2025.12.23
歯医者の初診料はいくら?虫歯や歯石取り時の費用の目安を解説

歯医者を受診しようと思ったとき、「初診料はどのくらいかかるのだろう」と気になる方も多いのではないでしょうか。
保険診療による歯科治療の費用は、国が定める診療報酬点数に基づいて計算されます。
初診料についても点数が決められており、時期によって見直しが行われることがありますが、2025年11月現在、初診料は267点となっています。
1点あたり10円で換算したうえで、自己負担割合(1割〜3割など)に応じた金額をお支払いいただく形になります。
自由診療では、初診時に相談料や初診料がかかる場合があり、その金額は歯科医院ごとに異なります。
なお、初診料は「はじめてその歯科医院を受診する場合」だけでなく、新たな症状で受診した場合や、前回の診療から一定期間が空いている場合にも算定されることがあります。
このコラムでは、歯科の初診料の基本的な考え方や費用の目安、初診時の一般的な流れについて、患者さん向けにわかりやすく解説していきます。
歯医者の「初診料」とは?
歯医者さんに初めて行くときに、必ずかかるのが「初診料」という費用です。
これは、特定の症状や病気について、初めてその歯科医院を訪れた際に発生する基本的な診察のための費用のことです。
初めてじゃないのに「初診料」がかかるのはなぜ?
「一度行ったことがあるのに、また初診料がかかった」という経験がある方もいらっしゃるかもしれません。実は、初診料は最初の1回だけとは限りません。
ずっと通っている歯医者さんでも、以下のような場合に、初診料が改めて発生することがあります。
- 新しい症状で受診するとき:虫歯の治療が終わった後、新たに「歯茎が腫れた」など、これまでとは違う症状の治療を始める場合。
- 期間が空いたとき:同じ症状の治療であっても、最後の診療から3ヶ月(90日)以上経過した場合など、期間が空いてしまうと、お口の状態を再度詳しくチェックする必要があるため。
基本的なルールとして、歯医者さんを訪れるたびに、「初診料」か「再診料」のどちらかが必ず発生します。
保険診療では、歯医者の初診料はいくら?
歯医者さんの治療の費用は、国(厚生労働省)が定めている「診療報酬点数」というルールによって細かく決められています。
診療報酬とは、診察や治療などの医療サービスに対する料金のことです。
診療報酬は2年ごとに改定され、そのたびにわずかですが変動があります。
2025年11月現在、初診料は267点になっています。保険診療では1点につき10円と決められており、健康保険に加入している人はその一部を自己負担します。
| 項目 | アフタ性口内炎 (一般的な口内炎) |
フィステル (根尖病巣の出口) |
|---|---|---|
| 治癒期間 | 1〜2週間で自然治癒する | 自然治癒しない、再発を繰り返す |
| 痛み | 強い痛みがある | ほとんど痛みがなく、違和感程度 |
| 形状 | 輪郭がはっきりした 白っぽい円形の潰瘍 |
ニキビのようにぷっくり膨らんだ 白いできもの |
| 特徴 | 刺激が加わると出血しやすい | 指で押すと、膿や血液が出てくることがある |
※自己負担割合は年齢を基準に定められていますが、所得区分や公費負担医療制度の適用状況により異なる場合があります。
歯医者の初診料はどこも同じ?

保険診療の初診料は、先ほどご説明した国のルール(診療報酬点数)によって決まっているため、どこの歯科医院でも患者様の負担額は基本的に同じです。
ただし、「自由診療」の場合は異なります。
健康保険が使えない自由診療(自費診療)は、クリニックが独自に料金を設定できます。
インプラントや一部の審美治療などが自由診療にあたります。
この場合、初診料などもそれぞれの歯医者さんによって自由に決められています。
自由診療を行っているクリニックを受診される際は、事前にホームページなどで料金を確認しておくと安心です。
初めて来院したとき、初診料以外でかかる費用は?
初めての受診やしばらく間が空いての再診の場合、初診料の他にもいくつかの費用がかかることがあります。
なぜなら、安全で適切な治療計画を立てるために、お口の状態を詳しくチェックするための検査が必要になるからです。
初診料の他に、どのような費用が発生する可能性があるか、ケース別にご紹介します。
クリーニングや歯石取りをご希望の場合
歯をきれいにしたい、歯石を取りたいという目的で来院された場合でも、まずは現状を把握するための検査が必要です。
主に、以下のような項目で費用が発生します。
- レントゲン検査:歯や歯茎の内部の状態(見えない骨の部分や、隠れた虫歯の進行具合)を確認するために撮影します。
- 歯周病基本検査:歯茎の健康状態をチェックします。歯周ポケットの深さや、出血がないかなどを測ります。
- スケーリング(歯石取り):専用の器具を使って、歯の表面についた歯石やプラーク(歯垢)を取り除く処置です。
- 歯科疾患管理料:患者様の症状やお口の状況、今後の治療・管理計画について、歯科医師がしっかりご説明する費用です。
- 歯科衛生実地指導料:歯科衛生士が、日々の正しい歯磨きの方法や、お口のケアについて個別指導を行う費用です。
クリーニング・歯石取りで初診料以外に必要な費用
保険診療で歯石取りやクリーニングを行う場合、初診時は、検査代などを含めて3割負担の方で3,000円〜4,000円程度が目安となります。
2回目以降は、検査や清掃の内容にもよりますが、1回につき1,500円〜2,500円程度となることが多いです。
当院の歯科クリーニング費用についての記事はこちら
虫歯の治療をご希望の場合
虫歯の痛みなどで初診された場合も、同様にまずは検査を行います。
当院の初診では、お口の中の視診やレントゲン検査などを実施し、3,000円〜4,000円程度が目安となります。
検査の結果、応急処置や本格的な治療に進む場合は、費用が加算されます。
- 簡単な虫歯治療(小さな詰め物など)の場合:約3,300円程度
- 虫歯が大きく、神経の治療(抜髄)が必要になった場合:約5,000円程度
※これらはあくまで治療の内容を一部含めた目安の金額です。虫歯の数や大きさ、使用する材料、その他の処置によって費用は変動します。
当院の症状別初診料の目安についての記事はこちら
初診料を抑える方法はある?

初診料の金額は、国(厚生労働省)のルールで決まっているため、基本的に安くすることはできません。
しかし、ちょっとした工夫で、余分な診療費が発生するのを避けることは可能です。
ここでは、治療全体にかかる費用を最小限に抑えるための大切なポイントをご紹介します。
-
治療を途中でやめない
何度か通院が必要な治療の場合、「痛みが引いたから」「忙しいから」と自己判断で通院を中断してしまうのは避けましょう。
- 再度の初診料が発生:治療の間隔が3ヶ月以上空いてしまうと、お口の状態を再確認する必要があるため、再度「初診料」がかかってしまい、費用が余計にかさみます。
- 病状の悪化:治療を先延ばしにすると、せっかく治りかけていた病気(虫歯や歯周病など)が悪化し、さらに大掛かりで高額な治療が必要になってしまう恐れがあります。
治療の進め方については、歯科医師としっかり相談し、次回以降の予約を取ってからお帰りになることをおすすめします。
スケジュール通りに治療を終えることが、費用を抑える一番の近道です。
-
「かかりつけ医」を決めてそこに通う
何か症状があるたびに、毎回違う歯科医院を受診しても問題はありませんが、費用面では少し非効率になってしまうことがあります。
- 検査の重複:新しい病院に行くたびに、過去の記録(カルテ)がないため、カウンセリングやレントゲン撮影などを再度行うことになり、そのたびに費用が発生します。
- 情報の一元化:かかりつけ医を決めて通うことで、これまでの治療歴や検査データが一元管理でき、よりスピーディかつ適切な治療を受けやすくなります。
もちろん、緊急の場合や、現在のクリニックの方針や雰囲気が合わないと感じた場合は、我慢せずに新しい病院を探す方が大切です。
その際は、以前の病院に、他の病院で治療を受けたい旨を伝えれば、紹介状や診療情報を提供してもらえることがあります。
これにより、新しい病院での検査の重複が避けられる場合もありますので、ぜひ相談してみてください。
大学病院などの大きな病院について 紹介状なしで大学病院などの大規模な医療機関を受診すると、通常よりも高い初診料(特定療養費)が加算されることがあります。
大きな病院でなければ対応できない特別なケースを除き、まずは地域のかかりつけ医にご相談いただくことをおすすめします。
歯医者の初診料でよくある質問(Q&A)

ここでは、よくいただく初診料に関するご質問にお答えします。
Q1. 久しぶりでも初診扱いになる?
A. はい、一定期間が空くと初診料がかかることがあります。
以前通院されていた方でも、最後の診療日から3ヶ月以上など、一定の期間が空いてしまうと、お口の状態が変化している可能性があるため、再度「初診」として診察させていただくことになります。
これは、患者様の現在の状態を正確に把握し、安全に治療を再開するために必要なステップです。
期間については歯科医院によって基準が異なる場合がありますので、ご心配な場合はご予約の際にお尋ねください。
Q2. 子どもや妊娠中でも初診料は同じ?
A. 基本的な初診料の「点数」は変わりません。ただし、窓口での負担割合が異なります。
基本的な初診料は、年齢や妊娠の有無に関わらず、定められた点数で計算されます。
しかし、窓口でお支払いいただく負担割合は、年齢によって異なります。
窓口負担割合の目安
- 0歳〜6歳(義務教育就学前)2割負担
- 6歳〜70歳未満 3割負担
- 70歳以上1 割または2割負担
※自己負担割合は年齢を基準に定められていますが、所得区分や公費負担医療制度の適用状況により異なる場合があります。
Q3. 初診料の支払いにクレジットカードは使える?
A. 歯科医院によって対応が異なります。
初診料を含むすべての医療費のお支払い方法については、それぞれの歯科医院が独自に決定しています。
クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済に対応しているクリニックも増えていますが、現金のみの場合もあります。
特に初診料のような少額の支払いについては、対応していない場合がありますので、ご心配な場合はご予約時に直接クリニックにお問い合わせいただくのが確実です。
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初診料は、初めて患者様のお口の状況を正しく把握し、安全で最適な治療計画を立てるために欠かせない大切な費用です。
初診料は、保険適用の場合は、基本的にどの歯科医院でも同額となります。
ただし、自由診療の場合は、歯科医院によって異なりますので、事前に歯科医院のホームページなどで確認してから受診するようにしましょう。
当院では、お電話のほか、ホームページの問い合わせフォームやLINEでのお問合せも受け付けております。
費用や治療内容について、ご不明な点、ご不安な点がございましたら、お気軽にお問合せください。
スタッフ一同、皆さまに安心していただけるよう努めております。



