2016.08.01
歯が綺麗だから笑顔が素敵なのか?笑顔が素敵だから歯を綺麗にするのか?
無表情な人とくらべて笑顔の人は「明るい」や「きれい」という好印象をもたれやすく、大きく笑った時のほうが口元や歯に注目されやすいという研究結果が、アイトラッキングの調査世界最大手のトビー・テクノロジー株式会社によって発表されています。この研究ではさらに、歯並びが悪い人の笑顔の場合、歯並びがいい人に比べて口元や歯を見られる時間が長くなり、悪い印象になるという傾向も明らかにされています。つまり、この研究結果は笑顔が素敵だと思われる人は歯並びがいい人ということも言えます。
よく、歯並びは遺伝という風に捉えている方もいらっしゃいますが、実はそれだけではありません。見落とされがちな原因のひとつとして、食生活がひとつとされています。 ●食事の量が少ない ●あまり噛まずに食べる ●食事の際の姿勢が悪い ●清涼飲料水を多く飲んでいる 食事や噛む回数という項目は目にしたことがあるかもしれませんが、清涼飲料水の飲みすぎが歯並びに関係あるということはあまり知られていません。清涼飲料水の中に含まれる砂糖と酸が、歯のエナメル質を溶かし、歯ブラシなどで酸腐食が進み歯が削れてしまうことがあります。これにより、歯に隙間が生じるというリスクがあるのです。 また、呼吸法と歯並びにも関係があるといわれています。口呼吸の場合、口を開けたままの状態が続き、唇を閉じる筋肉がゆるんだままになります。それにより、前歯を内側に押す力が弱まります。結果、前歯が出っ張った状態になるので、口呼吸が多い人ほどこういった症状が多くなると言われています。
素敵な笑顔の裏には、きれいな歯が欠かせません。きれいな歯並びのために、歯医者さんに歯の矯正をしにいらっしゃる人もいますが、矯正を続けていても歯並びを悪くしてしまう習慣を改善しないといけない場合もあります。特に、ここに挙げたものに多く当てはまったということであれば、習慣を改めてみることも歯並びの改善には大切といえるでしょう。