2015.02.13
舌クリーニング
こんにちは、歯科衛生士 音地です。
オーラルケアは歯磨きだけだと思われていませんか?
歯の表面だけでなく、舌の上にもお口の中の細菌はべったりと付いているので
こちらも、必要に応じてケアをおすすめしています。
舌の表面に溜まり、口臭の原因ともなっているのが舌苔(ぜったい)です。
舌苔は白く、ピンク色の舌を埋めるようにして広がっていきます。
そんな舌苔を除去するのが舌ブラシです。
●舌磨き専用ブラシの必要性
舌苔を取るために舌を磨くんだったら舌ブラシじゃなくて
普通の歯ブラシでもいいんじゃないか、と思う方もいるかもしれません。
舌苔を取るためには普通の歯ブラシではあまりにも刺激が強すぎます。
舌は非常にデリケートな器官で、歯ブラシでは舌を傷つけることもあるからです。
舌が傷つくと味を感じにくくなったり、舌に違和感が残ったりするので
舌磨きには専用のブラシを使用してください。
●舌ブラシの使い方
それでは、具体的に舌ブラシを使う方法をご説明させていただきます。
舌ブラシで舌苔ケアをするのは
数日に1回、舌苔が気になる場合でも1日1回までを目安としてください。
1日に3-4回もやってしまうと舌を傷つけてしまうことがあります。
舌ブラシはスプーン状になっているので
舌の表面とスプーン状の部分をぴったり合わせます。
そして舌から汚れをかきだすように3-5回程度ブラッシングします。
奥から手前に向けてブラッシングしましょう。
このとき、舌を傷つけるのを防ぐためにもなるべく軽い力でブラッシングしてください。
●舌ブラシは使い捨て?
舌ブラシはその多くが使い捨てではありません。
連続使用も可能ですが舌苔がブラシに残ったままだと
舌苔対策には効果がありませんので使用後はしっかりと洗ってください。
そして、歯ブラシと同様に出来るだけ通気性のよいところに保管してください。
なお、舌ブラシの取り換え時期は1か月が大体の目安と言われています。
また、舌ブラシにはプラスチックやシリコン製のヘラ型のものもあります。
嘔吐反射のある方(使用するときに おえっとなりやすい方)には
ヘラ型のものがおすすめです。
口臭予防や、口腔内細菌を減らすことに即効性がありますので
ぜひ、上記の内容をふまえてチャレンジしてみてください♪