2019.08.07
よく噛むことによるメリット
安岡デンタルオフィスキッズルーム 保育士の岩見です。
皆さん、食べ物はよく噛んで食べましょう!と、子どもの頃から1度は誰もが聞いたことがある言葉かと思うのですが、よく噛んで食べることは、子どもから大人まですべての人にとって、とても大切なことです。
よく噛んで食べることには様々なメリットがありますが、昔に比べて食の内容や環境が大きく変化した影響により、よく噛んで食べる人が少なくなってきていることが問題となってきているようです。
「一口30回噛みましょう」とよく言われますが、実際の食事でこのことが実践できている方はいらっしゃるでしょうか?
咀嚼時間が長いため、忙しくてそんなの待てない!という方も多いかもしれませんが、よく噛むことで得られるメリットはたくさんあります。
●唾液に含まれる消化酵素の働きで、消化しやすくなる。(胃腸の負担が軽減される。)
●唾液の分泌が増えることで、口腔環境が良くなり、虫歯予防につながる。
●よく噛むことで、食べ物の味や香りが広がり、味わいが豊かになる。
●食べ物がよくかみ砕かれることで、胃液と混ざりやすくなり、食中毒予防につながる。
●噛む刺激で、あごの筋肉が発達し、永久歯の歯並びがよくなる。
●あごを動かす刺激で、脳が活発に働くようになり、集中力や感情をコントロールする力がアップする。
●よく噛むことで必然的にゆっくりとした食事時間になり、満腹中枢がタイミングよく刺激されるため、過食を防ぐ。
などなど、
心身の健康にとってとても大切なことであることが分かります。
ぜひ今日から、『よく噛むこと』を毎回の食事で意識してみてくださいね!