虫歯治療の前の歯周病治療の大切さ
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2016.03.30こんにちは 。カウンセラーの岡村です。
みなさん、虫歯の治療をする際には必ず歯周病の治療がとても重要なのはご存知ですか?
歯周病の治療は虫歯の治療に比べて二の次になってしまっていませんか??
歯ぐきから下は「土台」、歯ぐきから上は「家」だとします。
歯は歯ぐきという軟弱地盤を貫通して骨の中に固定されているようなものです。
歯周病治療は、主に歯の基礎になる部分を安定させたり改良したりして、土台がぐらついたりしないようにします。
虫歯の治療は家の修繕になります。窓が割れたり、壁に穴が開いたり、屋根が壊れたり、破損の程度によって補修や交換などのイメージです。歯の色などは外壁の模様替えのようなものです。
虫歯の治療が優先的に行なえるのは、あくまで土台や基礎がしっかりしている家が原則。小さなリフォームや修繕であれば、1日で完了します。しかし歯がボロボロで歯周病も進行しているような場合では、基礎からやりなおすことになり建て替えとなります。こうなるとある程度の治療回数と治療期間が必要になってきます。
どんなに豪華できれいな家であっても、基礎がしっかりしていない家は長くは持ちませんし、下手をすると基礎ごと外れて家が無くなってしまいます。
では歯周病なのに虫歯の治療だけするとどうなるのでしょうか?
中程度以上の歯周病をそのままにして、虫歯の治療だけをした場合は、短期間で歯周病が進行して歯が抜けてしまうなんてことにはなりませんが、デメリットとして良く見かけるのは次のようなことです。
■歯と詰め物が密着が甘くなる
歯ぐきの炎症が続いている状態では、樹脂や金属を詰めるとき浸出液や出血などが歯と詰め物の間に入り込みやすく、セメントや樹脂に混じってしまうことがあります。このため強度不足や密着不足が起こって歯と詰め物にわずかな隙間ができてしまうことがあります。
■歯ぐきが下がる
歯周病の治療前に歯にかぶせものをすると、かぶせたあとで歯周病が進行したり、あとから歯周病治療を行なうと歯ぐきが下がり、 かぶせものと根の境目が目立ってきます。その隙間には磨き残しが残りやすくなり歯周病がさらに進行したり、隙間から虫歯菌が入り虫歯が再発してしまいます。
■歯がしみる
虫歯が原因で歯がしみると思っていたために、虫歯を治療しても歯がしみて納得できないことがあります。こんなときは歯周病が原因の知覚過敏の疑いもあります。虫歯部分の治療が完了しても歯周病が治療されていなければ、当然歯ぐきからの出血や歯がしみるなどの症状は改善しません。
普段から歯石取りなどの定期的メンテナンスを行なっている場合は虫歯治療だけでも問題はあまりありませんが、3年以上歯石を取っていない場合には、急な痛みが神経を取らなければならない虫歯を除いて、歯周病の治療が先行して行なわれることは、良い状態を長く保つために必要なことなのです。
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