歯医者の詰め物がすぐ取れるのはなぜ?原因・対処法・予防策を解説!| 吹田市江坂駅の歯科・歯医者【安岡デンタルオフィス】

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2025.04.18

歯医者の詰め物がすぐ取れるのはなぜ?原因・対処法・予防策を解説!

歯医者の詰め物取れた

歯医者の詰め物が頻繁に取れてお困りではありませんか?強力な接着剤を使えば大丈夫と思うかもしれませんが、詰め物がすぐ取れる原因はさまざまです。中には「歯医者が下手だから取れた」と、歯医者の技術に不満を抱いている方もいるかもしれません。そちらも取れる原因の一つに考えられます。

この記事では、詰め物がなぜ取れるのか、その原因と取れてしまったときの対処法、そして予防策について詳しく解説します。さらに、詰め物が取れた際に多くの方が抱える疑問にもお答えしますので、何度も取れて困っている方は、ぜひご一読ください。

 

歯医者の詰め物がすぐ取れる理由は?

歯医者の詰め物がすぐ取れる理由は以下の通りです。

  • 接着剤(セメント)の劣化
  • 詰め物の精度が悪い
  • 詰め物の素材が問題
  • 歯ぎしりや食いしばりの影響
  • 嚙み合わせが悪い
  • 粘着性の高い食べ物を食べた
  • 歯磨きやフロスの使い方の問題

接着剤(セメント)の劣化

詰め物は接着剤を使って歯に固定されています。接着材の種類も色々あり、高いものから安いものまで存在しています。詰め物をしてすぐに取れる場合は、接着精度が低いものを使用している場合が考えられます。また、経年劣化により接着力が弱くなり、詰め物が外れることもあります。

詰め物の精度が悪い

詰め物の精度は、歯医者の腕に大きく左右されます。治療の精度が悪いと、詰め物と歯の間に隙間ができやすくなり、そこに虫歯菌が溜まりやすくなります。そしてその後、虫歯菌が原因で、詰め物が取れやすくなるのです。

詰め物の素材が問題

詰め物にも色々と種類があり、コンポジットレジン、金属(ゴールド、アマルガム)、セラミックなどがあります。コンポジットレジンは、保険適用内で最も一般的な詰め物で、見た目も自然の歯に近く選びやすいのですが、接着剤の接着が他の種類に比べて弱く、咬合圧がかかりやすい場所だと取れやすい傾向があります。セラミックは、保険適用外ですが、粘着力が強く、耐久性にも優れています。金属(ゴールド、アマルガム)は、素材の特性上、展延性(てんえんせい)に優れ、歯の形に馴染みやすい素材といえます。特に歯の状態を長期的に維持できる素材として、特に奥歯には適した素材です。 ※展延性とは…柔軟に伸びる性質

歯ぎしりや食いしばりの影響

歯ぎしりや食いしばりの癖があると、詰め物に過剰な力がかかり、取れやすくなります。詰め物以外の歯にもマイクロクラック(微細な亀裂やひび)ができ、放置することで、最悪の場合は、歯が割れることになります。これらを回避するには、マウスピース(ナイトガード)を着用や、詰め物の素材を変更するなどで回避できますので、早めに歯医者へ相談することをおすすめします。

粘着性の高い食べ物を食べた

ガム、キャラメル、餅などの粘着性の高い食べ物は、詰め物を引っ張り、取れやすくします。こうした食べ物は避けるほか、治療した歯で噛まないように注意しましょう。

歯磨きやフロスの使い方の問題

強い力でゴシゴシと歯磨きやフロスを使うと、詰め物が取れることがあります。歯磨きやフロスをするときは、優しくケアすることが大切です。何度も頻繁に外れて困っている方は、なぜ取れるのかをしっかり説明し、長期的な目線で治療を提案してくれる歯医者へ相談することをおすすめします。ご相談は安岡デンタルオフィスへ

 

こんな歯医者には注意?別の歯科医院を検討すべきサイン

何度も詰め物が取れてしまうと、「この歯医者で本当に大丈夫?」と不安になりますよね。以下のような対応が続く場合は、別の歯科医院での再診やセカンドオピニオンを検討してみるのも一つの手段です。

チェックポイント

  • 毎回同じ箇所の詰め物がすぐに取れる
  • 治療の説明がほとんどないもしくは専門用語ばかりの説明で分かりづらい
  • 治療の選択肢の提案がない(自費治療や保険適用なのかなど)
  • 詰め物が取れた原因を患者の責任にのみする
  • 口コミで同様ケースが書かれている
  • 治療計画がない(治療にかかる期間が不明確)などがあります。

 

歯医者の詰め物が取れたときの対処法

詰め物が取れた時は、自力で直す方法はありません。詰め物を再使用できる場合もあるため、できるだけ早く歯医者へ受診しましょう。

  • 早急に歯医者へ相談
  • 詰め物を保管する

もし詰め物が取れてしまっても慌てず落ち着いて対処しましょう。

早急に歯医者へ相談

すぐに歯医者に行って治療を受けてください。放っておくと、虫歯が進んだり、歯が傷ついたり、歯周病が悪化したり、噛み合わせに問題が出たり、見た目にも影響が出たりすることがあります。詰め物が取れた場合は、急患で受診可能な歯科医院もありますので、早めに受診・ご相談ください。

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詰め物を保管する

詰め物が口の中に残っている場合は、舌や指を使ってそっと取り出してください。無理に引っ張ったり、飲み込まないように注意しましょう。取れた詰め物は水で洗い、清潔なティシュに包むか容器に入れて保管してください。小さなポリ袋でも構いませんが、変形しないように小さな容器に入れておくと安心です。もし詰め物が見つからなくても、すぐに歯医者に連絡してください。

口を清潔な状態で保つ

詰め物が取れた箇所は、敏感になっている場合もあるので、できるだけ清潔な状態を保つため、水で口をゆすぐなどしておきましょう。

 

詰め物が取れた時にやってはいけないこと

歯の詰め物が取れたときに避けるべき行動を以下にまとめました。

詰め物を捨てる

取れた詰め物は、必ず歯科医院に持っていきましょう。詰め物によっては、再接着できる場合もあります。

詰め物を自分で接着剤でつける

自分で詰め物を戻そうとしないでください。詰め物が変形したり、歯が欠けることがあります。また、瞬間接着剤で詰め物をつけることは避けましょう。歯医者で取り外すのが難しくなり、歯を壊す可能性が高くなります。

詰め物が取れた側で噛む

詰め物が取れた側で噛むと、歯や歯根に負担がかかり、痛みを感じたり、さらに詰め物が破損したりする可能性があります。

熱い・冷たい飲食物をとる

詰め物が取れると歯の象牙質がむき出しになります。象牙質はエナメル質よりも敏感で、熱いお茶や冷たい水、ビール、ジュースなどの飲み物や食べ物が歯にしみることがあります。これらは避けるようにしましょう。

 

詰め物が取れないように予防する方法

以下の方法を実践して、詰め物が取れないように予防しましょう。

  • 硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避ける
  • 舌や指で触らない
  • 歯磨きやフロスで力を入れすぎない
  • 定期検診を受ける

硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避ける

氷、ナッツ、キャンディーなどの硬い食べ物や、ガム、キャラメルなどの粘着性のある食べ物は避けてください。

舌や指で触らないように注意する

詰め物に違和感を感じても、舌や指で触らないようにしましょう。触ることで詰め物が取れやすくなります。

歯磨きやフロスで力を入れすぎない

歯磨きやフロスをするときは、優しく丁寧に行いましょう。力を入れすぎると詰め物が取れる可能性が高くなります。電動ブラシや校内洗浄機の仕様も検討するといいでしょう。

 

歯医者の詰め物が取れたトラブルでよくある質問

詰め物が取れたトラブルで、よくある質問を紹介いたします。

    Q. 歯医者で当日、詰め物が取れたらどうしたらいいですか?

    詰め物が取れたら、できるだけ早く歯科医院に相談しましょう。次の予約日まで時間がある場合でも、すぐに連絡してください。取れた詰め物は水で洗い、清潔な容器に入れて保管してください。

    Q. 歯医者の詰め物がすぐ取れたら、また料金がかかりますか?

    一般的には、歯の詰め物がすぐに取れてしまった場合、再度詰め直す費用が発生することが多いです。治療後の保障期間を設けていることもあるので、治療を受けた歯科医院に確認してみると良いでしょう。

    Q. 歯医者の詰め物には寿命がありますか?すぐに取れてしまいました。

    詰め物は一般的に5~10年持つとされています。使用した材料の種類、メンテナンス頻度、生活習慣などによっても寿命は異なります。

    Q. 歯医者の仮詰めがすぐ取れたときの対処法は?

    仮詰めが取れてしまったら、できるだけ早く歯医者に相談しましょう。仮詰めが取れたまま放置すると、歯に汚れや細菌が侵入し、治療が再度必要になる可能性があります。

     

    まとめ

    詰め物は、歯医者の腕や選ぶ素材によっても取れやすくなることがあります。そのため、しっかり歯医者を選ぶことや、日頃のご自身のケアと定期的な歯科健診を受けることで、詰め物が取れることを防いでいけます。

    もし詰め物が頻繁に取れてお困りでしたら、安岡デンタルオフィス江坂院では、セカンドオピニオンも歓迎しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。患者様の状態がどこに原因があるのかを探った根本治療と長期的な視点の治療をご提案いたします。

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この記事の監修医師
医療法人 翼翔会理事長
安岡 大志
大阪歯科大学卒業後、最新の歯科治療技術を研究。数多くの症例を経験したのち、安岡デンタルオフィスを開業後、医療社団法人翼翔会の理事長に就任。臨床歯周病学会、国際口腔インプラント学会(ICOI)、日本口腔インプラント学会、日本臨床歯科学会などに所属、ICOI認定の指導医でもある。

当オフィスは患者様とのコミュニケーションを重視し、価値観やライフステージに合わせた最適な治療を提供いたします。患者様のご希望を叶えることが私たちの喜びですので、どんなことでもお気軽にご相談ください。監修者プロフィール詳細を見る⇒

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