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2026.02.07

小児矯正をやるか迷ったら|矯正すべきサインや小児矯正の必要性を解説

かつては「矯正は永久歯が生え揃ってから行うもの」というイメージがありましたが、現在は子どものうちから矯正治療を始めるご家庭が多くなりました。
とはいえ、「小児矯正って本当に必要?」「何歳から始めるべきなのかわからない」などと不安に感じている方もいるのではないでしょうか?
今回は、小児矯正をやるか迷っている方に向けて、矯正すべきサインや小児矯正の必要性などについて解説します。

 

小児矯正は2ステップで進む!開始時期のベストは何歳?

小児矯正は成長期の子どもを対象に行う矯正治療のことですが、小児矯正を行う時期には第1期と第2期があります。治療目的や治療期間なども異なるので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

治療段階 対象年齢 概要 治療期間の目安
第1期(混合歯列期) 3~12歳頃 乳歯と永久歯が混在している時期に行う治療です。
上下の歯のバランスを整え、
顎の適切な成長を促すことを目的とします。
約1~3年
第2期(永久歯列期) 11~13歳頃 永久歯が生え揃ってから行う治療です。<br

小児矯正の開始時期で迷ったら5~8歳頃を目安に

「小児矯正は、いつから始めたらいいのかわからない」と悩む親御さんも少なくありませんん。小児矯正の開始時期で迷ったら、5~8歳頃(混合歯列期)を目安にしてください。
5~8歳は、乳歯が抜け始めて永久歯が生え揃い始める時期です。この時期は、歯のバランスを調整するのに最適な時期といえるでしょう。

 

矯正するなら子どものうちに!小児矯正のメリットとは

矯正治療は、大人になってからでも可能です。しかし、矯正を検討しているならば、子どものうちに始めることをおすすめします。なぜなら、小児矯正にはさまざまなメリットがあるからです。

顎を拡大しやすい

顎の発育をコントロールする治療は、成長段階にある子供の時期特有の治療です。顎を拡大することで、骨格のバランス改善にもつながりやすいです。

歯が動きやすい

子供の骨はやわらかいため、歯を動かしやすいという性質があります。したがって、弱い負荷でも調整ができ、痛みも少なくて済みます。

抜歯するリスクが低い

大人になってからの矯正治療の場合、抜歯が必要になることもありますが、小児矯正の場合は、抜歯するリスクが低いです。顎を拡大して永久歯が並ぶスペースを確保する治療の場合、抜歯せずに矯正治療できます。

虫歯や歯周病の予防になる

歯並びが悪いと、歯磨きをしても汚れが残りやすくなってしまいます。しかし、小児矯正により歯列や噛み合わせが整うことで、ブラッシングしやすくなり、虫歯や歯周病の予防にもつながるのです。

治療費を抑えやすい

歯の移動が成人よりもスムーズに行えることから、治療期間も短縮しやすいです。経過に問題なければ、1期治療で小児矯正が完了することもあります。小児矯正は、全体的な治療費を抑えたい方にもおすすめです。
小児矯正と成人矯正の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご一読ください。

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矯正は子供の時からやった方がいい?小児矯正と成人矯正の違いについて解説! | 江坂駅近くの歯科・歯医者なら安岡デンタルオフィス江坂

 

小児矯正の治療を検討した方がよいサイン

「小児矯正にいろいろなメリットがあるのはわかったものの、今はそんなに歯並びが悪くないし…」と思っている方、いませんか?小児矯正は、見た目が悪くないからやらなくていいというものではありません。
小児矯正を検討した方がよい主なサインは、以下の通りです。お子様に当てはまるサインがある方は、できるだけ早めに小児歯科を受診して、小児矯正を相談することをおすすめします。

  • 前歯が噛み合わない
  • 食べ物を噛み切れない
  • 片側でしか噛めない
  • 上下の歯がずれている
  • 口が開いていることが多い
  • 口呼吸が多い

お子様に当てはまるサインが一つでもある場合、小児矯正の治療を検討しましょう。

 

小児矯正で使う主な装置

小児矯正では、お子様の歯の状態やライフスタイルなどさまざまな要素を考慮して、最適な装置を選択します。親御様は、矯正装置にはどんなものがあるのか、それぞれのメリットやデメリットなどを把握しておくとよいでしょう。

装置名 概要 メリット デメリット
床矯正 プラスチック製の床プレートに金属のひっかけが付いた装置。
顎の骨をゆっくり成長させ、歯が生えるスペースを確保します。
・取り外し可能 ・1日14時間以上の装着が必要
プレオルソ 乳歯列期を対象とした小児用マウスピース型矯正装置。
口周りの筋肉を鍛え、正しい成長を促します。
・素材が柔らかく違和感や痛みが少ない
・取り外し可能
・就寝時と自宅でのみ使用すればよい
・適応できないケースがある
・歯並びや噛み合わせの細かな調整はできない
リンガルアーチ 奥歯にバンドを装着し、アーチ状のワイヤーを固定する装置。
主な目的は奥歯の固定です。
・反対咬合の改善が期待できる
・抜歯後の隙間が小さくなるのを防ぐ
・装置周囲に食べかすや歯垢が溜まりやすい
バイオネーター 出っ歯の改善を目的とした矯正装置。
下顎の成長を促進します。
・取り外しが可能
・就寝中を含め1日10時間程度の装着でよい
・慣れるまで痛みや違和感が出ることがある
・まれに金属やレジンによるアレルギー反応
ムーシールド 下の歯が上の歯より前に出ている「受け口」を矯正する装置。 ・痛みが少ない
・抜歯をせずに受け口を改善できる
・後戻りの可能性がある
・口腔内が不衛生になりやすい
マルチブラケット
(ワイヤー矯正)
歯の表面に装置を装着し、ワイヤーで歯並びを整える方法。
表側矯正・裏側矯正があります。
・ほとんどの症例に対応できる ・仕上がりは歯科医師の技術力に左右される
・口腔内が不衛生になりやすい
インビザライン 透明なマウスピースを使用して、
歯を少しずつ動かす矯正装置。
・目立ちにくい
・矯正時の痛みが少ない
・適応できる症例が限られる
・自己管理が難しい

 

小児矯正治療はどんな流れ?

基本的に、小児矯正治療の流れは、以下の通りです。

初診・カウンセリング

最初に、お子様の口内の状態を診察したり、親御様のご要望などをヒアリングしたりします。治療についての質問や不安に思うことなどがあれば、カウンセリング時に質問しましょう。

精密検査・診断

治療を希望する場合、精密検査・診断に進みます。精密検査では、レントゲンや口腔内スキャンなどを行います。検査結果をお伝えした後は、治療内容や治療期間、費用などを説明することが多いです。なお、精密検査の結果によっては、経過観察となることもあります。

矯正治療の開始・定期調整

いよいよ、矯正装置を装着します。矯正期間中はほぼ1ヶ月ごとに通院して、調整を行います。歯磨きの指導などを行うのも、この段階です。

治療終了・保定(リテーナー)

歯並びや噛み合わせが整ったら、1期治療の終了です。歯の後戻りを防ぐために、保定装置を使用して歯の位置を保持します。保定期間中も、定期的に通院して、経過観察します。

成人矯正治療へ移行または終了

永久歯が生え揃った時点で再検査を行い、2期治療(成人矯正)が必要かどうかを判断します。もし2期治療が不要と判断された場合は、その時点で矯正治療は終了となり、以後は定期チェックで歯並びと口腔内の健康状態を確認していきます。

 

小児矯正を始める前に知っておきたい5つのこと

小児矯正を検討されている保護者の方へ治療を始める前に知っておくべき大切なポイントをまとめました。
「始めてから後悔したくない」「子どもに合った矯正がしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

 期治療だけで終わらないことがある

小児矯正(1期治療)は、あごの成長を利用して歯列の土台を整える治療です。
しかし、すべてのケースが1期治療だけで完了するわけではありません。

  • 上下のあごの大きさの不調和
  • 永久歯が大きい
  • ガタガタ(叢生)が強い
  • 深い噛み合わせ(ディープバイト)
  • 上下の前歯の傾斜が強い(オーバーバイト)

こうしたケースでは 中学生〜成人期に“2期治療(ワイヤー or マウスピース矯正)”が必要になることがあります。

治療時期は「早ければ良い」わけではない

小児矯正には適切なタイミングがあります。

  • 早すぎると効果が出にくい
  • 遅すぎると成長のチャンスを逃す

例えば、反対咬合は早期治療が有効ですが、
出っ歯・ガタガタ・すきっ歯などは 6〜9歳頃が治療のピーク になることが多いです。
正しい治療開始時期は、成長評価とレントゲン診断で決まります。

精密検査で“隠れた問題”が見つかることがある

表から見える歯並びだけでは、治療方針は判断できません。
レントゲンや写真、模型の分析によって、

  • 永久歯の生える方向
  • 生え替わりの順序の異常
  • 埋伏歯
  • 過剰歯(必要であれば抜歯を検討)

といった 見た目では分からない問題 が見つかることがあります。

歯並びには“生活習慣”も大きく影響する

治療前の段階でも、以下の癖は歯並びに影響します。

  • 指しゃぶり
  • 口呼吸
  • 頬杖
  • うつぶせ寝
  • 舌癖(舌を前に押し出す)

あごや歯は成長期に影響を受けやすいため、早期のクセ改善は矯正治療の結果にも直結します。
家族の協力が治療成功の鍵になる
小児矯正では、装置の着脱管理や食生活、仕上げ磨きなど、家庭でのサポートが治療結果に大きく影響します。

  • 装置を毎日決められた時間つける
  • 歯磨きのチェック
  • よく噛む習慣づけ
  • 通院の継続

お子様の気持ちに寄り添いながら、家族で一緒に取り組む姿勢が重要です。

 

小児矯正に関するQ&A

小児矯正に関する質問で、特に多い質問を2つご紹介します。

小児矯正の費用はどのくらい?

第1期の治療費は約20~30万で、第2期の治療費は約40~60万です。第1期で治療を終了すれば治療費を抑えられますが、第2期の治療も必要になると治療費が最大90万くらいかかることもあります。
また、床矯正の費用は、矯正装置の種類によって異なります。例えば、リンガルアーチは約3~5万ですが、床矯正は約10~40万円です。

小児矯正に健康保険は適用できる?

基本的に、小児矯正は、保険を適用できません。ただし、保険適用になるケースもあります。詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

 

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小児矯正の費用相場はいくらぐらい?費用内訳と費用を抑えるコツを解説 | 江坂駅近くの歯科・歯医者なら安岡デンタルオフィス江坂

 

小児矯正をやるかどうか迷ったら安岡デンタルオフィス江坂へ

矯正治療は大人になってから始めるのではなく、骨がやわらかい子どものうちに始めることをおすすめします。小児矯正は、抜歯のリスクが低いうえ、虫歯や歯周病のリスク低下にもつながります。
当院の小児矯正は、歯並びを整えるだけではなく、口腔機能の発達を支える「発達支援型矯正」が大きな特徴です。
顎の成長を助けて、将来の抜歯リスクや大掛かりな矯正治療の可能性を減らします。お子様の年齢やお悩みに合わせた最適な小児矯正プランを提案しますので、お気軽にお問合せください。

安岡デンタルオフィス|小児歯科/小児矯正

この記事の監修医師
安岡デンタルオフィス院長
長野 繫彦
スタディーグループ歯庵、大阪SJCD 会員、COI(国際口腔インプラント学会) 会員、学術団体JAID 会員

目標を持つことが人の努力を支えると考え、歯科医療においても患者様の価値観に合った目標を共に作り上げることが大切です。痛みを治すだけでなく、人生を豊かにする歯科医療の実現が私の目標です。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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