口内炎ができたら病院に行くべきか?病院を受診した方がよい基準を解説|吹田市江坂駅の歯科・歯医者【安岡デンタルオフィス】

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2024.10.08

口内炎ができたら病院に行くべきか?病院を受診した方がよい基準を解説

口内炎ができると、食事の際にヒリヒリしみたり痛んだりして、厄介なものですよね。わざわざ病院に行くほどでもないと思って、痛いのに我慢していませんか?口内炎だと思っていたら、実はほかの病気だったという可能性もあります。

この記事では、病院を受診した方がよい基準について解説しています。また、口内炎の種類や自力で治す方法なども紹介しているので、ぜひご一読ください。

口内炎とは

口内炎は、口の中や周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。口内炎ができやすい場所は、唇の裏側や歯茎、口角や舌などです。通常は10日程度で治りますが、2週間経っても治らなかったり、痛みが強く食事ができなくなったりすることもあります。

口内炎の種類

口内炎と一口に言っても、症状や原因はさまざま。口内炎の症状や原因を一覧にしたので、参考にしてください。

 

名称 症状 原因
アフタ性口内炎 ・円形または楕円形

・真ん中が白っぽく、周囲が赤く境界線が明確

ストレスや生活習慣の乱れ
ウイルス性口内炎 複数の水疱ができたり口全体に広がったりする ウイルス感染
カタル性口内炎 ・水ぶくれができてすぐに腫瘍になる

・治療しないと繰り返しできる

入れ歯や治療した歯の修復物などによる外傷
アレルギー性口内炎 アレルギー反応により炎症が起こる 特定の食べ物や金属
ニコチン性口内炎 粘膜や舌に白斑ができる 喫煙

 

自力で口内炎を治す方法

口内炎ができると食べ物や飲み物がしみることも多く、できるだけ早く治したいものですよね。「忙しくて病院に行く時間もない」「自力でなんとか治したい」という方は、以下の方法を試してみてください。

うがいと歯磨きで清潔に

まず試してほしいのは、うがいです。殺菌・消毒作用のあるうがい薬を使用してうがいすると、より効果的です。食後は、毎回うがいをして、口の中を清潔にしてください。そうすることで炎症の広がりを抑え、痛みが長引くことも少ないでしょう。

ただし、アルコール成分を含む洗口剤は傷口にしみやすいので、避けた方がよいです。また、口内炎が気になっても、決して患部を触らないでください。手についたバイ菌によって口内炎が悪化する恐れがあります。

そして、口腔内の細菌を減らすには、毎食後の歯磨きも欠かせません。歯磨きをするときは、患部に歯ブラシが当たらないようにしてください。口内炎が痛くて歯ブラシを使えない場合は、こまめに口をすすぐだけでも構いません。

健康的で規則正しい生活を意識する

口内炎ができているときは、免疫力が低下している傾向があります。栄養バランスのよい食事や早寝早起き、適度な運動を心がけ、健康的な生活を送りましょう。規則正しい生活を意識することで代謝のサイクルを改善し、口内環境を整えることができます。

口内炎を早く治すには、ストレスを溜めないことも重要です。お風呂でのんびりしたり趣味の時間を楽しんだりして、リラックスできる時間を増やしてみてください。

ビタミンB群を積極的に摂取する

ビタミンB群が不足すると、免疫力が低下して細菌が侵入しやすくなります。免疫力を高めるために、ビタミンB群を多く含んだ食べ物を摂りましょう。ビタミンB群が豊富な食べ物は、以下の通りです。

  • ビタミンB2が豊富な食べ物  牛・豚・鶏のレバー、魚類、納豆、モロヘイヤなど
  • ビタミンB6が豊富な食べ物  鶏のささみ、まぐろやさんま、ピスタチオ、にんにくなど

食事でビタミンB群を摂取するのが難しい場合は、ビタミンB群の入ったサプリを摂取するようにしましょう。

口内の乾燥を防ぐ

口内炎ができたときは、口内の乾燥を防ぐことも重要です。唾液には粘膜を保護したり修復したりする働きがあることをご存知ですか?食事の際はよく噛んで、唾液の分泌を増やして口内の乾燥を防ぎましょう。

ただし、口内炎の痛みがひどいときは噛みにくいので、無理する必要はありません。

刺激物を避ける

口内炎を悪化させないために、刺激物は避けてください。カレーなど辛い物、熱いスープ、ソースなど味が濃いものは、NGです。たばこやお酒も刺激物なので、口内炎が治るまでは避けた方がよいです。

市販薬を使う

口内炎治療用の市販薬は、主に、塗り薬・スプレー・シールの3種類です。効果をいち早く実感するなら塗り薬ですが、ウイルス性口内炎の場合症状が悪化する可能性があるので、注意してください。患部に触れると痛いときは、スプレーまたはシールがおすすめです。

病院を受診した方がよい基準

「口内炎は、病院にいくほどのことでもない」とつい我慢をしてしまう人も多いのではないでしょうか?口内炎であっても、病院を受診した方がよいケースもあります。病院の受診を検討すべきケースは、以下の通りです。

なかなか治らない

2週間~1ヶ月以上経っても、いっこうに治らない場合は、何らかの病気が疑われます。例えば、口腔がんの初期症状は口内炎とよく似ているため、軽視してしまうことがあります。

放っておくと症状が悪化する可能性があるので、早急に病院または歯科医院を受診してください。

痛みが強いまたは痛みがない

口内炎の痛みが強いと、食事がしにくくなるなど生活に支障が出る場合があります。ほかの病気の可能性があることから、病院の受診を検討するとよいでしょう。

反対に、痛みを感じない場合もあります。しかし、痛くないからといって大したことがないわけではありません。口腔がんの場合、痛みを伴わないこともあるため、痛みがない口内炎にも注意が必要です。

同じ箇所に繰り返しできる

口内炎が何度も同じ個所にできる場合、全身に関わる疾患の可能性もあります。例えば、ベーチェット病がその一つです。難病に指定されているベーチェット病は、口内炎を繰り返すという初期症状が見られることがあるのです。

皮膚に発疹や水ぶくれができた

手や足に発疹や水ぶくれが現れた場合、手足口病の可能性があります。手足口病とは、手や足に発疹や水ぶくれができる疾患です。子どもがかかる病気と思われやすいですが、大人でもかかることがあるので、注意が必要です。

熱が出る

通常の口内炎ならば熱が出ることはないですが、手足口病やヘルパンギーナなどのウイルス性口内炎の場合、熱が出ることがあります。どちらも38度以上の高熱が急に出て、同時に口内炎が発生するのが特徴です。

ルパンギーナは、喉から上顎周辺に口内炎や水ぶくれもできて、痛みで飲食ができなくなることもあります。

口内炎にしこりや厚みがある

口内炎に硬いしこりや1センチ以上の厚みがある場合、舌がんを疑う必要があります。特に、ヘビースモーカーやお酒を頻繁に飲む方、入れ歯や義歯が舌などに刺激を与えている可能性がある方は要注意です。

病院での口内炎の治療法

病院に行く場合は、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科、かかりつけの内科などがおすすめです。ただし、以下の状況に当てはまるときは、歯科に行きましょう。

  • よく噛む場所に口内炎ができた
  • 入れ歯や被せ物の不具合がある
  • 虫歯がある

受診の際は、発熱などほかの症状があるか、疲れやストレスが溜まっているか、生活習慣は規則正しいか、などを説明できるとよいです。病院での治療法は、2種類あります。

塗り薬などを処方する

一般的な口内炎の治療は、塗り薬の処方です。軟膏を塗ることで炎症が和らいで、痛みが緩和されるでしょう。口内炎の症状によっては、ビタミン薬やうがい薬が処方されることもあります。

レーザー治療をする

一刻も早く治したいときは、歯科医院でのレーザー治療がおすすめです。レーザー治療では、口内炎の表面にレーザーを数分照射して、患部の表面を焼いて殺菌消毒します。若干ピリピリしますが、さほど痛くはありません。

すべての歯科医院が口内炎のレーザー治療に対応しているわけではないので、事前に確認しておくことをおすすめします。また、歯科医院によってはレーザー治療を自由診療で行っているところもあるので、事前に問い合わせておくと安心です。

口内炎の痛みがつらいときやなかなか治らないときは病院を受診しよう

本記事では、口内炎の種類や自力で口内炎を治す方法、病院を受診した方がよい基準などをご紹介しました。口内炎の痛みがつらいときや2週間以上絶っても治らないときは、口内炎以外の病気の可能性があるので、早めに病院を受診してください。当法人ではカウンセラーも在籍しており、気兼ねなくお悩みや不安などをお話しいただけます。口内炎がつらい方は、お気軽にご相談ください。

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