歯ぎしりによる知覚過敏のリスクと対策|吹田市江坂駅の歯科・歯医者【安岡デンタルオフィス】

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2025.01.20

歯ぎしりによる知覚過敏のリスクと対策

 

こんにちは!安岡デンタルオフィスです。

知覚過敏で悩む方にとって、無意識の歯ぎしりは痛みを引き起こすかもしれないという不安の種となってしまいます。

また、冷たい飲み物や甘いものを口にしたときに歯にしみる感覚で、もしかすると知覚過敏が悪化しているのではないかと不安になってしまうこともあるでしょう。

この記事では、歯ぎしりが知覚過敏にどのような影響を与えるのか、予防と対策方法について詳しく解説します。

皆様が抱えている疑問や悩みに寄り添い、具体的な解決策を提供しておりますので、歯ぎしりや知覚過敏に不安を抱えている方やそのご家族は、ぜひ最後までお読みください!

 

歯ぎしりによる知覚過敏のリスクと対策

 

歯ぎしりが知覚過敏を引き起こす理由には、歯の摩耗や歯の構造に負荷がかかることが大きく関係しています。

歯ぎしりが知覚過敏を引き起こす理由とは?

歯ぎしりは、寝ている間などに無意識行われることが多く、その影響はかなり大きいものになってしまいます。

歯ぎしりの際に強い力が歯に加わるため、歯の表面が削られたり、歯の内部の象牙質が露出したりすることで、歯に刺激が行きやすくなります。

特に象牙質が露出すると歯が敏感になり、冷たい飲み物や甘いものなどの刺激に対して敏感に反応するようになります。

グライディング(歯を擦り合わせる動作)の影響

歯を削るように擦り合わせるグライディングは、歯の表面を摩耗させる原因の一つです。

グラインディングによってエナメル質が削られると、象牙質がむき出しになりやすくなります。

この象牙質の露出が知覚過敏を引き起こす大きな要因となります。

クレンチング(歯を食いしばる動作)の影響

クレンチングは、歯を強く食いしばる動作で、特に奥歯に強い力がかかります。

強い圧力がかかることによって歯に微細な亀裂が入ることがあり、亀裂を通じて刺激が神経に伝わることで知覚過敏の症状が引き起こされます。

タッピング(歯を軽く当てる動作)の影響

タッピングは、無意識に上下の歯をカチカチと軽く当てる動作で、頻繁に行われることで歯の表面がわずかに削られます。

少しずつ削られることで、エナメル質が減り、象牙質が敏感に反応するようになるため、知覚過敏の原因となり得ます。

なぜ歯ぎしりで知覚過敏が発生するのか?

歯ぎしりが知覚過敏を引き起こすのは、歯にかかる力が不均一で強すぎるためです。

通常の食事ではかからないほどの力が長時間歯に加わることで、エナメル質がすり減りやすくなります。

そのため、歯ぎしりの頻度が多い方は特に歯が磨耗しやすく、知覚過敏のリスクが高まります。

知覚過敏のメカニズムと痛みの仕組み

知覚過敏の痛みは、象牙質に存在する細い管(象牙細管)を通じて刺激が神経に伝わることで引き起こされます。

この象牙細管は、歯ぎしりなどの影響でエナメル質が削られると外部刺激にさらされるため、冷たいものや甘いものが象牙細管を通じて直接神経に伝わり、痛みを感じやすくなります。

 

知覚過敏を予防・緩和するための治療法

 

歯ぎしりによる知覚過敏の症状がある場合、適切な治療を受けることで痛みを和らげることができます。

突然の知覚過敏で困っているという方は、早めに歯科医院で相談をしてみることが大切です。

専用薬剤による象牙細管の封鎖

知覚過敏の治療には、象牙細管を封鎖する薬剤が使用されることが一般的です。

専用の薬剤を用いて象牙細管の入り口を塞ぐことで、外部からの刺激が神経に伝わりにくくなり、知覚過敏の症状が軽減されます。

レーザー治療での象牙細管封鎖

レーザー治療は、象牙細管を効果的に封鎖する方法として注目されています。

レーザーを使用することで象牙質の表面を密封し、刺激が直接神経に伝わるのを防ぎます。知覚過敏が進行している場合に効果的な方法です。

歯の欠損箇所の修復治療

歯ぎしりによって歯が摩耗し、欠けたり削れたりしている場合は、歯の修復治療を行うことで知覚過敏を軽減できます。

欠損箇所を補修することで、歯の表面を保護し、象牙質が露出しにくくなります。

深刻な場合の神経治療

歯の磨耗が激しく知覚過敏が深刻な場合、神経治療(根管治療)が行われることもあります。

神経治療とは、重度の虫歯治療で行うのと同様に歯の神経を除去し、痛みの元を取り除くことで、知覚過敏の症状を解消するという方法です。

神経を取り除くことで痛みは感じなくなりますが、神経を取った歯は途端に脆くなり、将来的に維持することが難しくなってしまうというリスクから、知覚過敏による神経治療は最終手段として選択されることが多いです。

 

歯ぎしりを防ぐためにできること

 

知覚過敏をなるべく起こさないためには、原因である歯ぎしりを予防することも欠かせません。

無意識下で行われる歯ぎしりを制御することは難しいですが、なるべく起こさないこと、そして極力歯に負担をかけないことが重要です。

マウスピースの装着による予防

歯ぎしりが習慣化している場合、夜間にマウスピースを装着することで歯の摩耗を防ぐことができます。

歯ぎしり対策として用いられるマウスピースはナイトガードと呼ばれ、ソフトタイプからハードタイプまでさまざまな種類があります。

マウスピースは歯を保護し、歯ぎしりによる知覚過敏の進行を抑える効果があります。

歯科医院で作るマウスピースは個々の口の形状に合わせて作成されるため、快適に装着することが可能です。

ストレス管理とリラックス法の取り入れ

歯ぎしりは日々のストレスが原因で起こることも多いため、ストレスを管理することが予防につながります。

日中のストレスが筋肉を緊張させ、寝ている間に不要な力が加わることで起こるのが歯ぎしりです。

そんなストレスを少しでも逃すためには、ご自身に合ったリラックス方法を生活の中に取り入れることが重要です。

一般的なリラックス法として、ヨガや深呼吸、趣味の時間を取り入れるなどが挙げられます。

また、睡眠の質を向上させることも、歯ぎしりの予防に役立ちますので、寝つきが悪い、すぐに目が覚める、寝具が体に合っていない、という場合にも改善を検討していきましょう。

 

歯ぎしり・知覚過敏に関するまとめと予防策の確認

 

歯ぎしりの癖がある方にとって、知覚過敏の発生や進行はいずれ直面する問題と言ってもいいでしょう。

知覚過敏になってしまうと、冷たいものを食べるだけで辛い思いをしたり、今後ホワイトニングを受けようと考えた際に希望通りの施術が受けられなかったりするかもしれません。

大きなリスクを抱えている歯ぎしりですが、適切な治療法や予防策を取ることで、症状を緩和することが可能です。

ストレスを感じている人は、なるべくストレス発散の時間を作るようにしたり、歯並びが原因の人は、歯並び改善の治療を検討したりしましょう。

まずは自分の症状に合った治療法を検討し、予防策も日常生活に取り入れることで、快適な生活を送ることができるようになります。

また、定期的な歯科検診も欠かさずに行い、歯ぎしりの兆候があった場合には早めの治療を心がけましょう。

本記事をお読みいただきありがとうございます。

何かご不明な点や、お悩みがございましたら、安岡デンタルオフィスにお気軽にご相談ください。

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