2016.04.15
差し歯にすると口臭リスクが高まる!?その真実は?
差し歯が原因、されども…
差し歯にすると口臭リスクが高まるのかという問題ですが、たしかに口臭がしやすくなることはあります。しかしそれは、差し歯本来の問題はもちろんあるものの、多くはお口のケアを怠ったことが原因なのです。歯医者さんの指導をきちんと聞き、定期的な歯科検診を受けていれば、講習問題を過剰に気にすることはないでしょう。
口臭の原因になるのはこれ!
・虫歯になっている 差し歯の口臭原因でもっとも多いのが差し歯の隙間から虫歯になってしまうこと。差し歯の隙間に食べかすなどが残っていると、そこから細菌が繁殖して腐敗臭がしたり虫歯になることでいやな臭いにつながるのです。 ・歯垢がたまっている 差し歯と歯茎の間に大きくすき間があると、そこに歯垢がたまり、細菌による腐敗臭がすることがあります。これを放っておくと、歯茎の炎症を引き起こし歯周病や歯肉炎などにつながってしまうこともあります。 ・神経が腐ってしまっている 言葉だけ聞くととっても怖いですが、神経を残しておいたほうが歯の寿命が長くなるため、歯医者さんは治療の際、可能な限り神経を残すそうです。不運なことに、差し歯処置の際に残しておいた神経が予想以上のダメージを受けて腐ってしまうと、臭がつよくなってしまうというわけなのです。 ・差し歯自体が劣化している 被せものが傷んでくると、歯茎とのすき間ができて虫歯になるなどの問題が起きてしまいます。こればかりは日々のケアでどうにかできるものではありませんが、差し歯を選択する際に、劣化しにくい素材を選ぶという手があります。プラスチックは劣化しやすいので、セラミック製のものを選ぶと良いでしょう。
口臭リスクをさげるためには
差し歯の口臭原因でご紹介したとおり、臭いの原因はほとんどが差し歯でなくても起こるものです。つまりは、日々の丁寧なケアが大切ということ。差し歯の部分は念入りにブラッシングをすること、デンタルフロスで歯間の歯垢も取り除くこと、デンタルリンスを使用することなどの小まめなケアが重要です。ブラッシングの仕方などは、歯医者さんにしっかり指導してもらいましょう。また、差し歯の状態を見てもらうためにも、定期的な歯科検診をお忘れなく。