2015.08.04
歯周病とアルツハイマー
ものをしっかり噛むと、刺激が脳に伝わり、脳を活性化するということは知っている方も多いかもしれません。
噛む刺激が脳に伝わり、アセチルコリン(学習能力に深く関わる伝達物質)を増やすのです。
そして、アルツハイマー型認知症は、このアセチルコリンの量が減ることが原因の一つと考えられています。
ぜひ食べ物はしっかり噛んで食べてください。
脳に流れる血液の量も増え、子供は脳が発達し、大人は物忘れを防止できるだけでなく、肥満予防やガン予防など様々なメリットがあるのです。
また、残存歯数とアルツハイマー型認知症との関係も最近注目されています。アルツハイマー型認知症の人のほうが、健康な人より残っている歯が少ないのです。
さらに、歯周病菌は動脈硬化を促進しますので、歯周病の予防が動脈硬化のリスクを減らし、脳血管性の認知症のリスクを減らすことにもつながります。
歯科助手 宮本