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歯科医師が教える歯の健康のための【歯のコラム】

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2017.08.07

知らないと損!歯医者さんで高額請求されないための事前チェック4項目!

歯医者と聞くと、何度も通わなくてはいけないイメージがあると思います。
そしてその度に費用がかかり、治療を終えるころにはかなりの費用を要したと感じる方も多いでしょう。
では歯医者で高額請求されないためのポイントはどこにあるのか、こちらでご紹介します。

いちどに治せないのはどうしてなのか

いちどに治せないのはどうしてなのか
チェックポイントの前に、なぜ何度も治療に通う必要があるのかを簡単に説明します。
確かに「治療が必要な歯は全部一気に治療してくれればいいのに」と思う方は多いでしょう。

これは治療上の問題もありますが、主な理由は日本の保険制度にあります。
患者様一人一か月の平均治療点数が高い歯医者は、厚生労働省の指導の対象になってしまうからです。
また治療を引き延ばすことで月平均点数は下がりますが、治療終了までの総点数にすると、増益となるからというのが理由です。

保険適用の治療は、どこの歯医者でも同じ

例えば保険で虫歯の治療を行った場合、虫歯の進行具合により治療日数と費用が変わってきます。
程度が軽く、少し削ってレジンと呼ばれるプラスチックで詰める治療なら治療日数は1日、約2,000円で済みます。
一方、虫歯が進行し、神経を抜く治療を行った場合は当然それよりも高くなります。
費用は約4,000円、痛み止めなどの投薬があった場合はもう少し高くなり、通院も根の治療の場合は数回を要します。

虫歯の進行や治療内容により費用が異なり、処置が重くなるほど費用が高くなると考えてください。
費用ですが、保険適用の場合、どこの歯科医院でも費用は変わりません。
保険を使った被せ物やブリッジ、入れ歯もだいたい相場は同じです。
基本的なことですが、まずこのことをしっかりと認識しておきましょう。

保険適用で白い被せ物が可能なものとは

保険適用の被せ物は金属素材のもの、いわゆる「銀歯」と呼ばれるものが一般的です。
ただし犬歯までの前歯と、これまで保険適用で白い被せ物が出来なかった小臼歯は、白い被せ物が装着できます。

■前歯の被せ物

前歯は「前装冠」と呼ばれる被せ物を装着します。
これは表側が白いプラスチック、裏側と内部が金属素材でできています。
周りの歯に合わせた色味で作成しますが、自費のものに比べるとプラスチックは経年劣化とともに黄ばみやすく、歯ぐきが下がってくると金属が溶けだして黒ずみが目立ってしまう可能性があります。

■CAD/CAM冠について

これまで小臼歯の被せ物を作成する際、保険適用では銀歯しか作成できませんでした。
しかし保険診療の改定が行われ、小臼歯のみ保険で白い被せ物が作成できるようになりました。
これが「CAD/CAM冠」です。

前歯の前装冠と異なり、レジンにセラミックの微粒子を混ぜたこのCAD/CAM冠は、金属を一切使っていません。
このため金属アレルギーの心配がありません。
また口を少し開けた時に見える歯が銀歯ではなく、白い歯であることは笑顔に自信を持つことができることから、精神的にもとても良いと考えられます。

ただしこのCAD/CAM冠は必ず作れるわけではなく、ブリッジや連冠と呼ばれる治療法の場合は選択できません。

歯科医師とよく相談し、CAD/CAM冠が可能かどうか確認してください。
CAD/CAM冠が適用されるにも関わらず、自費治療を勧められて高額な費用を払うことになると、損した気持ちになってしまうかもしれません。
もともとセラミックなどの自費治療を考えている場合は別ですが、保険適用で白い被せ物を着けることができることを知っておくと損はないでしょう。

自費治療を行う場合は、費用を明確に

自費治療を行う場合は、費用を明確に
保険治療と異なり、自費治療は歯医者により料金が異なります。
自費治療を選択できる治療として、審美治療(虫歯などで神経を取った歯の被せ物を美しく仕上げる)などがあります。
近年ではインプラント治療(手術代、インプラント体および人工歯など)およびインプラント手術に必要な外科手術、矯正治療、ホワイトニングなどでご存知の方も多いでしょう。

また予防治療においても保険で行う歯石除去の他に、自費で行う歯のクリーニングがあります。
保険では使えない薬剤を用いてプラークを除去し、健康な歯と口腔内を保ちます。
このクリーニングも自費のため、どのくらいかかるのか確認すると良いでしょう。

自費治療は、最低限の機能を補う保険治療と異なり、機能面と美しさ、よりよい口腔内を求める方にはとても良い治療です。
しかし保険治療と異なり、自費治療は高額であることは当たり前です。そこが自費治療の落とし穴とも言えます。

思わぬ高額請求をされてどうしてよいかわからなくなってしまわないためにも、HPなどで自費治療の料金が明確に表示してある歯医者を選ぶようにすると安心です。
また治療を進めていく段階で、保険治療か自費治療か迷う場合、自費治療を選択するとどのくらいかかるのか、シュミレーションしてもらうのもよいでしょう。

無駄に通わずに済むためには

歯医者へ通い始める理由は、虫歯で歯が痛い、歯ぐきから血が出て歯がグラグラするなど、ある程度症状が出て困ってしまったからでしょう。
必要な回数だけ通院し、無駄な出費を抑えるためにはきちんと治療に通うことです。

特に根の治療は数回通わなければいけません。
これは面倒に思われがちですが、きちんと根の中を綺麗にしておかないと、再び細菌が根管の中に入り込み、いつまでも痛みが取れずに何度も通院しなければいけない羽目になります。

またインプラント治療後は必ずメンテナンスに通う必要があります。
インプラント周囲炎になり、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまうなどのトラブルが起きてしまうことから、せっかくの高い費用が無駄になってしまいます。
無駄に通わず済むためには、歯医者で指示されたことをきちんと守ることです。

高額請求されないためには、まず歯医者選びから

以上、高額請求されないために知っておくべき4つのポイントをお話ししました。
歯医者へ通う上で大切なことは、歯科医師との信頼関係です。
今の治療ではどのくらいの費用と回数がかかるのか、自費治療にした場合はどのくらいかかるのかなど、納得いくまで何度も相談することでトラブルは回避できます。

また料金システムがしっかりと明記されている歯医者を選ぶことも非常に大切です。
知らずに高額請求されないためにも、HPや口コミなどを参考に、良い歯科医院を選ぶようにして下さい。

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