2016.09.15
お子さんの歯並びについて
2016.9.15
みなさまこんにちは、衛生士の森本です。
今回は産婦人科さんで授乳中のお母さま方が、よく推奨されます”添い乳”についてお話ししたいと思います。
“添い乳”とは母子ともに横になって授乳することをいい、お母さまは授乳中からだを休めることができるため、産婦人科ではよくお勧めされる授乳方法です。
お母さまが楽に赤ちゃんも授乳出来るとあって、とてもよく行われる授乳方法ではありますが、実はお子さんの歯並びにとても大きな影響を与える事が分かってきました。
人の頭の重さは体重の約1/8の重さがあります。添い乳をすると頭の重さのため、授乳中の赤ちゃんの床とひっつく側の下顎に圧力が大きくかかります。
下顎に継続的な圧力がかかる事により、下顎自体にズレが生じたり、哺乳しにくいことから受け口になってしまったりと弊害が出てしまう事があります。
実際に私共の医療法人翼翔会にも、長期に渡る添い乳により受け口になられたお子さんの患者さまもいらっしゃいます。
添い乳はお母さまの体調が不良な時に行われる一時的な授乳方法であって、正しい授乳の仕方ではないと考えられます。お子さんのお口の中やお口の周りの筋肉、顎の発達を考えた正しい授乳方法が大切になります。
授乳の正しい姿勢は、2016年8月18日のblogをご参考下さい。