垢、歯石、虫歯による歯の黄ばみは歯科医院で綺麗にできます。いくら磨いてもとれない歯石は歯のクリーニングで対応できますし、とれない着色はエアフローという道具によって綺麗にできます。
また、虫歯の場合は歯を削って他の歯と色を合わせることで、色調を回復することも可能です。
歯のクリーニングでは、汚れや着色、歯垢や歯石はとれても元々も歯を白くすることはできません。元々の歯よりも白くしたい人はホワイトニングを試してみましょう。
内的要因による歯の黄ばみの治し方
元々歯のエナメル質が薄い場合や加齢に伴う黄ばみは、歯のクリーニングでは白くなりません。歯を白くしようとすると、ホワイトニングなどの治療が必要です。
他にも薄いセラミックのシェルを貼り付けるラミネートベニアや歯のマニキュアなどの方法がありますが、ラミネートベニアは健全な歯に貼るのはおすすめできません。
また、歯のマニキュアは色ムラや着色、虫歯の原因になりやすい懸念から、安易におすすめしにくい治療法です。
内的要因の黄ばみを取り除くには、ホワイトニングが筆頭の選択肢となります。個人に合わせた治療法が必要になりますので、黄ばみについてお悩みの方は一度ご相談ください。
なぜ歯は黄色くなるの?黄ばみを抑える方法とは
歯が黄色くなる原因と黄ばみを抑える方法を紹介します。
食べ物・飲み物・タバコなどが原因
一見、黄色く見える歯の汚れはステインが原因です。ステインとは、食物に含まれているポリフェノールなどが唾液の中のタンパク質と結合した汚れのことを言います。
カレーやキムチなど色の濃い食べ物や、コーヒー、緑茶、紅茶などを摂取するとステインが付着しやすくなります。
その他、アルコールの摂取などによる歯の乾燥もステイン付着の原因です。
なお、タバコのヤニの粘着力はステインの比ではありません。タバコを吸う人は高確率で歯が黄色くなります。口臭と粘着によって口腔内はとんでもないことになります。
着色しやすい飲食物を一覧表にまとめました。
食べ物 | 飲み物 |
・チョコレート ・バナナ ・ぶどう ・りんご ・ナス ・豆腐などの大豆製品 など |
・コーヒー ・お茶 ・紅茶 ・ワイン など |
加齢や抗生物質による黄ばみ
加齢にともなって歯は黄色くなっていきます。歯の表面を覆っているエナメル質が徐々に摩耗して薄くなる一方で、歯の内部の象牙質が次第に厚く形成されていくためです。
歯の色は歯の表面を覆っているエナメル質のすぐ内側にある、象牙質の色に影響されます。象牙質の色は基本的に黄色です。歯の色はエナメル質の厚さや象牙質の色によって個人差が生じるます。
加齢の他には、抗生物質の利用も挙げられます。マイコプラズマ肺炎の治療に使う抗生物質「テトラサイクリン」は、永久歯が生え変わる頃までの子供が服用すると、歯が黄ばむ恐れがあります。
抗生物質の利用による歯の変色については、一度歯科医師に相談してみましょう。
長い間白い歯を維持し続けるには?
クリーニングやホワイトニングによって白くなった歯を、長く維持し続けるためには着色を避けましょう。
コーヒーやワインなど色の濃い飲食物の摂取を抑える、または適宜歯磨きやうがいを取り入れてステインがつかないように注意します。
他には、定期的なホワイトニングも効果的です。自宅で行うホームホワイトニングは、トレーと呼ばれるマウスピースにホワイトニング剤を溜めて歯に浸透させつつ、白くする方法です。
やや着色が進んだかな、と思われる頃合いでホームホワイトニングを実施すると、比較的早い段階で白さを取り戻せます。
歯に異常がある状態でホワイトニングを行うと、痛みが発生する可能性があるため、追加のホワイトニングを行う際は、歯科医師へ相談しましょう。
正しい歯磨きの方法とこまめなうがい
正しい歯磨きの方法にて付着した汚れを綺麗に落とせば歯の黄ばみは予防できます。
歯ブラシをしっかり握るのはNGです。鉛筆を持つように軽く扱いましょう。軽く握って歯を1本ずつ丁寧に磨きます。
力を入れすぎると歯の表面を傷つけてしまいます。軽い力で磨くようにしましょう。
日々の歯磨き以外には、飲食後のうがいも効果的です。できるだけ時間をあけずにうがいする習慣をつけましょう。
こまめなうがいによって、歯の表面への色素の付着を予防できます。
外出先で歯磨きが難しい場合、マウスウオッシュを使ったり、水を飲んだりして、ある程度の汚れを落としておきましょう。時間が経過すればするほど色素の付着は進んでしまいます。
市販のホワイトニング歯磨き粉も有効
ホワイトニング効果を謳っている歯磨き粉は、ホームホワイトニングやセルフホワイトニングに近い効果が期待できそうです。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉を選ぶ時に注意したいのは、研磨効果の程度です。研磨効果は汚れを落とすのには効果的ですが、歯質を削ってしまうデメリットもあります。
研磨効果が高い歯磨き粉を長い間使っていると、歯質が次第に薄くなってしまい、象牙質が透けるようになり、逆に黄ばみが強く出る可能性もあります。
一見効果があるように見えるNG行為
SNSなどで効果があると言われている方法も、歯科治療の観点から見るとNG行為だった、ということもよくあります。
歯にダメージを与える3つのNG行為を紹介しますので、内容をご確認ください。
- ヤスリやメラミンスポンジで歯を削る
- 重曹で磨く
- 酸を使って歯を白くする
ヤスリやメラミンスポンジで歯を削る
ヤスリやメラミンスポンジを使って黄ばみをとる方法は、一見効果があるように見えますが、結果として逆効果です。
エナメル質を削ってしまうため、象牙質の黄色い部分が露出してしまい、黄色くなってしまいます。また、歯質が弱くなるためすぐに虫歯になる弱い歯ができてしまいます。
重曹で磨く
黄ばみをとる方法をネットで調べてみると、重曹で磨く方法が出てきます。しかし、重曹で磨く方法も逆効果です。
重曹を使った歯磨きは歯を削ることになるため、エナメル質が削れてしまい、歯の黄ばみや知覚過敏の原因となります。
酸を使って歯を白くする
酸の漂白効果に魅せられて、ネット上ではレモン水磨きやクエン酸、酢磨きなどの方法が紹介されています。このような情報を鵜呑みにするのは危険です。
酸で歯を磨くと、口の中が酸性になってしまい、虫歯菌が活発になる環境を整えてしまいます。
その他、医薬品の効果を下げてしまう。胃に負担がかかるなど、様々な弊害を伴います。安易にネット上の情報を信じないようにしましょう。
まとめ
歯の黄ばみに気づいても慌てる必要はありません。クリーニングやホワイトニングの処置を行えばある程度までは白くできます。
慌ててSNSで紹介されているようなNG行為に頼ってしまうことのないようにしましょう。NG行為によって歯質を削ってしまうと、かえって黄ばみが目立ってしまいます。
適切な方法にて黄ばみを処置して、自信のある笑顔を取り戻しましょう。安岡デンタルオフィスでは、白い歯を取り戻すためのクリーニングやホワイトニングにも対応しています。
白い歯と自信のある笑顔を取り戻したい人は、ぜひ一度ご相談ください。