2015.02.06
歯に良い食べ物、悪い食べ物
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育児書などにも取り上げられているそうですが、「おかあさんはやすめ」という言葉をご存知でしょうか。オムレツ、カレーライス、アイスクリーム、サンドイッチ、ハンバーグ、焼きそば、スパゲッティ、目玉焼き、の頭文字をとったものだそうです。 |
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そのこころは、 「子供が好きな食べ物」であり、 「比較的簡単に作れる(=お母さんが休める)料理」なのですが、 「歯やからだに良くない食べ物」であるともいわれています。 今回は、歯やからだに良い食べ物悪い食べ物について考えます。 |
「おかあさんはやすめ」の料理があまり良くないとされるのは、 1.やわらかい料理なので、あまり噛まずに食べられる。その結果、 ・あごがあまり発達しないので、かみ合わせや歯並び、発音に影響が出る、顔の筋肉が発達しないと表情も乏しくなる。 ・歯や歯の周りの組織への刺激が減って、新陳代謝が悪くなり、歯周病の原因になる。 ・唾液も少ないので、歯の汚れが洗浄されず、虫歯の原因にもなる。 2.動物性脂肪を多く含み、カロリーも高いので、食べ過ぎると生活習慣病の原因になる。 などの理由によります。 良い食べ物を表す言葉としては、「まごわやさしい」などが知られています。これらが指す食品は、豆、胡麻、わかめ、野菜、さかな、椎茸、芋、ということになります。 歯に良い食べ物ということで考えると、カルシウムが多く含まれる、魚介類、牛乳、チーズ、その吸収を助けるビタミンDを含む食品などもあります。 「おかあさんはやすめ」の料理をはじめ、お菓子類にしても、大人も大好きな食べ物で、食生活には欠かせないものです。よい食べ物とされる食品とバランスよく摂り、食べた後には、きちんと歯を磨くことで、おいしい生活をおくりつつ、健康な歯とからだを保ちましょう。 |