歯列矯正後の定期検診はどのくらいの頻度で行く?|江坂駅近くの歯科・歯医者なら安岡デンタルオフィス

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歯科医師が教える歯の健康のための【歯のコラム】

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2017.09.01

歯列矯正後の定期検診はどのくらいの頻度で行く?

歯科矯正をした後は、自身でのメンテナンスと、定期検診の両方が重要になってきます。矯正歯科後の定期検診はリコールと呼ばれますが、受けるのと受けないのでは大きな違いが出てきます。では、定期検診はどのぐらいの頻度で、そしてなぜ重要なのか。また、定期検診では具体的に何をするのかということを改めて説明していきましょう。

なぜ歯列矯正後の定期検診が必要なのか?

なぜ歯列矯正後の定期検診が必要なのか?

歯科矯正後には、リテーナーというワイヤーを使ったマルチブラケットなどの矯正装置を使って歯の位置を保定させていきます。そもそもこういった矯正装置は、歯を矯正した後に、移動した歯が自然と元の位置に戻ろうとしてしまう「後戻り」と言われる症状を防止するために使われます。 歯を移動させるということは、矯正装置によって力をかけた歯の周りの骨が溶けていき、そこの隙間に新しい骨ができる、ということを繰り返して完成していきます。つまり、矯正後もしっかりとその位置に歯があるというわけではなく、不安定な状態が続くのです。新しい歯の位置から、元の歯があった位置に戻ろうとするというのはこういった理由があるのです。 専門家の手による定期検診により、歯の位置がどうなっているのかということを把握し、後戻りしているのであれば、その状況と改善を行うということがとても大切なのです。これが歯列矯正後の定期検診の大きな目的の一つです。

リテーナーの装着期間はどのぐらい?

歯列矯正後は、リテーナーと呼ばれる、歯の位置を維持する装置を使う必要があります。リテーナーは、取り外しができるタイプとそうではないタイプの二種類がありますが、一般的に、矯正の治療が終わってから一年間ほどは、「後戻り」現象が目立つ時期なので、装着するべきだといわれています。一年を超えてくると、徐々に今の歯の位置に落ち着いてくる期間にさしかかってきます。それまではリテーナーはしっかりつけておきましょう。ちなみに、リテーナーをつけておく適切な期間は、矯正装置を付けた動的期間と同じぐらいと言われています。個人差はありますが、1~3年ぐらいが目途となるでしょう。万が一、定期検診に行けない場合でも、このリテーナーだけはしっかりつけておくべきでしょう。

一般的な定期検診の頻度は?

ある調査によれば、定期検診は3か月おきに行えばメンテナンスが続けられる限り、あらゆる歯の問題が再発しても、早期発見ができ、重大な影響を及ぼすことを阻止できると報告されています。ですが、当然その期間は人によって異なるため、月に1度程度の定期検診が必要な方もいます。担当の歯医者さんと相談し、現実的に定期検診を受診すべき頻度を確認し、例えば、1月、4月、8月などと自分でルールを決め、定期検診に向かってみてもいいかもしれませんね。

定期検診では何をするの?また、コストはいくらぐらいなの?

定期検診では何をするの?また、コストはいくらぐらいなの?

後戻りの他にも、定期検診ではクリーニングなども行います。クリーニングには保険が効く場合と聞かない場合がありますが、3000~5000円が妥当な金額とされています。矯正治療は本来的には自由治療のため、金額の設定が曖昧です。周りの歯医者さんの金額感を確認しながら、納得のいく金額で定期的なクリーニングを行うことをお勧めします。 歯や歯茎に付着したプラークを除去、抑制することをプラークコントロールと呼びます。プラークは歯周病や虫歯の原因になるため、定期検診やクリーニングによるこういった作業は非常に重要になってくるのです。 場合によっては、レントゲン撮影や噛み合わせのチェック、口全体の歯茎のチェックなども含まれます。

定期検診の他にできるメンテナンスの基本はブラッシング

歯列矯正後、自分で行う最適なメンテナンスはやはりブラッシングです。食事のあとに行うことを心がけることは当然、歯列が変わった後の歯の状態に合わせてしっかりと歯を磨くことが重要です。いつもの癖でするブラッシングよりもより意識した方法で行う必要がありますが、プロでない限り、磨き残しがない、という状態はありませんので、数か月単位で定期検診を行い、自分の口の中の衛生を守る必要があるのです。後戻りの状態を知るということに加えて、口の中の衛生を守ることが定期検診の目的というわけです。

定期検診で、後戻りと口の中の不衛生を防御しましょう

歯列矯正は、インプラントなどと比較しても非常に長い期間を要する施術です。せっかく長い時間を要した歯列矯正を完成させたのですから、その美しい歯並びを維持したいですよね。そのために、定期検診でクリーニングと後戻りのチェックを行いましょう。また、リテーナーをつける期間の長さは人の歯の環境それぞれに依存しますし、定期検診の中身も頻度も最終的には口の状態によります。一般的な期間を過度に信用するのではなく、安岡デンタルオフィスで定期検診を受けることによって、適切な期間の対処を行いましょう。

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