2026.04.08
その口臭は歯周病のサインかも?臭いの特徴や原因|治療の流れを解説

最近、口臭が気になることありませんか?その口臭は、もしかしたら歯周病のサインかもしれません。歯周病は、最悪の場合歯を失ってしまう病気として知られていますが、口臭を引き起こす可能性もあるのです。この記事では、歯周病による口臭の特徴や原因、セルフケア方法や治療の流れなどを解説します。口臭のセルフチェック方法もご紹介しているので、口臭が気になる方はぜひ参考にしてください。
歯周病ってどんな病気?

歯周病は、30歳以上の成人の約80%がかかっている病気です。歯の周りの歯茎や歯を支える骨などが溶けてしまう病気で、最悪の場合歯を失ってしまうこともあります。さらに、糖尿病や脳血管疾患、心臓疾患や誤嚥性肺炎などの全身疾患を発症する可能性も高くなります。歯周病の主な原因は、磨き残したプラ―ク(歯垢)です。歯垢に含まれる歯周病菌は、歯周ポケット)で増殖していきます。
歯周病の主な症状は、以下の通りです。
- 歯肉が赤く腫れやすい
- 歯肉が下がり、歯が長くなった気がする
- 歯肉から血や膿が出ることがある
- 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
- 歯並びが変わった気がする
- 歯が浮いたような感じがする
- 歯がグラグラする
- 口臭が気になる
- 起床時に口の中がネバネバする
歯周病は痛みがほとんどないため、病気にかかっていると気付かず、手遅れになってしまうこともあります。しかし、歯周病は予防も治療も可能です。初期段階であれば、正しい歯磨きと歯科医院で受けるクリーニングで治る可能性はあります。
歯周病についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
歯周病治療の期間はどれくらい?進行度別の目安と通院を短くするコツを解説 | 江坂駅近くの歯科・歯医者なら安岡デンタルオフィス江坂
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歯周病による口臭とは?

歯周病による口臭は、他の口臭とどんな点が違うのでしょうか?また、原因は何でしょうか?歯周病による口臭の特徴や原因は、以下の通りです。
歯周病による口臭ってどんな臭い?
歯周病による口臭は、腐った卵のような臭い・腐った玉ねぎのような臭い・生ごみのような臭いと言われることが多いです。お手入れしてもすぐに臭いが戻ったり、数時間~翌日まで臭いが消えないのも、このタイプの口臭の特徴と言えるでしょう。口臭を放置すると歯周病が悪化して、口臭もきつくなりやすいです。口臭は周囲の人に不快感を与えることもあるので、注意が必要です。
歯周病により口臭が発生する原因
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなり、隙間に歯周病菌が繁殖します。この細菌が増えることで、口内でガスが発生します。このガスの主成分はVSCというもので、これが口臭の原因です。歯周病がさらに進行すると歯周組織が破壊され、歯槽膿漏になります。歯槽膿漏は、歯ぐきが炎症を起こして、歯を支えている歯槽骨から膿が漏れている状態です。この膿が歯と歯ぐきの間に溜まると、口の中がネバネバして、口臭がさらにきつくなります。歯周病の症状または口臭が気になるときは、歯周病が進行している可能性があります。できる限り早く、歯科医院を受診しましょう。
歯周病による口臭はセルフチェックできる!方法は4つ
口臭は、歯周病以外にもさまざまな原因があります。例えば、詰め物や被せ物が合っていない・入れ歯や義歯のお手入れが不十分・生活習慣・歯垢や歯石が溜まっている、などの原因が挙げられます。口臭が気になる方は、原因が歯周病かどうかをセルフチェックしてみましょう。セルフチェック方法は、以下の通りです。
コップや袋を使う方法
口を閉じたまま深く息を吸い込んで、清潔なコップの中に息を吐き出してください。コップの中に息が溜まったら、臭いを嗅ぎます。この臭いは他の空気と混じっていないため、口臭の有無を確認しやすいです。口臭がきつい場合、歯周病の可能性があります。
唾液を使ったチェック方法
唾液を使ったチェック方法は、正確な判断をしやすいと言われています。まず、水で口をゆすぎ、口内を清潔にします。唾を飲み込んでから、唾液を手のひらに少し出してください。その唾液を舐めて、臭いを確認します。口の中の臭いと同じ臭いだった場合、歯周病の可能性があります。
口臭チェッカーを使ったチェック方法
より正確に口臭をチェックしたい場合は、市販の口臭チェッカーの使用をおすすめします。口臭チェッカーは口臭の強さや種類を測定・数値化する専用機器で、口臭の程度を客観的に把握することが可能です。使い方は、指定の場所に息を吹きかけて、数秒間待つだけです。表示された測定結果を確認して、数値が高い場合、口臭の原因が歯周病や他の口腔疾患の可能性があります。
歯周病細菌検査
歯周病細菌検査は、採取した唾液や歯垢に含まれる歯周病菌の種類や量を特定する検査のことで、歯周病治療を行っている歯科医院で受けることができます。検査の結果、歯周病の原因菌が多量検出された場合、歯周病による口臭の可能性が高いです。
歯周病による口臭を防ぐセルフケア

歯周病による口臭を防ぐセルフケアは、毎日の歯みがきと生活習慣の見直しが基本です。日々セルフケアを丁寧に行って、歯周病による口臭を防ぎましょう。
毎日の歯みがき
1日3回の歯みがきは、歯周病予防そして歯と歯ぐきの健康維持の基本です。毎日食後に歯磨きをすることで、歯垢や歯石を取り除き、歯周病菌を減らすことができます。歯みがきをするときは、歯と歯ぐきの境目を意識して軽く磨くのがポイントです。力を入れる必要はなく、歯ぐきを優しくマッサージするようにブラッシングしてください。歯ブラシは、柔らかい毛先のタイプを使用することをおすすめします。歯ブラシだけではプラークをすべて除去できないので、フロスや歯間ブラシも使いましょう。フロスや歯間ブラシは、歯周ポケットの歯周病菌を減らす効果があります。仕上げに、抗炎成分または抗菌成分入りのマウスウォッシュを使うのも、おすすめです。また、舌に付着している細菌や食べカスも口臭の原因の一つなので、歯みがきの際には、舌も優しくブラシで磨くことをおすすめします。
生活習慣の見直し
生活習慣の見直しも、歯周病による口臭予防に欠かせません。見直したいポイントは、三つあります。
- 一つ目は、栄養バランスのよい食事です。歯周病の予防・改善には、ビタミンCやカルシウムの摂取が効果的です。ビタミンCには歯茎のコラーゲン生成・炎症抑制の効果、カルシウムには歯を支える骨を強化する効果があります。砂糖の過剰摂取にも、ご注意ください。砂糖の摂取を控えることで、口内の歯周病菌の活動を抑制して、歯周病のリスクを減らすことが可能です。
- 二つ目は、十分な水分補給です。口腔内の乾燥は、口臭を引き起こす原因の一つです。十分な水分補給を意識して、口腔内の乾燥を防ぎましょう。
- 三つ目は、禁煙です。喫煙は、歯周病そして口臭の悪化につながりやすいです。禁煙することで、歯周病の予防だけでなく口臭も改善できます。
歯周病治療の基本的な流れ
歯周病の症状をや口臭を根本から改善したい方は、治療を受けることをおすすめします。歯周病治療の主な流れは、以下の通りです。
STEP1 検査
最初に、精密検査を行い、現在の歯ぐきや歯槽骨の状態、歯周病を悪化させる要因の有無などを確認してから、治療計画を立てます。
STEP2 歯周基本治療
歯周基本治療とは、セルフケア指導と専門的なプロフェッショナルケアのことです。セルフケア指導では、歯みがきの練習を行います。
正しい歯みがきを継続することで、歯ぐきが引き締まってきて、歯ぐきの炎症が減少します。そうすると歯ぐきの歯石が見えやすくなり、歯石を除去しやすくなるのです。プロフェッショナルケアは、スケーリングとルートプレーニングの2種類です。スケーリングでは、歯周ポケット内部に付着した歯石やプラークを機械で除去します。ルートプレーニングでは、スケーラーという器具を使用して、歯肉の奥にある歯石やザラザラした表面を削り、ツルツルにします。この治療によって、プラークの再付着を防ぎ、歯周ポケットを浅くする効果が期待できるのです。そして、プラークが付着しにくく歯垢を取りやすくするために、適合の悪い修復物があれば除去します。また、咬み合わせが悪く変な力がかかっている場合は、咬み合わせの調整が必要です。歯周病の悪化により歯がグラグラしている場合、早期に抜歯することもあります。ここまでの治療によって歯ぐきの状態は改善し、ある程度安定した状態になります。再度精密な検査を行い、何も問題なければ、STEP4のメインテナンスに移行します。
STEP3 歯周外科治療
歯周基本治療を行っても深い歯周ポケットが残っている場合、歯周外科治療を行います。この治療では、部分的に失われた歯を再生させる手術を行ったりポケットの深さを浅くしたりする手術を行うことが一般的です。治療後、精密検査を再び行い、問題なければSTEP4のメインテナンスに移行します。
STEP4 メインテナンス
歯周病治療後は歯ぐきの炎症は減少しているものの、毎日のケアが不十分だと再発することが多いです。治療後も定期的にメインテナンスを受けて、健康な状態を維持しましょう。メインテナンスでは、プロによるクリーニングによる歯石・プラークの除去、歯周ポケット検査、ブラッシング指導などを行います。メインテナンスを定期的に受けることで、歯周病や口臭の再発を防ぐことが可能です。なお、メインテナンスは1〜3ヶ月に1回を目安にしてください。
歯周病による口臭が気になるときは安岡デンタルオフィス江坂へ

歯周病による口臭は、他人に不快な思いをさせるだけでなく、歯周病の悪化そして全身疾患につながる恐れがあります。口臭を改善するには、正しい歯みがきと生活習慣の見直しが必要ですが、セルフケアだけではプラークを完全に除去するのは難しいと言えるでしょう。吹田市・江坂の安岡デンタルオフィスでは、患者様のお口の状態を細菌検査で菌の状態をお調べし、適切な治療とメインテナンスによって、歯周病や口臭の改善が見込まれます。できるだけご自身の歯を残し、痛みの少ない歯周病治療を心掛けております。独自の歯周病プログラム(THP)では、認定を持った衛生士が治療にあたります。患者様一人ひとりのお口の状態を歯科医師、歯科衛生士が最適なケア方法を提案・アドバイスさせていただきます。口臭や歯周病が気になる方は、安岡デンタルオフィス 江坂にご相談ください。
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