2015.05.14
酸蝕症について
こんにちは!歯科衛生士の松下です。
みなさんは酸蝕症をご存じですか?
酸蝕症とは、食べ物や飲み物などに含まれる酸によって歯が溶けることをいい、酸蝕症によって薄くなった歯のことを酸蝕歯といいます。
比較的酸性の強い飲食物等を取り続けることにより、歯の表面を形成しているエナメル質を弱体化させ、歯を薄く弱くしていきます。
症状としては、歯が薄くなることによって
歯がしみる(知覚過敏の症状)
歯が黄色みがかって見える。
歯が欠ける、割れる。
噛んだ時に痛みが出る。
詰め物がはずれる。
虫歯になりやすくなる。 といった症状があります。
予防法としては・・・
・食生活の改善で多く予防できます。例えば次のような習慣がある方は注意しましょう。
スポーツ後の水分補給に酸性飲料水を不規則に摂取している。
熱中症予防のために頻繁にスポーツ飲料を飲んでいる。
柑橘類の果実を習慣的に摂取している。
車の運転中や仕事中に酸性飲料や栄養ドリンクを頻繁に摂取する。
アルコールのちびちび飲みをする。
・酸性飲料はお口の中で長く放置をしないこと。
・酸性飲食物摂取直後は歯の表層が軟化している可能性がある為、飲食後30分のうがいや歯磨きは控える。
・酸性飲食物摂取後に歯磨きができない状況にある場合は水やお茶など中性飲料で口をすすぐようにする。キシリトーガムを噛むことも有効です。