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歯科医師が教える歯の健康のための【歯のコラム】

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2017.12.15

見た目だけじゃない!「出っ歯」は健康にも悪影響を及ぼすかも

出っ歯といえば誰を思い浮かべるでしょうか。バラエティー番組で活躍する某有名人たちですよね。他にもげっ歯類のような顔立ちをしているのが誰もが知る人気女優や女性アーティストもデビュー当時は歯が特徴的だったといわれています。 こうした芸能界にもたくさんの出っ歯やげっ歯類のように歯が前に出ている人たちはいますが、一般人であればそれが悩みという人もいるでしょう。見た目が悪いという悩みがほとんどですが、実は身体にも悪影響があることを知っていましたか?安岡デンタルと一緒に見ていきましょう。

見た目への影響

見た目への影響

出っ歯の人は基本的に見た目にコンプレックスを抱く人がほとんどです。前歯が出ていると前歯の色味や食べカスも目立ってしまいますよね。さらに、普段は気にならない歯茎の色まで気になってくることもあります。 前歯が出ていることを売りにしている某有名芸能人とは違い、一般人の方たちは前歯が出ていることをコンプレックスに感じることが少なくありません。

どんな影響があるのか?

実際に前歯が出ていると身体にどのような影響が出てくるのでしょうか。 1. 唇が乾燥しやすい 前歯が出ていると上下の唇が完全に閉じにくくなります。そのため、完全に閉じないと唇に適度な唾液が付着しないので結果として乾燥しやすくなります。冬は特に乾燥しやすく、あかぎれのように唇が切れてしまうこともあり、注意が必要です。 2. 前歯の歯茎が乾燥しやすい 唇が閉じないことに関係しています。唇だけでなく歯茎も乾燥してしまい、思わぬトラブルを引き起こすリスクも存在するのです。本来、歯茎には唾液がついて湿度が保たれていなければいけませんが、乾燥してしまうと唾液の役割でもある抗菌作用が低下してしまいます。抗菌作用が低下することで歯周病原因細菌が活発に活動しやすくなり前歯の歯茎から歯周病が進行していきます。 3. 前歯が虫歯になりやすい 前歯も乾燥するので前歯についた虫歯原因細菌も除去できず虫歯ができやすい環境に陥ります。出っ歯の人は特に前歯の歯並びが悪いことも多いので磨き残しがあることも多く、加えて乾燥の影響によって虫歯のリスクが上昇してしまいます。 4. 前歯で咬みきれない 上下の前歯同士で接触しにくいのが出っ歯の人の特徴です。上下の前歯同士は接触せず空間が空いてしまうので麺類を食べても前歯で噛み切りにくい傾向にあります。前歯で上手く噛み切れないと奥歯で噛むしかありませんが、その分噛む効率は低下します。噛む効率が低下するとよく噛んでいないものも飲み込んで消化不良を起こすことがあるので意識して噛まなくてはなりません。 5. 発音しにくいことがある 子音である「s」は前歯の裏に舌先を当てることで発音されます。しかし、前歯が舌先へ届かないほど前方に傾いてしまっている場合は上手に発音しにくくなります。 6. 深く噛み合ってしまう 上の前歯が大きく傾いている場合、下の前歯は上の前歯の根元辺りに当たるようになります。食事は1日3回毎日食べられるので、ずっと前歯同士が不安定な位置で噛み合っていると結果として噛み合わせが深くなってしまいます。 噛み合わせが深いというのはしっかりと噛むという意味で、歯が削れるスピードが速くなるとも言い換えられます。 虫歯や歯周病の進行はドライマウスに患者さんと同じような症状です。ドライマウスのような口の乾燥を自覚している人は歯医者さんへ相談するようにしましょう。

なぜ出っ歯になるのか

なぜ出っ歯になるのか

出っ歯になる原因は一体どういったものがあるのでしょうか。 1. 口呼吸 幼いときから口で呼吸をしていると出っ歯になりやすい傾向にあります。歯並びは舌の圧力と頬の筋肉や唇の周りの筋肉で拮抗した結果、綺麗に並びます。しかし、口呼吸をしていると唇の周りの筋肉や頬の筋肉が弛緩してしまい舌の圧力が強く歯にかかります。そんなときに舌遊びなどで歯を押してしまうと前歯が傾く原因になります。 2. アデノイド肥大 アデノイドとは日本語で咽頭扁桃と呼ばれます。2歳頃から発達するアデノイドが細菌やウィルスが原因で肥大することがあります。アデノイドが肥大すると鼻の奥を圧迫することになり鼻呼吸ができなくなり、結果として口呼吸になり、前述の口呼吸と同じ状況に陥ってしまいます。 3. 幼い時の頬杖 幼稚園や小学校低学年など顎の骨が成長をする時期に頬杖をするなどしていると顎の発達を知らないうちに止めていることがあります。頬杖は控えるよう子供には注意してあげることが大切です。 4. 指しゃぶり 指しゃぶりは赤ちゃんがする遊びの一環ですが、3歳くらいまで指しゃぶりをしている場合は注意が必要です。先ほどの歯並びの話に戻りますが舌の圧力よりも、指しゃぶりをした時の頬の筋肉等が強く働いてしまうので歯並びが崩れてしまいます。また指を上の前歯の下に置いて吸うので、必然的に前歯は傾きやすくなります。

出っ歯を直したい時は?

気になる出っ歯を直したい時はどうしたらよいでしょうか。 やはり最適な治療法は矯正治療になります。 矯正治療はたくさん治療法がありますが、どの治療法を選ぶかは年齢で決めます。まだ成長途中の子供であれば成長のペースに合わせて顎の骨を前に出すことも、歯の傾斜を変えることも可能です。 大人になっても部分矯正で歯の傾斜を直すことはできます。また、費用はかかりますが短期間で治療する方法として被せ物もできます。歯の傾斜を変えるように被せ物を作って敵背うにかぶせることで歯並びを正常な状態に導くことができます。ただし、歯を大きく削ることになるので歯の神経を抜く処置をしなければいけません。

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