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2023.07.28

インプラントが取れたときの対処法は?費用が原因もあわせて解説

インプラントは人工物のため、不具合や破損により取れてしまう可能性もゼロではありません。インプラント治療を終えたものの、もし取れてしまったらどうなるのか不安を感じる方もいるでしょう。

この記事では、インプラントが取れてしまった場合にかかる費用や取れてしまう原因、対処法について解説しています。よくある質問や疑問についても紹介していますので、インプラントが取れてしまった場合に備えて参考にしてみてください。

インプラントが取れた場合にかかる費用

インプラントは「上部構造(人工歯)」「アバットメント(土台)」「インプラント(埋め込んだ本体・人工歯根)」の3つで構成されています。

インプラントが取れた場合、破損した部位によってかかる費用が変わります。しかし、3つのうちどこが取れたのか、どこが破損したのかなどは見極めが難しいため、専門家の手による判断が必要です。

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被せ物や土台が取れただけなら数千円で治療可能

被せ物の人工歯や土台となるアバットメントが取れただけで破損がなかった場合は、取れた箇所の再装着で済むことから数千円で治療できます。

破損しているかの判断は専門家でないと難しいため、自分で対処をせず必ず診察を受けましょう。取れた部品の紛失や破損があった場合は、下記で説明する費用が必要になってしまいます。

紛失や破損で再作成や再手術になると数十万円かかる

人工歯や土台の紛失や破損があった場合、人工歯は11万円以上、土台は5万5千円以上の費用がかかります。埋め込んでいるインプラント本体の抜け落ちや破損があったときは、一度除去して再手術が必要です。

再手術になってしまうと、最初にインプラントを受けた時以上の費用がかかる可能性もあります。破損に対する保証が受けられる場合もあるため、まずは歯科医院に相談しましょう。

安岡デンタルオフィスでは、規定のメンテナンスを受けていただくことを条件に5年間の保証をしております。

インプラントが取れる原因

インプラントが取れる原因は以下のとおりです。

  • ネジの緩み
  • 強い衝撃や経年劣化による破損
  • 喫煙が原因のトラブル
  • セメントの残留
  • 歯に過度な力がかかっている
  • 歯を磨き切れていない

原因を事前に知っておくことで予防にもなるため、ぜひ参考にしてください。

ネジの緩み

インプラントはネジで固定されているため、緩んでしまうトラブルがあります。緩んでしまう原因として、上部構造(人工歯)の不具合や歯ぎしり、かみ合わせなどの要因が考えられます。グラつきや違和感を感じたら、早めに治療先の歯科医院に相談しましょう。

強い衝撃や経年劣化による破損

事故等による強い衝撃や、経年劣化によってインプラントが破損してしまう場合があります。防ぎようのない事故もありますが、日々のセルフメンテナンスを心がけることで経年劣化を抑えられます。口内環境を清潔に保つ習慣づくりが大切です。

喫煙が原因のトラブル

インプラントは喫煙による脱落リスクが高いと言われています。喫煙を続けていると、血管が収縮し血液量が低下してしまうからです。血流量が少なくなると次第に免疫転換といわれる白血球も少なくなってしまいます。

これらが原因となって、インプラント周囲炎や歯肉への悪影響、血流低下による骨再生の低下など、インプラントに悪影響を与えてしまう可能性があります。

またインプラント治療を行ってから1年間は、人工歯根と骨との定着が不安定な時期です。そのため喫煙する方はインプラントの治療を受ける前に歯科医師と相談し、喫煙量を減らすなどの対策が必要です。

セメントの残留

インプラントは「インプラント体」「アバットメント」「クラウン(上部構造)」の3つで構成されています。クラウンを固定する方法はセメントリテインとスクリューリテインの2つがあり、その1つのセメントリテインで使用するセメントが残ることによって炎症が発生してしまうことがあります。炎症を起こすと、インプラント周囲炎を併発し、歯周病のように骨が溶けてしまい、インプラントの脱落の可能性につながります。

歯に過度な力がかかっている

インプラントを打った歯に過度な力がかかっている場合、インプラントが折れたり、抜けたりする場合があります。過度な力というのは、歯の高さが高いことや、咬合のバランスが悪いこと歯ぎしりなどがあげられます。

歯を磨き切れていない

インプラント治療を受けて、いくら綺麗な歯を手に入れたとしても、そのあとのメンテナンスが適切にできていなければ、インプラント歯周炎になり、抜けてしまいます。

全身疾患に罹ってしまった

また、リューマチとか高原病といった自己免疫疾患に、インプラント治療後になってしまった場合、自分に入っているインプラントですら、異物として考えて攻撃してしまい、インプラント歯周病になることがあります。

実際の症例紹介|インプラントが取れてしまったケース

症例1:ネジがゆるんで、被せ物が外れてしまったケース

他院で数年前に入れたインプラントがぐらついて上の被せ物が取れてしまった70代男性。周囲の歯肉には炎症がなく、人工歯根自体にぐらつきはありませんでした。

レントゲン撮影の結果、アバットメントを固定するネジのゆるみが原因と判明。被せ物やネジ自体には問題がなかったため、咬合面から穴を開けて、一度外して清掃後、再装着を施しました。

症例2:かみ合わせが変化し、被せ物が外れたケース

インプラント治療後7年で被せ物の一部が欠け落ちてしまった50代女性。検査により、経年により上下のかみ合わせが変化し、インプラントだけに強い負荷がかかった結果、被せ物が取れたと判明。

アバットメントや人工歯根には問題がなかったため、かみ合わせを調整した被せ物を作り、再装着処置を行いました。

症例3:インプラント周囲炎の進行により、人工歯根ごと脱落したケース

インプラント治療後、メンテナンスに通っていなかった60代男性。人工歯根ごと脱落したとのことで受診。インプラント周囲炎を起こしており、顎の骨が溶け出してしまった結果、人工歯根がぐらつき脱落してしまったことが判明しました。

再度のインプラント治療を希望とのことでしたが、顎の骨の破壊が進んでいましたので、まず骨造成手術を実施。約3か月後に骨造成部分の安定を確認したのち、インプラント埋入手術を行いました。

インプラントにまつわる手術だけででなく、日々のお手入れ方法や歯科医院で受けるメンテナンスの重要性なども丁寧にお伝えいたしました。

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インプラントが取れた場合の応急処置は?

インプラントが取れた場合の対処法と注意点を紹介します。

  • 取れた部品をなくさないように保管する
  • 早急に治療を受ける
  • 注意点:絶対に自分で直そうとしない

間違った対処をしてしまうと事態が悪化してしまうこともあるため、ぜひ覚えておいてください。

取れた部品をなくさないように保管する

取れた部品は無くさないように必ず保管しましょう。インプラントに使う部品は高価なものばかりのため、無くしてしまうとそれだけ費用もかかってしまいます。ティッシュや紙などに保管すると、隙間から落としてしまうリスクがあるため、中の見えるチャック付きの袋やタッパーなどに保管するのがおすすめです。

早急に治療を受ける

インプラントを受けた歯科医院に連絡し、できるだけ早急に治療を受けましょう。インプラントが取れたまま放置しておくと溜まった汚れや細菌によって炎症を起こしてしまうこともあります。少しでもリスクを抑えるためにも、早めの行動がおすすめです。

注意点:絶対に自分で直そうとしない

取れたインプラントを自分で直せそうだと思っても、絶対に自分で直そうとしないようにしましょう。間違った処置をしてしまうと、インプラントのズレによる破損やスキマから入った汚れがトラブルの原因となってしまうことも。

また、取れてしまった原因が口内トラブルだった場合、異常に気付かず放置した結果、さらに悪化してしまう可能性もあります。

インプラントが取れてしまったら、必ず歯科医院に連絡、相談するようにしましょう。

インプラントが取れた場合によくある質問

インプラントが取れた場合によくある質問を紹介します。

Q:インプラントが取れないためにできる予防は?

定期的にメンテナンスや検診を受ける

インプラントを長持ちさせるために、歯科医院での定期的なメンテナンスや自宅でのセルフメンテナンスを習慣づけましょう。定期的にメンテナンスや検診を受けることで、トラブルの早期発見やインプラントの経年劣化などを防げます。

詳しくは下記記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

インプラントのメンテナンスにかかる費用は?セルフケアのコツも紹介

栄養価の高い物を食べる

インプラントの寿命を伸ばすためには、骨の健康も大きく関係しています。体が健康ではなくなったら、そのインプラントは骨の健康にも影響します。そのため治療後、食事が摂れる等になってからは、栄養を意識することも大切です。

Q:治療した歯医者とは違う所でも治療を受けられますか?

違う病院でも治療を受けられますが、患者様のデータがなく口内の状況が不明なため、検査に時間がかかる場合があります。歯科医院によって使っている機材やインプラントの素材も違ってくることから、緊急時以外はおすすめできません。

できる限り、インプラント治療を受けた歯科医院で治療を受けるようにしましょう。

しかし、インプラントのどの部分が取れているのかを確認することも大切です。クラウンと呼ばれる上部構造だけが取れたのであれば、同じ医院に行ってきちんと治してもらいましょう。

基盤となるインプラント体自体が抜けるっていうことは、治療前に管理ができてなかったということや、骨、歯茎の状態が良くなかった場合があります。その場合はよりインプラント治療の症例やホームページを確認し医院を変えることも、一つ案としてあります。

Q:取れたまま放置しておくとどうなる?

インプラントが取れたまま放置してしまうと、周りの歯やインプラント本体に影響を与える可能性があるためおすすめできません。細菌や汚れも溜まりやすく、トラブルの原因にもなってしまいます。

放置が原因で根本のインプラント本体が破損してしまうと、最悪の場合再手術となってしまう可能性もあります。再手術になると時間も費用も多くかかってしまうため、できるだけ早急に治療を受けましょう。

江坂の安岡デンタルオフィスならインプラントのトラブルにも対応

江坂にある安岡デンタルオフィスではインプラント世界一のスペシャリストから指導を受けた経験豊富な歯科医師やスタッフが在籍しており、幅広い症状にも対応可能です。エリアトップクラスの実績数があり、インプラントが抜けた場合のトラブルにも対応できる安心安全の体制を整えています。

インプラントが取れた状態で放置していると、全身に影響を及ぼします。

噛み合わせがずれると、姿勢などから全身的なバランスが崩れ、めまいなどの全身的な不調の症状が出る可能性があります。

さらに取れた部分から細菌が入り、歯周病になってしまうと、細菌が全身に周り筋力は全身に回り、心筋梗塞、脳梗塞、脳血管障害といった全身疾患の原因にもなりかねません。

今後の人生を考え、早急に対応することが必要です。

インプラントが取れてしまった方やトラブルがないか気になる方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

インプラントなら江坂駅近くの歯医者 安岡デンタルオフィス

この記事の監修医師
医療法人 翼翔会理事長
安岡 大志
大阪歯科大学卒業後、最新の歯科治療技術を研究。数多くの症例を経験したのち、安岡デンタルオフィスを開業後、医療社団法人翼翔会の理事長に就任。臨床歯周病学会、国際口腔インプラント学会(ICOI)、日本口腔インプラント学会、日本臨床歯科学会などに所属、ICOI認定の指導医でもある。

当オフィスは患者様とのコミュニケーションを重視し、価値観やライフステージに合わせた最適な治療を提供いたします。患者様のご希望を叶えることが私たちの喜びですので、どんなことでもお気軽にご相談ください。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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